2024年冬アニメ「ぽんのみち」聖地巡礼後編です。


前編はこちら↓




4.尾道市街地(東エリア)


さて、後編は尾道市街地の東エリアの聖地を紹介していきます。

東エリアといっても僕が勝手に便宜上呼んでるエリアなんで、
具体的に言うと、国道2号線の防地口の交差点より東側になります。
通りでいうと川端通りより東側って感じですね。


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まずは尾道市立中央図書館から。
東8局、「尾道灯りまつり」の回で登場します。

イメージ的に街中の商業施設か公園かと思って
駅の周辺や商店街のほうを探してましたが、
調べてみたらまさかの図書館。

防地口交差点から北東方向、国道から山陽本線の高架をくぐって
斜めに入っていく細い道を少し進んた先のY字路のところです。
国道2号線から一本奥の路地に入ったところにあります。
周囲は住宅街っぽい。

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浄土寺下バス停より新尾道大橋方向。
オープニングで登場するこの景色、
海岸通りの東端。国道2号線との交差点手前にあります。

中央図書館からだと国道2号に戻って東へ少し歩いていった場所、
浄土寺の交差点から右に曲がって海のほうこうに入ったところになります。

手前に見える住宅の窓や壁の色が違いますが、
ここで間違いないと思います。


浄土寺


ここからは浄土寺になります。
尾道の市街地でも一番東、国道2号線が海沿いに出たあたりになります。

聖徳太子が開いたと言われるお寺で
足利尊氏が九州平定や湊川の戦いの際に戦勝祈願をしたと言われています。

また「本堂」と「多宝塔」は国宝とされ、「山門」「阿弥陀堂」は国の重要文化財。
境内一帯が国指定文化財に指定され「国宝の寺」とも言われています。

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上の浄土寺下のバス停から見た浄土寺の石段。
東6局で登場。

ここも信号で車が並ぶ上、観光客もいたりするので
写り込みなしで撮るにはタイミングが必要かも?

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浄土寺の山門、東8局で登場。

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浄土寺本堂。東6局で登場。

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同じく東6局より、浄土寺本堂前から山門。
作中に合わせて撮るのは難しいかも?

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浄土寺境内、阿弥陀堂多宝塔
東8局のカットです。

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ふたたび東6局のカットから。
阿弥陀堂と多宝塔、そして浄土寺山です。

指差す方向に僕もいまから登山します^^;


浄土寺山


浄土寺山。
標高178.8m。尾道市街東側に位置し、千光寺山、西國寺山と並び尾道三山数えられます。

浄土寺の裏にあるこの山を登ります。
東6局でなしこちゃんたちが登山した山です。

浄土寺の東側の道を登れば登山口です。


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浄土寺東側の道。

画面左側には海龍寺というお寺があります。
浄土寺と海龍寺の間を登っていくカタチになりますね。

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瑠璃橋。
登山口の入口にある橋です。
お墓の横を抜けて山道に入ります。

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天空の鳥居手前の登山道。

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上の画像の場所の少し上。
天空の鳥居そばまで登って振り向いた場所になります。

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天空の鳥居。

天空の鳥居といえば「結城友奈は勇者である」の聖地、観音寺の高屋神社を思い出しますね。
こちらはそれよりも低い位置にあるかなー。

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鳥居正面からではなく側面から尾道市街を見下ろせます。

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ちなみにこちらが観音寺の天空の鳥居。

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浄土寺山登山道の途中にある岩。
お地蔵様などが祀られていました。
作中のように岩の下をくぐって進みます。

