「130th SASEBO 2019」艦これコラボに行った日、艦これ関連に行く前に倉島岸壁の艦艇一般公開に行きました。
佐世保の艦艇一般公開は毎週週末(土日祝)に行われているもので、予約も必要なく、他の艦艇一般公開に比べて人も少ないので、とても参加しやすい艦艇一般公開です。必要なのは日本国籍と身分証明書(免許証等)のみ。
この日の一般公開担当の艦艇は護衛艦「あきづき」。あきづき型のネームシップですよ。これは見ておきたいですね。
■倉島岸壁停泊艦艇■
まずは対岸から倉島岸壁に停泊している艦艇をチェックしていきます。
この日、倉島岸壁にいた艦艇はDDG×1、AGS×1、DD×3、MSC×1の合計6隻でした。
一番前にいたのははたかぜ型護衛艦「しまかぜ」です。久しぶりに倉島岸壁で姿を見た気がします。艦齢30年を超える古い護衛艦ですが、まだまだ現役で頑張るようです。
速射砲は54口径127mm単装速射砲を前後に2基装備。ミサイル発射機は単装のMk13 mod.4。ヘリ甲板はあるものの格納庫はなし。今の標準的な護衛艦とは違った武装で珍しくあります。
そして、その「しまかぜ」の影に隠れて、意外な艦艇が停泊していたのですが、それはまた後ほど。
真ん中に並んだ汎用護衛艦3隻。手前(左)から、むらさめ型護衛艦「ありあけ」、同じくむらさめ型護衛艦「あけぼの」。そして一番奥が今回一般公開されてるあきづき型護衛艦「あきづき」であります。
掃海艇はとりあえず1隻。ひらしま型護衛艦「ひらしま」。
ひらしま型は最後の船体が木で作られた掃海艇で、次級のえのしま型からはFRP(強化プラスチック)が船体に使われるようになりました。
ちなみに掃海艇は昼からもう1隻増えて2隻になってました。
護衛艦「ありあけ」を横から。

倉島岸壁に停泊してる艦艇を艦尾から。むらさめ型とあきづき型の違いがよくわかりますね。船の大きさはほぼ一緒ですが、「あきづき」は艦橋上部に設置されたFCS-3Aのレーダーが目立ちますね。あとマストの形もけっこう違います。
このように倉島岸壁は基本的に出船で停泊してますね。対して立神岸壁は呉と同じく入船で停泊するようです。
■立神岸壁停泊艦艇■
次に米軍基地の立神岸壁に停泊してる艦艇をチェックしていきます。
海上自衛隊の艦艇を見ていきましょう。
一番手前には練習艦「せとゆき」の姿が。呉の第1練習隊に所属してる練習艦です。
その奥にイージス艦が2隻並んでます。こんごう型護衛艦「こんごう」と「ちょうかい」です。今回、「いせ」の姿はありませんでした。
こちらは新みなと岸壁より望遠で撮影。
艦番号173の「こんごう」の奥に艦番号102が見えますね。102はむらさめ型護衛艦「はるさめ」です。
その奥に補給艦の姿も見えますね。佐世保なんで「おうみ」でしょうか?
アメリカ海軍のドック型輸送揚陸艦グリーン・ベイの姿が見えます。その奥に大正2年竣工のSSKのハンマーヘッド型クレーンも見えますね。
■艦艇一般公開(倉島岸壁)■
では、艦艇一般公開へ行きましょう。
対岸でもたもたしていたせいで、受付をするのが10時過ぎてしまって(※午前の受付は10時30分まで11時終了)あまり時間がありませんでした。今回はざっと見ていく感じでじっくりは見れなさそう。
受付で名前や住所などを記名し、許可証を貰います。運転免許書等の身分証明書もいるのでお忘れなく。
基地内に入ってみると佐世保ではめったに見ない艦艇が停泊していました。にちなん型海洋観測艦(AGS-5105)「にちなん」です。横須賀の艦ですよ。軍港めぐりで船越地区に停泊してるのをよく見かけました。
汎用護衛艦3隻。一番手前の艦番号115が今回見学する「あきづき」。
タラップを上っていよいよ見学です。案内の人がいなかったのでここから登っていいのかちょっと不安でした。今回は乗艦、下艦共用みたいでした(通常は別れてることが多い)
62口径5インチ速射砲。整備作業のためにドアが開いてますよ。でも立入禁止になっていて近くまでいけませんでした。
「あきづき」と「あけぼの」の艦橋。あきづき型とむらさめ型、艦橋の形はずいぶん違いますね。
「あきづき」の前方甲板より「しまかぜ」。後甲板の速射砲が昔の軍艦を彷彿とさせます。
VLSとCIWS。
艦橋前のCIWS(ファランクス)。砲身にはカバーがかけられてました。
単魚雷発射管。左右に各1基づつ搭載。
魚雷発射管と間違う人もいますが、自走式デコイランチャー(MOD)です。魚雷に対する自走式の囮です。
艦中央部分にある武装の案内看板。90式対艦誘導弾(SSM-B1)およびFAJ(投射型静止式ジャマー)ランチャーの説明が書いてあります。

