お待たせしました、秋の倉吉・観音寺遠征レポートその6です。
前回は朝の観音寺散策の模様と観音寺港を伊吹島へ向けて出港したところまで書きました。
今回は伊吹島の聖地巡礼レポートを書いていきます。
真浦港より伊吹島に上陸
午前11時35分。
観音寺港を出港してから約20分、まもなく観音寺の沖に浮かぶ伊吹島に到着です。
いよいよ近づいてきましたネ。
目前に島の全体が見えてきました。まもなく入港です。
防波堤に鳥(かもめ?うみねこ?)がたくさーん!!
すごい数です。防波堤にコロニーを形成してますね。
午前11時40分、25分の船旅を終え、伊吹島真浦港に到着です。
伊吹島初上陸ドキドキ!!
ようこそようこそ!
上陸後すぐ、ゆゆゆの観音寺コラボポスターの場所!
ほぼ一致だと思います。
伊吹島観光マップ。伊吹島は周囲5.4Kmの有人島です。民家は南側中央部に集中してるようです。南に真浦港。北に北浦港という2つの港があります。
坂道を登りトイレの家へ
島での移動は徒歩になりますが、港を出てからいきなり急坂を登ることになります。島内の道は基本的に狭くアップダウンも激しいです。
島民の方々は原付きバイクでの移動が多いみたいです。
坂道が多いため、自転車での移動はしんどそうです。
一応乗り合いバスもありますが、バスという名の軽自動車らしいですw
たいぶ登ってきました。
9月も下旬で残暑もなくなり、涼しくなったとはいえ、それでも、けっこう汗だく。
真夏に行かないほうがいいとアドバイスを頂いてたのですが、まさに正解でした。
トイレの家。
瀬戸内交際芸術祭2013で設置された作品。
ちゃんと公衆トイレとして利用できます。
トイレの家は、港から坂を登ってすぐの伊吹島小学校旧校舎の敷地内にあります。
入り組むような作りは島内の路地をイメージしたものなんだそうです。
伊吹八幡神社
ゆゆゆの聖地スポットである伊吹八幡神社に来ました。
トイレの家から道を挟んだ反対側です。
立派な楼門ですね。島の規模の割に大きな神社だと思いました。
拝殿。とりあえず参拝して神様のご挨拶をしておきます。
聖地巡礼ポイントその1。伊吹八幡神社、絵馬堂。
勇者の章、第二話で東郷さんのいる壁の外へ向うためにジャンブしながら移動したシーンで出てきた場所です。
毎年、旧暦6月1日に行われる神楽祭(夏超神事)ではこの絵馬堂で神楽が奉納されるそうです。
神楽祭は江戸時代より島で続いてる神事だそうで、他では見られない貴重な舞がみれるそうです。
伊吹八幡神社の狛犬さん。
路地から見える景色
いりこの顔出しスタンディは世界広しといえどもたぶんここだけじゃなかろうか?w
さらに坂道を登っていきます。
路地を歩いてると、なんか同じ瀬戸内海の島、江田島を散策したときを思い出しますねえ。なんか雰囲気が似てる気がしました。
乗り合いバス乗り場。こんな路地の奥にもちゃんとバス停があるのですね。
さらに坂道をどんどん登っていきます。
海が見えました。なんだか絵になる景色です。
本土から見るとわからなかったけど、島の中央部分の高台にも思った以上に家がたくさんあるんですね。民家は南側の海岸線だけかと思ってました。
でも、最近は人口減少で空き家が多いんだとか…。
鉄塔下のヘアピンカーブ
聖地巡礼ポイントその2。鉄塔下のヘアピンカーブ。
伊吹八幡神社と同じく、勇者の章第2章で登場しました。ここをジャンブして外の壁に向かいました。
島の山の上にある鉄塔を目印に登って行くといいと思います。
ここは広角レンズでも使わないと全体を撮れないので、スマホやカメラにパノラマモードがあればそれで撮ると良いに撮れます。
カーブの下側には瀬戸内海を展望できるスポットがありました。眼下に見える港は北浦港です。
県道沿いに港まで降る
さて聖地巡礼の目的は達したので港へ戻りましょう。
…とその前に、以前ツイッターで「伊吹島に行きたい」というようなことをツイートしたら、リプライであるスポットの事を教えてもらいました。
場所を調べてみると、ちょうど帰り道なので、そのスポットに立ち寄ってみたいと思います。
来た道とは違い、帰りは島内を走る唯一の県道、県道262号線を歩いて降りていきます。
こちらは集落外を通る比較的広い道ですね。
それに、ここは夕陽が綺麗なポイントらしいです。このハートベンチにカップルで腰掛けて、夕陽をうっとり眺めるのが最高ってことなんでしょうね。
まあ、一緒に座って夕陽を眺めてくれる相手なんでいませんがね!(´;ω;`)
また、ここから見る夕景、確かに絵になりそうですが、ここで夕陽の時間までここにいると帰りの船(最終便)には間に合わないので、見るためには島のどこかに泊まる覚悟が必要ですね…。(もしくは海上タクシーを利用するか)
道は広いが、でもやっぱり坂道は急。
百合の花があちこちにけっこう咲いてた。
こっちは野生かな?