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浄土寺奥之院満福寺境内への階段。

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満福寺お堂の階段下。

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満福寺境内。

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満福寺本堂。

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浄土寺山展望台。
満福寺のすぐ裏手の高い台にあります。

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浄土寺展望台上部。

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浄土寺展望台から尾道水道(尾道市街地方向)。

浄土寺から展望台まで。
聖地を巡りながら登った時間は約1時間でした。
まっすぐ登れば山頂まで約20分。距離は1キロらしいです。

僕は3月に登ったのですが、それでもけっこう汗だくでした。
夏場に登るなら水分補給は必至なので、飲み物等を忘れずに。

ちなみに山頂付近まで車で行くことも可能らしいです。
ただし道がせまいので大型車は通行不可です。


新尾道大橋


作中に何度か登場する向島への橋「新尾道大橋
作中のカットを撮るには船に乗ったり、見下ろせる高台までいかなきゃいけないので
難易度は高いです。

今回は簡単に行ける一箇所だけご紹介。

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東5局のカット、尾崎バス停より新尾道大橋。

浄土寺下交差点より国道2号線に沿ってさらに東へ。
国道沿いの小さな漁港のある場所です。
「尾崎」というバス停が目印。


5.尾道市街地(西エリア)


次は尾道市街西エリアにある聖地を巡っていきます。
西エリアは尾道駅より西側のエリアとします。

ほとんどの聖地は尾道駅より東側にありますが、
西側にもいくつか登場するポイントがあります。
そこを巡っていきます。


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生鮮壱番館エブリィ尾道新浜店。
東3局で、カレーの材料を買い出しに行ったスーパーです。

尾道駅から国道2号線沿いに東へ500mほど行ったところにあります。
ここの駐車場、けっこう車の出入りも多いので撮影には注意してください。

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エブリィと同じ敷地内にあるドラックストア「スーパードラックひまわり」前です。
奥の看板はダイソーです。
道は作中ほど広くない印象。

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ダイソーの駐車場の奥にある民家です。
「ひまわり」の看板はこの位置にはありません。

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東2局のオープニング後に出てくる景色のひとつ。
上のエブリィの前の国道と並行して走る1本奥(山側)の道にこの景色はあります。

エブリィから国道を少し引き返して
最初の信号(巌通通り交差点)を山側(線路側)に曲がって
小さな踏切(巌通踏切)を渡って川沿いに歩いたところにあります。

ここだけ新し目の橋なのでわかると思います。
橋をわたった先は住宅地になっています。

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「雀荘ぽんぽん」のモデルだと言われる建物が存在しました。
コーヒーハウス嵯峨」という喫茶店です。

周囲の背景も違うし、建物も完全一致ではないけど、雰囲気は似てます。

場所は国道2号線をエブリィからさらに西へ1キロ。
駅からだと約2キロの場所です。
徒歩だと30分くらいかかります。

海側にローソン(尾道古浜町店)があってそこを海側に曲がればすぐです。
作中では小高い場所にある感じだったので、
海のそばだったとは盲点でした。

最初は完全にオリジナルって思ってたから
尾道にモデルが存在したとは驚きでした。

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東2局で登場したこの看板。
同じような看板は港付近でけっこう見かけましたが、
下に「警告」がある看板は見つかりませんでした。

まさかこんな遠い場所にあるとは…。

この看板があるのは吉和漁港。
「コーヒーハウス嵯峨」よりさらに約1キロ西に行った場所にあります。
駅からだと約3キロ。徒歩で40分くらい。

国道2号線と山陽本線が並ぶあたり、
正徳橋交差点を海側に曲がり、少し行ったところが吉和漁港です。
看板は南側に突き出た埋立地、行き止まりの道の途中にあります。

僕は歩いて往復しましたが、
行きはバスで吉和漁港最寄りの正徳橋バス停までバスで行って
帰りに歩きながら聖地を巡っていったほうがいいかと思います。

まあ車があれば楽なんですけどね^^;


6.尾道市街地以外(向島・因島・養老温泉・広島市)


最後は、尾道市街以外の聖地を紹介していきたいと思います。


瀬戸内サンセットビーチ(生口島)


東7局の水着回で登場した海水浴場は
生口島(いくちじま)にある「瀬戸内サンセットビーチ」です。

生口島は尾道からしまなみ海道を渡ると3つ目の島になります。
尾道から車で行っても片道40分程度はかかります。

生口島北ICからぐるりと島を反時計回りに半周して
島の西側にある海水浴場になります。
広い無料駐車場があるので車で行くのがベストかと。

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ビール呑んでるおっさんの人形実際にありましたw

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サンセットビーチ海側より。

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ビーチ北方向。山は作中ほど高くない感じ。

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監視台もしっかりありました。

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ウッドデッキより砂浜。

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トイレとかの建物は一致するんだけどフェニックスの木はもう少し離れた場所にありました。

