10月9日から12日までの3泊4日(実質的には1泊4日)で関西に京阪乗り鉄旅を実施しました。その時にたまたま行きのフェリーが名門大洋フェリーの新造船だったので、その乗船レポートを書きたいと思います。

乗船したのは10月9日、新門司港を19時50分に出港する名門大洋フェリー大阪南港行き2便「フェリーおおさかII」です。

この船は9月16日に就航したばかりのピカピカの新造船です。こんなに早く乗船できるとは思ってもいませんでした。

入れ替わりで引退するフェリーが1便運用のフェリーだったので、てっきり1便でしか運用されないものと思っていたのですが、今回のように2便での運用もあるのですね。

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新門司港へは、小倉駅か門司駅から無料送迎バスでいけます。小倉駅北口に送迎バスが着きます。送迎バスは18時40分に発車するのですが、18時ごろから並んでいました。そして、何台かくるので、満員になったバスから順次出発します。要は早めに着いて待ってれば、早めに出るバスに乗れるということです。

基本、名門大洋フェリー所有の送迎バスが来ますが、利用者が多い場合は写真のように西鉄観光のハイデッカーが迎えに来たりすることも!阪九フェリーのほうの送迎バスは西鉄の路線バスなので、乗り場までの移動は名門大洋フェリーのほうが楽です。

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新門司の名門大洋フェリー乗り場到着。新造船に合わせるように乗り場も新しくなってます。

そして、名門大洋フェリーの予約サイトのリニューアルで、面倒くさい乗船手続きも不要となりました。今までネット上で席の予約はできましたが、支払い等はできませんでした。

今はネット上で予約、座席(部屋)指定、そして支払いまで一連の手続きが可能になってます。QRコードのついた乗船証明書をプリントアウトして持っていけば、乗船口で係員の方が機械で読み込んでもらうだけで乗船できるようになりました。送迎バス到着後は乗船窓口は人が並んでいたので、これでめっちゃ楽になりました。


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新造船「フェリーおおさかII」の外観。さすがに就航したばかりなので外装もとても綺麗です。大きさもデカイ。総トン数は約15000トン。名門大洋フェリーの他のフェリーは10000トン弱なので、1.5倍くらい大きいですね。

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フェリーへのタラップ内。タラップって鉄むき出しのゴツゴツしていたイメージがあるのですが、写真のようにとても綺麗です。

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いよいよ乗船です。

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フェリー6階(客室階の1階になります)2等室区画の通路。今回は2等洋室(ツーリスト)を利用しました。2等洋室は大部屋の2等室(いわゆる雑魚寝部屋)とは違ってカプセルタイプのベッドがそれぞれに独立してある部屋ですね。カプセルホテルだと思ってもらえればわかりやすいかと。

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2等洋室内通路。

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2等洋室。昔の2等洋室は寝台列車みたいに2段ベットでしたが、今は上下の入り口が交互になった写真のような感じのものになっています。写真は上段なので階段をあがることになります。向かいの人とは顔を合わせることになりますが、下段の人とは顔を合わせることはありません。下段の入り口は裏側にあります。

また一人で乗船する場合は早く予約して角部屋を指定すると、向かいは壁になってるので、誰もいません。通路部分まで自分のスペース、気兼ねすることもなくなります。

ただ、この通路、同じ2等洋室を持つ「フェリーきょうとII」「フェリーふくおかII」に比べて狭く感じました。また「きょうとII・ふくおかII」のほうには救命胴衣の上のスペースに荷物置きがあるのですが、その荷物置きがこちらはありません。正直、これはちょっと痛いです。引退したほうのフェリーにすら荷物置きの棚はありました。なぜ荷物置きを設置しなかったのか疑問が残ります。コインロッカーを使えってことでしょうか??

荷物置きがないと必然的に荷持はベッドに持って入って寝ることになります。ただでさえ狭いベッドなのに、荷物を置くとさらに狭く感じ、寝返りも打ちにくかったです。この点だけはよくないです。

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遮光はローラーブラインドではなくカーテンになってました。ローラーブラインドは室内が暑くなるのでこの点は良かった。

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室内の照明と空調口。カプセルホテルでみかけたことがある空調口。中央のボリュームを回す事で、冷房が入ってくる量を調整できます。この点も改善されましたね。今までの2等洋室は暑かったり、寒かったりしましたから。照明も安っぽい蛍光灯の照明からおしゃれな感じに変わってました。また照明の下にはコンセントもあるので携帯の充電とかも可能です。

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エントランスホール。6階の中央に位置するスペースです。ホテルのロビーに当たる部分かな?フロントや売店があります。

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こんな感じです。

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エントランスホールには現在の船の位置を示す大型モニターが設置されています。

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船内案内図。

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公衆電話と携帯充電器。

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コインロッカー室。

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6階エントランスホール横のテレビラウンジ。6階、7階にそれぞれあります。テレビもしっかり映ってました。


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プロムナード。海を見ながらのんびりしたり、珈琲のんだり、書物をしたり、そんなところ。こういった共有スペースが多いのが今回の新造船の特徴かな?

