九州と本州を隔てる海、関門海峡を歩いて渡れる事を皆さんはご存じでしょうか?
関門海峡を渡る方法は多数存在します。
・関門橋を車で渡る。
・関門国道トンネルを車、または徒歩で抜ける。
・関門鉄道トンネルを鉄道で抜ける。
・新関門トンネルを新幹線で抜ける。
・関門海峡フェリーを使い、彦島から小倉まで渡る。
・関門連絡船(関門汽船)で唐戸桟橋から門司港に渡る。
このうち、無料で渡れるのは徒歩で関門国道トンネルを抜ける方法だけです。意外と知られていない関門国道トンネルの人道。今回は2009年4月30日に友人と門司港レトロに行ったときのレポート第3弾として、その人道トンネルを中心にレポートを書きたいと思います。
■和布刈神社
「やまぎんレトロライン」の関門海峡めかり駅から、関門橋を目指して歩くこと約5分。関門橋のちょうど下あたりに位置する場所に和布刈神社があります。この神社は旧正月に行われる和布刈神事で有名です。和布刈神事とは旧歴の大晦日、深夜から元旦にかけての干潮時に3人の神職が、松明と鎌、手桶を持ち神社前の海に入りワカメを刈って神前に供えるという神事です。地元ではローカルニュースなどではよく取り上げられるので知ってる人も多いと思います。
和布刈神社には神功皇后が三韓征伐の後、仲哀天皇9年(西暦200年)に創建されました。比賣大神、日子穂々手見命、鵜草葺不合命、豊玉日賣命、安曇磯良神の5柱の神を祭っています。それにしても北部九州の神社は神功皇后の三韓征伐が多いですね。

和布刈神社
■関門トンネル人道
さて、関門トンネル人道ですが、入口はこの和布刈神社のすぐ近くにあります。神社からめかり公園の外周道路に上がった所の建物が関門人道トンネルの九州側の入口です。ビルの1階にエレベーターがあり、それを使って降りていきます。エレベーターは原付や自転車が乗せられる大きなものと、人用の普通のエレベーターの2機があります。
トンネルの通行料は無料です。ただし原付、自転車を押して渡る際は20円かかります。ちなみに車道の方は50cc以下の原付は通行できないため、原付で関門トンネルを利用する人は人道を使わなければなりません。また自転車や原付はトンネル内では押し歩きで通行しなければなりません。
トンネルの距離は780m。15分ほど歩けば渡ることが出来ます。構造的に車道の下に歩道があるので、トンネル内では上を車が走ってる音が聞こえてきます。観光客に加え、ウォーキングに利用している地元の人も多く、利用者は意外に多いです。人道トンネルは監視カメラでしっかり監視されている上、車の通行もないため、安全で天候の影響も受けないのでウォーキングなどには最適なのらしいです。
実際歩いてみると、思ったほど長くなく、気軽な感じで渡る事ができました。またトンネル内はひじょうに明るく人も多いので、安心して歩けます。もちろん空調などもしっかりしてるので息苦しさもありません。県境まではゆるやかな下りが続き、県境を越えると緩やかな上りになります。海峡の下を歩くのも、県境に立つのもあまり出来ない経験なので、一度は渡ってみるといいと思います。
本州側の入口は「火の山公園」の麓、「みもすそ川公園」の道を挟んで反対側にあります。「みもすそ川公園」は関門橋の下、国道9号線を走ってると海側に大砲がずらりと並んでいるのが見えると思います。そこが公園で入口はその反対側の建物です。

案内パネル

トンネル内の県境標記
■みもすそ川公園
せっかくなので「みもすそ川公園」も観ていきましょう。
まず目に付くのがずらりと並ぶ大砲5門+1門。幕末におきた下関戦争(馬関戦争)で四カ国艦隊に向けて撃たれた大砲”長州砲”のレプリカです。全長3.56m、口径20cm。本物は長府博物館で見られるそうです。 100円入れれば大砲の音と煙を出せる仕組みがあるらしいです。(行ったときは気付きませんでした)
その隣にあるのが、壇ノ浦の合戦の両総大将を描いた、源義経・平知盛の像もあります。


長州砲

源義経・平知盛の像

すもみそ川は道と公園の下

みもすそ川公園から関門橋を望む
■みもすそ川公園から唐戸桟橋まで
さて、そのまま関門トンネルを引き返すのもいいのですが、せっかくなので、帰りは別ルートでということで、渡船で門司港まで戻ることにします。国道9号線沿いを歩いて唐戸桟橋を目指して歩きます。距離にして約1.5キロ、徒歩20分ほどです。
少し遠い気もしますが、関門橋の真下をくぐったり、竜宮城をイメージして造られた赤間神社が見えたり、姉妹都市広場から唐戸市場までのウッドデッキを歩いたり、左手に関門海峡を眺めつつ歩くのもいいものです。また唐戸桟橋周辺はウォーターフロント「あるかぽーと」として整備されていて、のんびり散策するのにも最適です。時間があれば下市立しものせき水族館「海響館」を覗いてみるのもいいかもしれません。

