たまにはアニメ映画の話などを。午前中に小倉のTジョイ北九州に昨日より公開の「劇場版ハイスクール・フリート」をみてきました。
今回はその感想を書いていきたいと思います。(※ネタバレ配慮しないので、そのへんはご容赦を)
その出来はいかに!?
結論から言うと…
期待通り面白かったです!
ただ、厳しいことを言えば、あくまで期待どおりのレベル。
期待は裏切られなかったけど、期待以上というわけではなかったかもしれません。(贅沢いうなら期待以上を見せてほしかった)
ガルパンのようにTVアニメ版を知らない人が見に行っても楽しめる、社会現象となるほどのレベルではなかったかとは思います。
しかし、今までの「はいふり」が楽しめる人ならとても楽しめると思います。
以下、各項目を詳しくレビューしていきます。
ストーリー
まずは一番気になるであろうストーリー。
ぶっちゃけ、前半は少しダレるが後半は超盛り上がるといった感じ。
冒頭のツカミは素晴らしい!4大鎮守府、大和型4隻大集合の場面でハートを鷲掴みにされました。
しかし前半の競闘遊戯会の部分は正直、途中ダレましたね。特に出し物を回ってる部分。OVAのお話っぽい感じですね。
女の子がキャッキャウフフするシーンが好きな人には良いかもしれませんが、僕は「う〜ん…」って感じでした。
横須賀の街がたくさん登場するので、個人的には注目すべき場面ではあったのですけどね。
後半、事件が起こって、海での戦闘の場面になってからはとてもおもしろかったですね。
我を忘れてスクリーンに釘付けになってました。
旧海軍艦艇とか艦隊戦とか大好き人間にはたまりませんw
まあ、「はいふり」らしい非現実的で無茶な展開で戦闘が続いていくわけですが、まあ映画ですしね。ここが地味だとつまらない。
実際にはこんなこと無理だろ?とか言ってはいけませんwまあ、これが見どころ、これが真骨頂であると思います。
ガルパンの戦闘シーンが許せる人ならこっちもきっと大丈夫デスw
劇場版は主人公の明乃よりましろのほうが印象に残りましたね。
彼女がどういう判断するのか、やきもきさせられました。彼女がどう悩んで、明乃や晴風のことをどう思うのか、自分の夢と友情のどっちを選ぶのかというのもこの作品の物語の主軸であったと思います。
まあ、ラストの宣言は、まあそうなるなーって感じでした。驚きはしなかったですけど、個人的には共感できる判断だと思います。
作画
次に気になるのは作画だと思います。
ぶっちゃけ、キャラクターの作画に関しては微妙な部分も多々見受けられました。
全体的には酷くはないものの、ちょくちょく作画崩壊していた気がします。
せっかくの劇場版なのに、そこは頑張ってほしかったデスね。もったいない。
作画に関してはOVAのほうが良かった気がします。
やっぱ、アニメーションの制作会社が変わった影響なのかな?
艦艇の描写については特に気になる点は無かったですね。僕が気になる点をあげれるほど知識がないだけかもしれませんが、問題なく楽しめました。
舞台
個人的に
「はいふり」といえば横須賀、横須賀といえば「はいふり」!
劇場版にどれだけ横須賀が登場したのか気になる諸兄もいると思います。
結果として、前半部分、競闘遊戯会の部分は舞台はほぼ横須賀です!
横須賀の街の景色がたくさん出てました。
劇場版ガルパンみたいに聖地へのサービスなんですかね?w
横須賀中央駅前や「とんかつの方丈」さんとかガッツリ出てましたね。ヴェルニー公園やら三笠公園やらどぶ板通りなども。もうね、今後の聖地巡礼が捗りますYO!
