昨日、また佐世保に行って来ました。半月前に佐世保に行ったときに軍港クルーズ乗れなかったので、リベンジです。
駅の観光案内所にチケット取りに行ったら、また満席で断られて絶望したのですが、係の人がなんとか話つけてくれて潜り込めました。

2回連続でアウトなのかと心配したけど、なんとかチケット取れました。クルーズの運行は冬季(12月〜2月)は行われないので、その前にもう一度乗っておきたかったのです。
倉島岸壁の艦艇公開もやってたのでそちらにも行って来ました。今回の公開艦艇はひらしま型掃海艇「たかしま」。掃海艇の見学は初めてだったので良かったです。
そういう訳で、今回は佐世保クルーズを中心に、10月29日に実施した佐世保遠征の様子をレポートします。
前日は遅番勤務で寝るの遅かったのですが、頑張って早起きして、8時に出発、午前10時半頃佐世保に到着しました。
まずは対岸より倉島岸壁に停泊している艦艇のチェックです。この日の倉島岸壁、護衛艦2隻、掃海艇3隻が停泊してました。



むらさめ型護衛艦「きりさめ」。


あさぎり型護衛艦「あまぎり」。

掃海艇。手前から「あおしま」「ひらしま」「たかしま」。
ここから立神岸壁のほうもチェックしてみます。

立神岸壁にはこんごう型護衛艦「ちょうかい」が停泊しているのが見えます。

立神岸壁、奥の方にはむらさめ型が2隻いるようです。

さて、軍港クルーズ行ってみましょう。最近は満席になってることが多いので予約しておいたほうが無難なのかも…。

新みなと。巡視船「あまみ」は定位置。

米軍佐世保基地。緑色の屋根は基地司令部の建物。旧海軍の佐世保鎮守府港湾部庁舎として建てられたものを使っています。掲げられてる旗は、国連旗、星条旗、日の丸。星条旗の下にある旗はイラク戦争での死者を弔う旗だそうです。

赤煉瓦倉庫群。佐世保にもあるんです。ただ米君基地内なので普段は見に行けないだけなのです。

米海軍ドック型揚陸艦アシュランドと宿泊艦マーサー。前回の佐世保レポートでも紹介しました。

立神岸壁、こんごう型護衛艦「ちょうかい」。


「ちょうかい」の裏に佐世保では見かけない艦艇が隠れてました。呉の訓練支援艦「くろべ」です。訓練支援艦が佐世保にいるのを初めて見ました。

立神岸壁に停泊する訓練支援艦「くろべ」。


奥の桟橋に停泊していた”むらさめ型”2隻は「あけぼの」と「ありあけ」でした。

護衛艦「あけぼの」

「くろべ」と「ちょうかい」。

SSKクレーンと米軍艦艇。

SSKの250トン・ハンマーヘッド型クレーン。


ルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬補給艦「マシュー・ペリー」。マシュー・ペリーと書かれるとわからない人も多いかもしれませんが、江戸時代末期に浦賀に開国を迫りにやってきた黒船のペリー提督のことです。ちなみにこのクラスの補給艦には探検家や宇宙飛行士の名前がつけられるそうです。

佐世保湾と外海を結ぶ唯一の海峡。左側が西彼杵半島の最北端「寄船鼻」で右側が俵ケ浦半島の最南端の「高後崎」になります。
幅はわずか850m。佐世保湾は水深も深く、入江も多く、外海から隔てられてるため、天然の良港となっています。
佐世保湾の形がヤツデの葉のような形をしているから”葉港”と呼ばれ、”葉”の漢字をバラして「サ」「世(セ)」「木(ホ)」という名前がついた…という説があるそうです。佐世保港に新しくできた国際ターミナルの名前が「葉港(ようこう)テラス」なのはこのことから来てます。

浦頭沖にもう一隻米軍の補給艦が。マシュー・ペリーと同型艦だと思われますが、艦番号がないのでガイドさんにも艦名はわからないそうです。前回の佐世保レポートで弓張岳から見えた補給艦はこの艦だったんじゃないかと思われます。

崎辺地区の警備隊基地のところにいた輸送艦1号型(LCU-2001)。LCUとは汎用揚陸艇。上陸用舟艇の区分のひとつ。ただし自衛隊のこの艦艇は揚陸というより輸送を目的に作られたもの。米軍などのLCUとは違い戦車を搭載には対応していないとのこと。

佐世保教育隊。カッターが並んでいるのが見えます。


前畑弾薬庫。避雷針が並んでるのが見えます。目に見える建物以外に、丘の下にも弾薬貯蔵庫があるそうです。旧日本海軍が利用していたものですが敗戦で米陸軍に接収され、さらに陸軍から海軍に移管し、現在は米海軍が利用しているそうです。

タグボートが貨物船を岸壁に横付け中。

前畑岸壁。



倉島岸壁の護衛艦「あまぎり」。

倉島岸壁の掃海艇「たかしま」「ひらしま」「あおしま」。「たかしま」「ひらしま」は佐世保に配備されてる掃海艇ですが、「あおしま」は沖縄配備の掃海艇です。SSKに整備にきていてここで待機してるとのこと。また前の2隻は”ひらしま”型であるのに対し、「あおしま」は一世代前の”すがしま型”です。