姉妹都市広場から関門橋

唐戸市場と袋せりの像

唐戸市場
■関門連絡船
唐戸桟橋から門司港までの連絡船は大人片道390円。所要時間は5分。20分間隔で運航されています。船は小さいのでけっこう揺れます。船酔いとかする人にはちょっとツライかと。この日も天候が良かったのにもかかわらず、かなり揺れました。門司港の船着き場は、門司港駅のすぐ側です。でも関門トンネル人道同様、話の種に一度は乗ってみるのもいいかもしれません。

関門汽船「伊織」(巌流島行き)

関門汽船「大海」(巌流島行き)

フロンティア号

関西汽船「しいがる」(門司港行き)

しいがるの客室
■関門トンネル人道まとめ
そんな訳で、関門トンネル人道を初めて渡ってみたのですが、まあ、めずらしいので一度は経験しておいて損はないかなっと言った感じでした。私のように歩き慣れている人間ならなんてことのない距離でしたし、思っていたより明るい感じでウォーキングなどには最適だという事がよくわかりました。
まあ、中に珍しいものとかがある訳でもないので人によってはしょうもなく感じるかもしれませんけどね。ただ、ここが海の底だという事を思うとゾクゾクはしました。
今回は3回に分けて門司港レトロを紹介した訳ですけど、今回のまわったこのコース、門司港を散策するのにはおすすめです。
門司港駅
↓
九州鉄道記念館など見学
↓
やまぎんレトロライン
↓
めかり公園(和布刈神社)
↓
関門トンネル人道
↓
みもすそ川公園
↓
唐戸桟橋
↓
関門連絡船
↓
門司港駅。
4時間くらいでまわれるので、これを基本に計画を立ててみてはいかがでしょうか。
関門海峡を渡る方法は多数存在します。
・関門橋を車で渡る。
・関門国道トンネルを車、または徒歩で抜ける。
・関門鉄道トンネルを鉄道で抜ける。
・新関門トンネルを新幹線で抜ける。
・関門海峡フェリーを使い、彦島から小倉まで渡る。
・関門連絡船(関門汽船)で唐戸桟橋から門司港に渡る。
このうち、無料で渡れるのは徒歩で関門国道トンネルを抜ける方法だけです。意外と知られていない関門国道トンネルの人道。今回は2009年4月30日に友人と門司港レトロに行ったときのレポート第3弾として、その人道トンネルを中心にレポートを書きたいと思います。
■和布刈神社
「やまぎんレトロライン」の関門海峡めかり駅から、関門橋を目指して歩くこと約5分。関門橋のちょうど下あたりに位置する場所に和布刈神社があります。この神社は旧正月に行われる和布刈神事で有名です。和布刈神事とは旧歴の大晦日、深夜から元旦にかけての干潮時に3人の神職が、松明と鎌、手桶を持ち神社前の海に入りワカメを刈って神前に供えるという神事です。地元ではローカルニュースなどではよく取り上げられるので知ってる人も多いと思います。
和布刈神社には神功皇后が三韓征伐の後、仲哀天皇9年(西暦200年)に創建されました。比賣大神、日子穂々手見命、鵜草葺不合命、豊玉日賣命、安曇磯良神の5柱の神を祭っています。それにしても北部九州の神社は神功皇后の三韓征伐が多いですね。