そういえば、ヴェルニー公園は焚き火も駄目だけど、たぶん、テント張って泊まるのも駄目だと思う。いや良くは知らんけどw
今、現地ではスマホスタンプラリーやラッピングバスの運行もやってるようですよ。昨年艦これとコラボした八景島シーパラダイスでもコラボやってるらしいです。お近くの方、羨ましいです。



↑僕は大晦日と元旦は横須賀で劇場版はいふりの予習をしに行ってましたw
そのときのレポート記事はそのうちアップします。たぶん…(^_^;)
もう一つ個人的に外せないのは横須賀女子海洋学校の校舎。モデルは言わずとしれた広島の江田島第一術科学校!
劇場版でもけっこう出ていて大講堂や例の廊下(もっくん廊下)が出ましたね!
キャラクター
キャラクターが多い(更に大量の新キャラも追加された)ので、人によっては推しのキャラによっては登場がほどんどないなんてこともあったかも?
映画は尺が決まってるるから仕方がないとは思いますけどね。逆に無理に全員に見せ場を作ってグダグダになってしまってる作品も多々あるので、登場人物を絞るというのは懸命な判断であるとは思います。
新キャラで劇場版では重要な位置づけとなるスーザンちゃんは、キャラとしては良くもなく悪くもなくって感じでした。
個人的にはああいう味付けのキャラクターは好みではないっていうのもあるけれどもw
役柄的には話の肝となる重要なキーパーソンではあると思うので、存在感は十分あったんじゃないですかね。
新キャラクターとしては、個人的には大和型各艦の乗員がヨカッタ。新キャラでお気に入りは大和の副長(能村進愛)と紀伊の副長(野際啓子)。
艦艇について
出撃のシーンにて、あれ?「晴風」沈んだんじゃ…って思ったんだけど、同型艦の「沖風」に海底の「晴風」から引き上げたパーツを組み合わせて改装して、復活したという設定になってました。
旧海軍艦と現代の海上自衛隊護衛艦、ズムウォルト級ミサイル駆逐艦タイプの最新鋭護衛艦が一緒に作戦行動に出るのはムネアツですね。さらに大和型4隻もいますしまさに夢の編成。
「ホワイトドルフィン(ブルーマーメイドの男子版)」が頼りにならないのは約束ですかね?w
現代の護衛艦型の艦艇より旧海軍の艦艇のほうが活躍する世界。まあミサイルもイージスシステムもない世界だからちかたないね。
大和型戦艦について。
いやー、すごかったね。
大和型戦艦4隻による46センチ砲、一斉砲撃シーン。
映画館で見るべきシーンだったと思います。音もすごいw
それよりなにより、
大和型戦艦の勢揃いっていうのが凄い!!
大和(呉)、武蔵(横須賀)、信濃(舞鶴)、紀伊(佐世保)という夢の超弩級戦艦4隻大集合!
はいふりの世界は第二次世界大戦が発生せず、航空機がないという設定(飛行艇はある)の世界線。
なので、大和型三番艦「信濃」は空母に改装されることなく戦艦として完成してるし、建造が途中で中止され解体された四番艦「紀伊」(111号艦)も完成しています。
これらの超弩級戦艦が陣形を組んで進んでいくシーンだけでもう感無量です。
その他諸々
観客はほぼ若い男性ばかりでした。最近のアニメ映画は客層が幅広いけど、はいふりは安定した客層でありましたw
小倉での公開二日目の朝いちの上映という条件で客入りは半分ほど。公開初日のことはわからなかったですけど、今後、満席で観れないという心配はなさそう。
一応、劇場でいちばん大きいなスクリーンでの上映となりました。ただ九州では各県1ヶ所以上は上映館あるので、この手の深夜アニメ映画としては見やすいほうかな?福岡は博多と小倉の2ヶ所で見れます。
余談ながら、個人的なことですが、昨年5月の横須賀カレーフェスタで購入した第一弾の前売券…行方不明デス…。あまり早くから前売券とか買うもんじゃないデスね…。
そういうわけで長くなってしまいましたが、「劇場版ハイスクール・フリート」の感想でした。少なくともあと1回は劇場でみたいですねー。
また気がついたこととかあれば、加筆修正していきたいと思います。
(おわり)
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