「蝶注意」って書いてあったから冗談で「毒でもあんの?」ってツイートしたら、このアサギマダラという蝶は本当に毒を持ってるとの情報が!…まあ毒といっても人間には無害なのらしいですけどね。
幼虫が食べるガガイモなどの食草から毒性の強いアルカロイドを取り込み、体内に毒を持つことで天敵から身を守ってるらしいです。なんだか勉強になりました。
真浦港が見えました。
…って、あれれ?目指してたスポットへの入り口、通り過ぎてますよ?夕凪さん…。
…仕方がないから引き返します。
帰りの船の出港時間は13時30分。これを逃したら17時10分(最終便)までありません。道を間違ったせいであまり時間に余裕がなくなってきました。ここからは巻いていきましょう。
あったあった!この看板をスルーしてしまってました。
でも、ぱっと見、文字に見えなかった…(-_-;)
ちょっとわかりにくい脇道に入り、かなり急な坂を降りていきます。
スポットまでの坂道、噂によると島内で一番急な坂道なんだそうです。
降りるのはいいけど、戻ることを考えると恐ろしい…。
坂を下りきった先に、目的のものが見えてきました。
じゃーん!これが「大きなイス」デス!
足の部分だけで大人の背ほどあります。
瀬戸内国際芸術祭のアート作品かと思ってましたが、実はそうじゃないらしいです。
ここからの夕景もまた格別だとか。いつか見に来たいものですが…(難易度高し)
何気ない海岸線の風景に、ただ巨大なイスがひとつ置いてある様子はなんだかシュール。
比較のため、ハチロクちゃんに登場してもらいました。
ちいさいハチロクちゃんと一緒に撮るとさらに大きく見えますね。
椅子の上に立ってもらってみたかったけど、ちょっと難しかった…。
時間も押してることですし、こんなところでよろしいかと。では急いで港に向かいましょう。
帰りの船の時間が心配なので、立ち止まっていられない…。ひい!ひい!
港を見下ろせるところまで戻って来ました。
漁船が綺麗にたくさん並んでますねー。なんか良い景色。
なんとか帰りの船に間に合いました。それでは本土へ戻りましょう。
13時30分出港です。
さよなら伊吹島。いつかまた…。
相変わらず鳥の楽園。
さらばじゃ!さらば!伊吹島。
船足が早いのでどんどん遠ざかっていく伊吹島。
観音寺港まで小さな船旅です。
観音寺港に帰ってきました。それにしても前から気になっていたけどあれはなんなのだろう?モニュメントかなにか?
…って思って調べてみたらコンクリートケーソンというものらしい。
防波堤などを作るときに基盤として海に埋められるものらしい。
このケーソンは伊吹島の真浦港に運ばれ、埋められるとのこと。
船は貨物船の横を通って桟橋へ。
そういうわけで伊吹島のレポートはここまでです。
ほんの2時間程度の滞在でしたが、普段はお目にかかれない離島らしい離島の景色というものを体験できて、楽しかったです。
本土から離れたこんな小さな島にも、そこに暮らしている人の営みや文化や歴史が確かにあるんだなって、なんか感動でした。
なかなか普通に生活してると、離島に行くことなんて滅多にないと思います。
しかも観光地でもなんでもない瀬戸内海の小さな島に行くことなんて、普通に生活していたら、まず縁がないでしょう。
僕も半年前まで、まさか香川県にある小さな離島に行くことになるとか想像もできなかったと思います。
福岡に住んでる僕が遠く四国の地方都市に所属する小さな島と関わることなんてまずなかったと思います。こういう機会でもなければ、おそらく伊吹島の名前すら一生知らないままだったでしょう。
アニメの聖地巡礼を通して、知らなかった土地との縁ができるって素敵なことだと思います。
さて、次回は最終回、ふたたび観音寺散策、ある方との邂逅、そして帰路へって感じになると思います。
(おわり)
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コメント
コメント一覧 (2)
綺麗な海と、景色
拝見させて頂いて
ありがとでした^^
観音寺そして伊吹島、いいところなので機会があればぜひ。