瀬戸内サンセットビーチ、なかなか良さげな海水浴場でした。
市街地からここまで離れていると夏でもあまり混雑してなさそうですね。
海も綺麗だし、砂浜もゴミとか落ちてないし、機会があれば夏にまた行ってみたいです


向島町マリンユースセンター(向島)


東5局、BBQ回でなしこちゃんたちが行ったのが
向島(むかいしま)にある「尾道市マリンユースセンター
作中では「向島町マリンセンター」となってました。

向島はしまなみ海道を渡って最初の島。
無料の尾道大橋を渡っても行けます。
尾道から尾道水道を挟んで対岸の島ですね。

尾道市内からだと車で15分ほど。
「向島町マリンユースセンター」は島の南東にあります。
キャンプ場、体育館、マリンスポーツ体験、芝生広場や遊具広場などがあります。

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マリンユースセンターの入口にある石碑。
向島町は尾道市に編入されたので、「向島町」とあるのは昔の表記のままなのでしょうね。

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芝生広場のフェニックスの並木。

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キャンプ場。
木の形が誓うけどだいたいこの位置だと思います。
キャンプサイト使用されてる区画が多いので、ここが空いてたのはラッキーだったかも?

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芝生広場にある東屋。

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東屋を少し離れたところから。

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瀬戸内に沈む夕陽。

この場所わからなくてけっこう探し回りました。
芝生広場のある場所じゃなくて、
センター入り口付近にある入江、小さな砂浜がある場所。

作中では夕陽が沈むシーンですが、
実際にこの場所で見えるのは朝陽じゃないかと思います。
実際のこの場所、海は東側に存在します。

夕陽の場所が実際には朝陽の方向というのは、
聖地巡礼あるあるですねw


養老温泉本館


東4局の合宿回で宿泊した温泉施設は尾道市美ノ里町(みのごうちょう)にある
養老温泉本館」です。
養老温泉っていうと岐阜のほうを思い出しますが、
同名の温泉が尾道(広島)にもあったんですね。

養老温泉へは国道184号線を山陽道尾道インター近くまで北上します。
尾道駅からだと車で約10分。距離にして6.5キロほどあります。
徒歩で行くと1時間半ほどかかるようです。

作中では合宿ってことで歩いて行ってますが、送迎バスとか利用したほうがよさそう…

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養老温泉本館入口。
ちなみに駐車場は裏にあります。
日帰り入浴もできるので聖地巡礼の疲れをここで洗い流すのもいいのかも?

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養老温泉本館前から国道に上る坂。
ここから尾道市街地に帰るとなるとまた大変ですね。

広島市内(NHK広島放送局前)


そして少しだけ登場する広島市内
東8局、広島市内に住む跳ちゃんがなしこちゃんからお泊りのお誘いをされるシーンで登場。
この場所は実際に広島市内あります。

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NHK広島放送センタービル横(平和通り)。

広島駅からだと広電(路面電車)の袋町駅下車。
徒歩だと40分ほどかかります。
平和公園に渡る平和大橋の手前です。


以上、長くなりましたが「ぽんのみち」聖地巡礼でした。

本格的な舞台探訪は一昨年の「放課後ていぼう日誌」以来、久しぶりとなりました。
やっぱり作中のカットの絵を求めて散策するのって楽しいですね。

尾道は10年ほど前に「たまゆら」の聖地巡礼で少し歩いたくらいで、
じっくり歩き回る機会がありませんでした。
いつかなにかの機会にじっくり巡ってみたいとは思ってたんですけどね。

アニメの聖地としては多くの作品の舞台になってる尾道ですが、
残念ながらその中の作品で
聖地巡礼をしようと思うほど好きな作品には出会えませんでした。

そんなかで始まった「ぽんのみち」。
これはいい機会ではないかと思い、舞台を巡ることにしました。
放送中に2回、のちにもう2回、計4回の尾道訪問でここまでの舞台探訪ができました。
(あと1回はどこかで行きたいとは思ってます)

