昨日は門司港西岸壁のうらが型掃海母艦「うらが」一般艦艇公開に行ってました。その時の写真を掲載していきます。
海峡ドラマシップちかくの門司港西海岸に停泊中の掃海母艦「うらが」。
掃海母艦とはその名の通り掃海艇のお母さん。
小さい掃海艇の代わりに掃海艇についていって燃料や物資を補給します。掃海艇だけではなく掃海ヘリの母艦にもなってます。また機雷敷設の機能もあります。言い換えれば、掃海のための洋上基地ですね。

「うらが」は横須賀の艦ですね。名前も浦賀だし。
ちなみに同型艦としては呉に2番艦の「ぶんご」が配属されています。

門司港レトロクルーズ、この日は「うらが」の側まで行ってくれてたようです。

艦番号463。400番台がつくのは補給艦や掃海母艦、潜水艦救難艦などの補助艦艇に使われます。

さて、艦上を見学していきましょう。ちなみに今回は残念ながら艦橋見学はありませんでした。
前甲板。速射砲(※)や掃海用バルカン砲などの武装は見当たりません。
完全に支援艦ですね。掃海母艦自身に掃海作業はできないようです。
※2番艦の「ぶんご」は速射砲(62口径72mm単装速射砲)が搭載されています。

前甲板より海峡ドラマシップ。ちなみに海峡ドラマシップはリニューアル工事のため休館中。

「うらが」の浮き輪。

艦橋。


作業用クレーン。艦上に4機設置されていて、約2トンのものを吊り上げることができます(※4号デッキクレーンは5トンまで吊り上げる能力あり)。主に物資の搭載や食料、機材の移動に使われます。

マスト。対空、航海用のレーダーがあります。
ちなみにマストや煙突の形をみればわかるように、ステルス構造になってます。

再圧タンク。潜水病の治療に使われます。
潜水艦救難艦でもないのになんで?って思ったけど、よく考えたら掃海部隊には潜水作業するダイバー隊員(水中処分員)もいますからねー。

燃料補給用のホース(左)と真水補給用のホース(右)。
掃海艇はタンクが小さいので洋上で掃海母艦から燃料や真水を補給します。
油船と水船の機能も持ってるんですな。

内火艇。

掃海電線。掃海具に使われる電線。自ら掃海するわけではなく、あくまで掃海艇への交換用らしい。

ニオイだけ…(^q^)


こちらにも燃料と真水の補給ホースが。

艦尾には機雷が展示されてました。

広いヘリコプター甲板。大型の掃海ヘリや輸送ヘリを着艦させるために広めに作られてるようです。
その割にヘリ格納庫は小さいなって思ったのですが、あれはヘリ格納庫ではなく航空掃海具の整備格納庫でした。

ヘリ甲板から関門橋を望む。

訓練用の機雷、MABTA。沈底機雷で、このタイプは浅瀬などに敷設して揚陸艦の上陸阻止に使用するそうで、ステルス性を持っていて発見しにくいそうです。

K-13機雷。艦船から敷設する係維式機雷。赤い触角部分に船舶が接触すると爆発します。

水中処分員の装備。

ロクマルは詰な…ロクマルじゃなかったw 掃海ヘリMH-53Eシードラゴン…かな?

掃海具格納庫にあったハンドリフト。うちの工場にも同じようなものあるぜよw

格納庫に展示されてた写真。

「うらが」のスペック。

マスト。
出口に向かう途中、少しだけ艦内を歩けました。
通路に展示されていたプレート各種。

写真展示など。

艦上見学終わり。

後部甲板広いです。

ヘリ甲板の下には航空掃海具用のウィルデッキがあります。
左右にある4つのハッチは魚雷敷設用で魚雷庫に直結しています。
うらが型掃海母艦は魚雷を敷設する機能もあって機雷戦母艦の性格も持ってます。


掃海母艦って初めて見学しましたが、目立った武装はないですが、縁の下の力持ちって感じでしたね。

今回は陸自さんも来てました。軽装甲機動車。

(個人的に)謎に包まれてた掃海母艦。たいへん勉強になりました。以上見学終わり。
車で来ていたんでお酒呑めないので、門司港地ビール工房の3本セットを買って帰ります。

左から「サクラビール」、「ヴェイツェン」「ペールエール」。美味しくいただきましたw
以上、掃海母艦「うらが」の一般艦艇公開でした。
ちなみに来週はここに佐世保のイージス艦、護衛艦「ちょうかい」が来ますよー!!僕は残念ながら行けないですけどねー。
コメント
コメント一覧 (4)
海上自衛隊の見学記をちょくちょく投稿されているようですので、また訪問させていただきます。今後ともよろしくお願い致します☺️
海上自衛隊の記事はあまり反応がないので嬉しいです。
うちのメインはアニメ聖地巡礼関連ですが
自衛隊関連もちょくちょく記事にしますので
よろしくお願いします。
またすーさんのブログも見させていただきますね。
ブログについていろいろ悩んでいるので、
護衛艦のこと、どう記事にするのかを参考にさせてもらいたいです。
http://blog.livedoor.jp/suusan_kankatsu/