和布刈神社
![]() 和布刈の稲荷神社 | ![]() 和布刈神社から関門海峡を望む |
■関門トンネル人道
さて、関門トンネル人道ですが、入口はこの和布刈神社のすぐ近くにあります。神社からめかり公園の外周道路に上がった所の建物が関門人道トンネルの九州側の入口です。ビルの1階にエレベーターがあり、それを使って降りていきます。エレベーターは原付や自転車が乗せられる大きなものと、人用の普通のエレベーターの2機があります。
![]() 門司側入口 | ![]() 下関側入口 |
トンネルの通行料は無料です。ただし原付、自転車を押して渡る際は20円かかります。ちなみに車道の方は50cc以下の原付は通行できないため、原付で関門トンネルを利用する人は人道を使わなければなりません。また自転車や原付はトンネル内では押し歩きで通行しなければなりません。
トンネルの距離は780m。15分ほど歩けば渡ることが出来ます。構造的に車道の下に歩道があるので、トンネル内では上を車が走ってる音が聞こえてきます。観光客に加え、ウォーキングに利用している地元の人も多く、利用者は意外に多いです。人道トンネルは監視カメラでしっかり監視されている上、車の通行もないため、安全で天候の影響も受けないのでウォーキングなどには最適なのらしいです。
実際歩いてみると、思ったほど長くなく、気軽な感じで渡る事ができました。またトンネル内はひじょうに明るく人も多いので、安心して歩けます。もちろん空調などもしっかりしてるので息苦しさもありません。県境まではゆるやかな下りが続き、県境を越えると緩やかな上りになります。海峡の下を歩くのも、県境に立つのもあまり出来ない経験なので、一度は渡ってみるといいと思います。
本州側の入口は「火の山公園」の麓、「みもすそ川公園」の道を挟んで反対側にあります。「みもすそ川公園」は関門橋の下、国道9号線を走ってると海側に大砲がずらりと並んでいるのが見えると思います。そこが公園で入口はその反対側の建物です。

案内パネル

トンネル内の県境標記
![]() 下関側からトンネル内を撮影 | ![]() 門司側からトンネル内を撮影 |
■みもすそ川公園
せっかくなので「みもすそ川公園」も観ていきましょう。
まず目に付くのがずらりと並ぶ大砲5門+1門。幕末におきた下関戦争(馬関戦争)で四カ国艦隊に向けて撃たれた大砲”長州砲”のレプリカです。全長3.56m、口径20cm。本物は長府博物館で見られるそうです。 100円入れれば大砲の音と煙を出せる仕組みがあるらしいです。(行ったときは気付きませんでした)
その隣にあるのが、壇ノ浦の合戦の両総大将を描いた、源義経・平知盛の像もあります。


長州砲
![]() 長州砲その2 | ![]() 馬関開港百年記念碑 |

源義経・平知盛の像

すもみそ川は道と公園の下

みもすそ川公園から関門橋を望む
■みもすそ川公園から唐戸桟橋まで
さて、そのまま関門トンネルを引き返すのもいいのですが、せっかくなので、帰りは別ルートでということで、渡船で門司港まで戻ることにします。国道9号線沿いを歩いて唐戸桟橋を目指して歩きます。距離にして約1.5キロ、徒歩20分ほどです。
少し遠い気もしますが、関門橋の真下をくぐったり、竜宮城をイメージして造られた赤間神社が見えたり、姉妹都市広場から唐戸市場までのウッドデッキを歩いたり、左手に関門海峡を眺めつつ歩くのもいいものです。また唐戸桟橋周辺はウォーターフロント「あるかぽーと」として整備されていて、のんびり散策するのにも最適です。時間があれば下市立しものせき水族館「海響館」を覗いてみるのもいいかもしれません。
![]() 国道9号線から関門橋を望む | ![]() 壇ノ浦合戦で亡くなった安徳天皇を祭る赤間神社 |

姉妹都市広場から関門橋

唐戸市場と袋せりの像

唐戸市場
■関門連絡船
唐戸桟橋から門司港までの連絡船は大人片道390円。所要時間は5分。20分間隔で運航されています。船は小さいのでけっこう揺れます。船酔いとかする人にはちょっとツライかと。この日も天候が良かったのにもかかわらず、かなり揺れました。門司港の船着き場は、門司港駅のすぐ側です。でも関門トンネル人道同様、話の種に一度は乗ってみるのもいいかもしれません。

関門汽船「伊織」(巌流島行き)

関門汽船「大海」(巌流島行き)

フロンティア号

関西汽船「しいがる」(門司港行き)

しいがるの客室
■関門トンネル人道まとめ
そんな訳で、関門トンネル人道を初めて渡ってみたのですが、まあ、めずらしいので一度は経験しておいて損はないかなっと言った感じでした。私のように歩き慣れている人間ならなんてことのない距離でしたし、思っていたより明るい感じでウォーキングなどには最適だという事がよくわかりました。
まあ、中に珍しいものとかがある訳でもないので人によってはしょうもなく感じるかもしれませんけどね。ただ、ここが海の底だという事を思うとゾクゾクはしました。
今回は3回に分けて門司港レトロを紹介した訳ですけど、今回のまわったこのコース、門司港を散策するのにはおすすめです。
門司港駅
↓
九州鉄道記念館など見学
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やまぎんレトロライン
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めかり公園(和布刈神社)
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関門トンネル人道
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みもすそ川公園
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唐戸桟橋
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関門連絡船
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門司港駅。
4時間くらいでまわれるので、これを基本に計画を立ててみてはいかがでしょうか。
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