倉島岸壁、護衛艦「きりさめ」。

「あまぎり」と掃海艇3艇。
以上、軍港クルーズの様子でした。
続いて一般艦艇公開へ向かうことにします。

この日の佐世保の一般艦艇公開は掃海艇「たかしま」でした。「きりさめ」か「あまぎり」かと期待してましたが、まさかの掃海艇。でも掃海艇って一度も見学したことがなかったので、良かったかもしれません。呉の「てつのくじら」で掃海艇のことも勉強してましたし良い機会です。


倉島岸壁奥に停泊している支援船。


護衛艦「きりさめ」。

護衛艦「あまぎり」。

「あまぎり」の内火艇。

艦艇公開の担当艦艇は艦番号603の掃海艇「たかしま」です。”ひらしま型”掃海艇の3番艦。”ひらしま型”までは船体が木造でしたが、これ以降の掃海艇はFRP(強化プラスチック)製になりました。そのひらしま型の中でも末っ子のこの「たかしま」は、最後の木造掃海艇となりました。

艦橋の操舵席。舵と速度が分かれています。

操舵室から見た艦橋の窓。さすがに狭いですね。ミサイル艇おおたかの見学の時を思い出させます。




艦橋の様子。金属探知に対応した木造艇ですが、細かい部分には金属が使われてました。

艦橋の前にはテラスがあります。床を見るとこの艇が木造だということがわかりますね。

前方に設置されてるのは20ミリ機関砲。海上に浮かんだ機雷を撃ち破壊するのに使います。

「ひらしま」から護衛艦「あまぎり」。

佐世保湾を望む。


S-10水中航走式機雷掃討具。遠隔操作無人探査機(ROV)。人に代わって、水中で機雷を処分する作業をします。


掃海浮標。これ「てつのくじら」でたくさん見ましたw 係維掃海具のひとつで、これにカッターのついたワイヤーを付け引っ張ることで係維機雷の係維索を切断します。

感応掃海具1型。音響機雷と磁気魚雷に対応した掃海具です。スクリュー音に似た音波を出して音響機雷を起爆させ処分します。

「たかしま」と「ひらしま」。

掃海艇3艇の後部。後ろからみると”すがしま型”と”ひらしま型”の違いがよく分かります。煙突の数や後部甲板の高さなどに違いがありますね。
以上、10月29日の佐世保クルーズと一般艦艇公開の様子でした。今年の佐世保行きはこれで最後かな?つぎは来年の春くらいになるかも?
(関連記事)
佐世保護衛艦ウォッチング(2016年10月9日)
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駅の観光案内所にチケット取りに行ったら、また満席で断られて絶望したのですが、係の人がなんとか話つけてくれて潜り込めました。

2回連続でアウトなのかと心配したけど、なんとかチケット取れました。クルーズの運行は冬季(12月〜2月)は行われないので、その前にもう一度乗っておきたかったのです。
倉島岸壁の艦艇公開もやってたのでそちらにも行って来ました。今回の公開艦艇はひらしま型掃海艇「たかしま」。掃海艇の見学は初めてだったので良かったです。
そういう訳で、今回は佐世保クルーズを中心に、10月29日に実施した佐世保遠征の様子をレポートします。
前日は遅番勤務で寝るの遅かったのですが、頑張って早起きして、8時に出発、午前10時半頃佐世保に到着しました。
まずは対岸より倉島岸壁に停泊している艦艇のチェックです。この日の倉島岸壁、護衛艦2隻、掃海艇3隻が停泊してました。



むらさめ型護衛艦「きりさめ」。


あさぎり型護衛艦「あまぎり」。

掃海艇。手前から「あおしま」「ひらしま」「たかしま」。
ここから立神岸壁のほうもチェックしてみます。

立神岸壁にはこんごう型護衛艦「ちょうかい」が停泊しているのが見えます。

立神岸壁、奥の方にはむらさめ型が2隻いるようです。

さて、軍港クルーズ行ってみましょう。最近は満席になってることが多いので予約しておいたほうが無難なのかも…。

新みなと。巡視船「あまみ」は定位置。

米軍佐世保基地。緑色の屋根は基地司令部の建物。旧海軍の佐世保鎮守府港湾部庁舎として建てられたものを使っています。掲げられてる旗は、国連旗、星条旗、日の丸。星条旗の下にある旗はイラク戦争での死者を弔う旗だそうです。

赤煉瓦倉庫群。佐世保にもあるんです。ただ米君基地内なので普段は見に行けないだけなのです。

米海軍ドック型揚陸艦アシュランドと宿泊艦マーサー。前回の佐世保レポートでも紹介しました。

立神岸壁、こんごう型護衛艦「ちょうかい」。


「ちょうかい」の裏に佐世保では見かけない艦艇が隠れてました。呉の訓練支援艦「くろべ」です。訓練支援艦が佐世保にいるのを初めて見ました。

立神岸壁に停泊する訓練支援艦「くろべ」。


奥の桟橋に停泊していた”むらさめ型”2隻は「あけぼの」と「ありあけ」でした。

護衛艦「あけぼの」

「くろべ」と「ちょうかい」。

SSKクレーンと米軍艦艇。

SSKの250トン・ハンマーヘッド型クレーン。


ルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬補給艦「マシュー・ペリー」。マシュー・ペリーと書かれるとわからない人も多いかもしれませんが、江戸時代末期に浦賀に開国を迫りにやってきた黒船のペリー提督のことです。ちなみにこのクラスの補給艦には探検家や宇宙飛行士の名前がつけられるそうです。