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カップ麺の自販機をしっかりありました。隣にはホットスナックの自販機も。カップ麺は売店でも販売しています。レストランは高いのでこういうので食事を済ませる人も。僕は夜中にここでカップヌードルの欧風チーズカレー味を食べるのが恒例になりつつありますw

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ゲームコーナー。スロットとクレーンゲームくらいしかないので僕的には用はない場所です。フェリーのゲームコーナーには昔遊んだレトロなゲームが設置されていたりして楽しかったのですが、そんなものは影も形もありません。普通のテレビゲーム台なんてもう流行らないのでしょうなあ…。

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なんとWi-Fiが設置されていました。今までの船にはなかった設備です。しかし、重すぎてあまり使い物になりませんでした。iPhoneの電波が届かない場所で回線代わりに使えるかな?って期待したのですが、重すぎて駄目ですね。

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レストラン。

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決して安くはない値段設定。お金を節約しようと思ってフェリーを選んだ人はレストラン利用はするべきではないんではないかと。


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席数はかなり多いです。それでも席がなかったですが…。

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フェリーの飯は不味いっていつも思うのですが、今回新造船で改善してるかも?と少し期待して利用してみました。結果はというと…相変わらずデス…。帰りの船はお弁当を買って乗ろうと思いました。

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お一人様席も多いのは良いです。

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フロントと売店。


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階段の裏にはハロウィン飾り、ゴミ箱や記念スタンプ、パンフレット置きなどが。

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7階への階段。あがってみましょう。


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吹き抜けには瀬戸内の写真が貼り付けてありました。

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7階のTVラウンジ。

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展望ラウンジ。スタイリッシュですねー。おしゃべりしたり、食事をしたりするのに良いです。お弁当派のひとたちはここでご飯を食べてます。

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自販機室。エントランスホール横の自販機室以外にも設置されています。

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展望ラウンジから外に出ます。

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7階展望デッキと煙突。照明は出港時に消灯します。

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フェリー後部の車両乗入れ口。


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8階展望デッキより。

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8階甲板からブリッジ方向。客室横の甲板部分は立ち入り禁止です。

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タラップ部分。

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出港。今回はタグボートの登場もなく自力で出港していきました。

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7階展望デッキから遠くなっていく新門司港。

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来島海峡大橋。この他にも瀬戸大橋、明石海峡大橋を通過します。今回の航海ではこの橋以外は見れませんでした。


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セット券買ってたので翌朝もレストランで食事です。

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朝飯は控えめに。

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大阪港に入港したとのことで、展望デッキに出てみます。

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船尾からの景色。

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商船三井フェリー「さんふらわあ・さつま」。大阪鹿児島航路のフェリーです。

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近海郵船「しゅり」

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大阪南港に到着しました。下船です。

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名門大洋フェリーのマーク。

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フェリーのブリッジを見上げて。

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フェリーおおさかII。

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愛媛、東与・新居浜行き「おれんじ8」と並ぶ「フェリーおおさかII」。

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南港に来たらまず彼女たちに「きたよー!」って挨拶ですw

そんなわけで、名門大洋フェリー新造船の旅だったのですけど、まあ、今までのフェリーにくらべるとかなりスタイリッシュになってますね。

共有スペースが多いのがとても良いと思います。以前の船は共有スペースが少なく申し訳程度にTVラウンジやベンチや椅子とテーブルが備え付けられていただけですからね。ゆっくりできるスペースが増えてるのはgood。

Wi-Fiは正直期待はずれだったかな。レストランの味ももう少しなんとかして欲しかったところ。

あと2等洋室に関しては狭くなって荷物置きが撤廃されたところは不満。最近は2等室よりも2等洋室や特別2等洋室の需要が増えていると聞きますが、なぜ改悪してしまったのかがわかりません。その点がとても残念。


あと、写真はありませんが、大浴場が綺麗になってました。新しい日帰り温泉っぽい感じに。脱衣場もひろくなってました。以前の「フェリーおおさか」などの大浴場は脱衣場が一般家庭の脱衣所がって思うくらい狭過ぎて話になりませんでしたからね。

ただ、僕が入った時は学生の団体とガチ合って、洗い場ですら並ばないと使えないという状況でした。洗い場自体は10ヶ所あるのですが、時間帯が悪いとそれでも混み合います。混むのが嫌なら出航前の入浴がお薦めです。お湯も綺麗ですし(時間をずらそうと思って遅く入ったらお湯がめっちゃ汚い)、早めに乗船してまず入浴っていうのがいいみたい。

阪九フェリーのほうも1月に新造船入ってるらしいのでいつか乗る機会があれば乗ってみたいですね。

(関連リンク)
名門大洋フェリー

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