思い返せば、昨年秋の「北九州ポップカルチャーフェスティバル」で
「ぽんのみち」ブースを見たのがファーストコンタクトでした。

放送開始すぐは見てなかったんですが、
キャラデザが「五等分の花嫁」の春場ねぎ先生だと知って興味を持って見始めました。
最初は麻雀アニメということすら知らずに、見てから麻雀アニメだと知りました。
まあ実際は麻雀アニメもどきなんですけどねw

世間の評価的には麻雀をしない麻雀アニメなどと揶揄され
一部ではクソアニメ認定されてますが、僕は面白いと思いました。
尾道を舞台にした麻雀アニメ風日常アニメってことでw

そんな感じで、尾道を本格的に散策する機会を与えてくれた
「ぽんのみち」との出会いに感謝です。
まだ巡れてないカットもありますし、
作中に登場したお祭りとかも行きたいですねー。


(おわり)



編集後記
※2024年7月19日追加

2月に始まった聖地巡礼、半年たった今、ようやくまとめることができました。
聖地巡礼中いろいろあったけど、なんだかんだで楽しかったです。


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千光寺頂上展望台にいた跳ちゃんとなしこちゃん。


最初は「ぽんのみち」聖地巡礼を理由にテキトーに尾道巡れたらいいやーって
軽い気持ちで聖地巡礼はじめたんですけど、
放送中だったということもあって、
番組も聖地巡礼もどんどん楽しくなっていっちゃった感じです。

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観光協会のパネル巡りの景品でもらったチョンポちゃん。
嬉しかった。いい思い出です。


聖地巡礼してると作品も好きになるという相乗効果、
今までにも体験したことですが今回は特に顕著だったと思います。


もともと尾道は観光地で人気のある場所だったし、
僕も縁あって何度か行った場所だったのもあって、
この魅力的な場所で繰り広げられる女の子たちの日常アニメ。
意外と面白かったです。

麻雀という要素は舞台装置として楽しみました。
パロディとかの要素もそれなりにわかったしね。


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市役所にいたぱいちゃんと泉チャン


そんなこんなで気がつけば「ぽんのみち」だけで4回も尾道訪問。
2つ隣の県で、しかも新幹線で行けちゃうから
遠いけど行きやすく、気軽に行ける場所ではあるので(お金はかかりますが^^;)
忙しい中なんとかやりくりして、ついつい通っちゃいました。


ぱねる (7)
千光寺ロープウェイのエレベーターの中に貼ってあったポスター。
放送当時は尾道のいたるところでポスター見かけました。


まとめてみると自分こんなに巡ってたのかと驚きでした。
背景でこんなに尾道出てたんかいと、まとめてみて気が付きました。
印象的にはちょこちょこって場面転換のときに映るだけって感じがしてたので。
もうこれはしっかり尾道アニメでしょ!


ぱねる (3)
桂馬蒲鉾商店さんにいたなしこチャン、ぱいチャン、リーチェチャン。
放送時期には商店街もパネル多かったですね。


数えてみたら、このブログで掲載した写真は120枚。
そんなに巡ってたんだ!そりゃまとめも長くなりますはー。

とりあえず今回で「ぽんのみち」聖地巡礼は一区切りです。
あと少し巡ってない場所と写真がいまいちだった場所があるので、
そのうち、もう一度尾道に舞台探訪に行くつもりではあるけど、
一旦いはこれでおしまいってことで。


ぱねる (16)
尾道観光協会は入ってる建物の掲示板にもポスターが。


素敵なアニメと楽しい聖地めぐりをありがとうございました。
たいへん満足な聖地巡礼、舞台探訪でした。


【取材履歴】
2024年 2月23日:第1回 聖地巡礼(市街地)
2024年 3月 9日:第2回 聖地巡礼(浄土寺山・広島市内など)
2024年 4月20日:第3回 聖地巡礼(因島・向島・養老温泉本館)
2024年 6月15日:第4回 聖地巡礼(市街地巡れていないところ全部)


※ご注意※
当エントリーでは作中の画像を比較研究目的により引用しています。画像等の著作権は”cIIS-P/ぽんのみち製作委員会 ”に全て帰属します。


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