佐世保湾と外海を結ぶ唯一の海峡。左側が西彼杵半島の最北端「寄船鼻」で右側が俵ケ浦半島の最南端の「高後崎」になります。
幅はわずか850m。佐世保湾は水深も深く、入江も多く、外海から隔てられてるため、天然の良港となっています。
佐世保湾の形がヤツデの葉のような形をしているから”葉港”と呼ばれ、”葉”の漢字をバラして「サ」「世(セ)」「木(ホ)」という名前がついた…という説があるそうです。佐世保港に新しくできた国際ターミナルの名前が「葉港(ようこう)テラス」なのはこのことから来てます。

浦頭沖にもう一隻米軍の補給艦が。マシュー・ペリーと同型艦だと思われますが、艦番号がないのでガイドさんにも艦名はわからないそうです。前回の佐世保レポートで弓張岳から見えた補給艦はこの艦だったんじゃないかと思われます。

崎辺地区の警備隊基地のところにいた輸送艦1号型(LCU-2001)。LCUとは汎用揚陸艇。上陸用舟艇の区分のひとつ。ただし自衛隊のこの艦艇は揚陸というより輸送を目的に作られたもの。米軍などのLCUとは違い戦車を搭載には対応していないとのこと。

佐世保教育隊。カッターが並んでいるのが見えます。


前畑弾薬庫。避雷針が並んでるのが見えます。目に見える建物以外に、丘の下にも弾薬貯蔵庫があるそうです。旧日本海軍が利用していたものですが敗戦で米陸軍に接収され、さらに陸軍から海軍に移管し、現在は米海軍が利用しているそうです。

タグボートが貨物船を岸壁に横付け中。

前畑岸壁。



倉島岸壁の護衛艦「あまぎり」。

倉島岸壁の掃海艇「たかしま」「ひらしま」「あおしま」。「たかしま」「ひらしま」は佐世保に配備されてる掃海艇ですが、「あおしま」は沖縄配備の掃海艇です。SSKに整備にきていてここで待機してるとのこと。また前の2隻は”ひらしま”型であるのに対し、「あおしま」は一世代前の”すがしま型”です。



倉島岸壁、護衛艦「きりさめ」。

「あまぎり」と掃海艇3艇。
以上、軍港クルーズの様子でした。
続いて一般艦艇公開へ向かうことにします。

この日の佐世保の一般艦艇公開は掃海艇「たかしま」でした。「きりさめ」か「あまぎり」かと期待してましたが、まさかの掃海艇。でも掃海艇って一度も見学したことがなかったので、良かったかもしれません。呉の「てつのくじら」で掃海艇のことも勉強してましたし良い機会です。


倉島岸壁奥に停泊している支援船。


護衛艦「きりさめ」。

護衛艦「あまぎり」。

「あまぎり」の内火艇。

艦艇公開の担当艦艇は艦番号603の掃海艇「たかしま」です。”ひらしま型”掃海艇の3番艦。”ひらしま型”までは船体が木造でしたが、これ以降の掃海艇はFRP(強化プラスチック)製になりました。そのひらしま型の中でも末っ子のこの「たかしま」は、最後の木造掃海艇となりました。

艦橋の操舵席。舵と速度が分かれています。

操舵室から見た艦橋の窓。さすがに狭いですね。ミサイル艇おおたかの見学の時を思い出させます。




艦橋の様子。金属探知に対応した木造艇ですが、細かい部分には金属が使われてました。

艦橋の前にはテラスがあります。床を見るとこの艇が木造だということがわかりますね。

前方に設置されてるのは20ミリ機関砲。海上に浮かんだ機雷を撃ち破壊するのに使います。

「ひらしま」から護衛艦「あまぎり」。

佐世保湾を望む。


S-10水中航走式機雷掃討具。遠隔操作無人探査機(ROV)。人に代わって、水中で機雷を処分する作業をします。


掃海浮標。これ「てつのくじら」でたくさん見ましたw 係維掃海具のひとつで、これにカッターのついたワイヤーを付け引っ張ることで係維機雷の係維索を切断します。

感応掃海具1型。音響機雷と磁気魚雷に対応した掃海具です。スクリュー音に似た音波を出して音響機雷を起爆させ処分します。

「たかしま」と「ひらしま」。

掃海艇3艇の後部。後ろからみると”すがしま型”と”ひらしま型”の違いがよく分かります。煙突の数や後部甲板の高さなどに違いがありますね。
以上、10月29日の佐世保クルーズと一般艦艇公開の様子でした。今年の佐世保行きはこれで最後かな?つぎは来年の春くらいになるかも?
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