FAJ(投射型静止式ジャマー)ランチャー。ちょっと見えにくい。
90式対艦誘導弾(SSM-B1)。国産の対艦ミサイルです。僕のような素人にはハープーンと見分けが付きません。
煙突とメインマスト。真四角な煙突はステルス性のため。煙突を見ればその護衛艦が古いのか新しいのかわかります。古い護衛艦は煙突が丸いです。
ヘリ格納庫。案外広く、哨戒ヘリコプターであれば2機格納できるらしい。ちなみにむらさめ型も同様に2機分のスペースがあるようです。
艦尾のヘリ甲板。
ヘリ格納庫から。
見ての通り、通常の艦艇一般公開に比べて人は少ないです。これでも艦これイベントの影響で人は来てるほうでした。ゆっくり見学したいなら佐世保はおすすめです。運が良ければ案内の自衛官とマンツーマンでまわれたりします。
ロクマルは積めないぞ(積める)

真ん中の柱は外れるようになってる模様。
護衛艦はあきづき型から側面の通路はこのように内部を通るようになりましたね。
こういう感じのランプ、好き。
いろんなところに銀時さんのイラストが貼られてました。最近海上自衛隊関連の施設やイベントでよく見かける気がします。
そんな感じで護衛艦「あきづき」艦上見学はここまで。今回の一般公開は、艦上を一周することもなく左舷側は立入禁止でした。艦首の速射砲のところにも行けなかったです。
今回は通常の艦艇公開に比べて、見学できる部分が限られてたような気がします。まあ時間があまりなかったので、ちょうどよかったといえば、ちょうどよかったんですけど。
まあ同じあきづき型は先月下関で「ふゆづき」をたっぷり見学したからまあいいかって感じでした。
ん?「ひらしま」出港しそう?

掃海艇「ひらしま」離岸。珍しいものが見れた。
汎用護衛艦3連。
むらさめ型、むらさめ型、あきづき型。
護衛艦「あきづき」。午前の艦艇一般公開はまもなく終了。
急いで「にちなん」を撮影しに行きます。
海洋観測艦「にちなん」。独特の艦首ですね。この艦は海底地形・地質調査、潮流や海流、地磁気。水質などを調査します。
「にちなん」と「しまかぜ」。こう比べると島風の艦首は長いですね。
最後に汎用護衛艦3連もう一枚。
■新みなと岸壁■
新みなと岸壁にも海上自衛隊艦艇がいたので最後にご紹介。
ひうち型多用途支援艦「あまくさ」。
以上です。
1年ぶりくらいの佐世保の艦艇一般公開、護衛艦「あきづき」見学はもちろんのこと、掃海艇の出港、海洋観測艦「にちなん」を近くでじっくり見れたりして充実しました。艦これコラボ見る前に満足してしまった感じでしたw
だけど、この日はこの後が本番なのですよ。その模様は↓の記事にて。
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