昨年の大晦日に、飛騨高山にアニメ「氷菓」の聖地巡礼に行きました。ずいぶんと遅くなりましたが、そのときのレポートを書いていきたいと思います。
「氷菓」は去年後半に僕がすごくハマっていたアニメで、原作の「<古典部>シリーズ」はもちろんコミックなども買って読みました。京都アニメーションの作品では一番好きなタイトルですね。
氷菓の舞台(のモデル)は高山だと知ってましたが、九州からはさすがに遠すぎて簡単にはいけないな、とは思ってたんですが、冬の青春18きっぷと正月休みを利用して、なんとか行くことができました。
前日に青春18きっぷを使い、鹿児島本線、山陽本線、東海道線、と普通列車を乗り継いで、岐阜で一泊。
翌朝、岐阜駅を6時54分発の普通電車で高山線を北上し、最初の目的地、飛騨一ノ宮駅に到着したのが10時4分。独り駅のホームに降り立った僕を迎えたのは、一面の銀世界でした。


高山駅のひとつ手前、この「飛騨一ノ宮駅」に立ち寄ったのは、ここが最終回「遠まわりする雛」の舞台のモデルになった神社と桜の木がある場所だったからです。
「遠まわりする雛」のエピソードは「氷菓」の全てのエピソードの中でいちばん好きな話なので、ここだけは他を差し置いてもチェックしておかねばいけないと思ってました。


駅を出て、まずは「水梨神社」のモデルになった「飛騨一宮水無宮神社」に向かいます。
駅前の通りを南へ。一之宮の交差点で国道を渡り、1つ奥に入ったところに神社はあります。

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巡礼ポイント】飛騨一宮水無神社前

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参考画像】水梨神社前
氷菓ではいくつか神社が舞台として出てくるのですが、この「水梨神社」は「生きびな祭り」の祭事を行った神社です。「生きびな祭り」自体もこの神社で古くから行われているお祭りです。それと「クドリャフカの順番」(12話〜17話)のエピソードで冒頭に千反田えるが文化祭で文集が売れるようにと祈願をする神社もここです。
ちなみに「あきましておめでとう」(20話)で初詣に行った神社は高山市内にある日枝神社で別です。そちらも後日紹介できると思います。

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巡礼ポイント】飛騨一宮水無神社境内

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参考画像】エピソード冒頭で出てくる水梨神社境内
通常だとこの楼門前の広場までしか立ち入ることができません。参拝者は楼門からお参りをする形になります。ただ初詣やお祭りなどの特別な日のだけご拝殿前に立ち入ることができます。
この日は大晦日だということで、初詣の準備のためでもあってなのでしょうか、ご拝殿前まで立ち入ることができました。

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巡礼ポイント】生きびな祭りの顔ハメ看板

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参考画像】エピソード冒頭に出てくる生きびな祭りの顔ハメ看板

参考画像の顔ハメ看板の後ろの手水舎がこちら。

手水舎の隣には蛙の置物が。なにか謂われがあるのでしょうかね?

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巡礼ポイント】手水舎と柄杓。

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参考画像】生きびな祭りの行列のシーンが終わった後の神社のシーン。

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巡礼ポイント】ご拝殿前

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参考画像】生きびな祭りの行列のシーンが終わった後の神社のシーン。中でえるタソと入須先輩が穢れを清めてます。

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巡礼ポイント】ご拝殿横

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参考画像】12話「限りなく積まれた例のあれ」冒頭、えるタソが文化祭の成功祈願に来たシーン。
楼門より先のご拝殿前は、初詣のときは入ることができるようですが、人が多くて写真とか難しいかもしれません。聖地巡礼で行きたのであれば大晦日は穴場かもしれませんね。

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巡礼ポイント】境内の階段(左奥)

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参考画像】生きびな祭りの行列のシーンが終わった後の神社のシーン。奉太郎と里志と摩耶花が話してるシーン。
この階段を特定するのに少し手間取りました。同じような階段がいくつかあるので。消火栓の位置などからおそらくここなのではないかと思います。


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巡礼ポイント】参集殿

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参考画像】シーン冒頭。参集殿を訪れた奉太郎。

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巡礼ポイント】参集殿玄関

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参考画像】生きびな祭りでえるタソや入須先輩が仮装して出て参集殿から出てくるシーン。
そして、飛騨一宮水無神社に奉納された痛絵馬をずずいとご紹介。




初めて痛絵馬というものを見ました。上手い絵の絵馬とか面白いこと書いてある絵馬とか探すのも楽しいです。一番下はプロの方らしい。今の僕に絵心があれば僕も奉納したいところですけどねw
さて、続いて「狂い咲きの桜」のモデルになった臥龍桜へ足を向けます。…と言いたいところですが、準備不足でこの時点で詳しい場所がわかっていません。iPhoneで調べてみると駅裏にあるとか…。
てっきり川沿いにあるものとばかり思っていた僕は、泣く泣く元来た道を引き返します。しかも、このとき高山市内行きのバスの時間が迫ってました。ほとんど走るような感じで急いで駅に戻りました。

駅からの通りの長い橋をわたって駅へと急ぎます。
この時履いていたブーツが靴底に凹凸の少ないタイプのものだったので何度も転びました。実は神社でも3回ほど転んでます…。人が少なくて幸いでした。

雪国に行くときは、それなりの靴でいきましょう!(反省…)っていうか僕の聖地巡礼は靴に呪われてるな。最初に竹原に行った時もトレッキングシューズの靴底が剥げかけて大変な目に遭いました…。
線路のむこうに渡る手段がないので、駅の跨線橋を通って向こう側に渡ります。そしてまさに駅前に臥龍公園があり、その奥に臥龍桜がありました!




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巡礼ポイント】臥龍桜(がりゅうざくら)



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参考画像】エピソードの所々に出てくる狂い咲きの桜。
もちろん桜は咲いてません。もし狂い咲きしてたとしてもさすがに真冬には狂い咲きませんよね…。近ければ春になったら行くのですが、さすがに簡単に行ける距離ではないので…。
あくまでモデルということで、場所は川沿いではありませんし、すこしイメージしていた感じとは違いました。
駅からすぐなので、列車で飛騨一宮水無神社に聖地巡礼に行く人は、まずこちらを見てから神社に行くと良いかもです。


そしてバスで高山駅前まで移動です。高山までひと駅なのですが、普通列車が夕方まで無いので、仕方なくバス利用です。そのバスも、選べるほど本数が無いので、ダイヤは要チェックです。
そんな感じで、念願の「遠まわりする雛」の舞台に行く事ができてとても感激しました。飛騨一宮水無神社も神社好きとしも魅力ある場所でした。臥龍桜も咲いていればもっと感動できたのでしょうけど、どういう桜の木なのかが見られたので良かったと思います。
今年の「生きびな祭り」は、竹原の「憧憬の路☓たまゆら」のように「氷菓」とのコラボでお祭りが行われたようで、是非とも行きたかったのですが、社員に成り立てな僕の立場では有給とって遊びに行くっていうわけにもいきませんでした…。残念無念。
さて、次回からは高山市街地の聖地を巡っていきますよー。
※当エントリーでは作中の画像を比較研究目的により引用しています。参考画像等の著作権は「(C)神山高校古典部OB会」 にすべて帰属します。
(関連記事)
【氷菓聖地巡礼】夏の飛騨高山散策1「商店街周辺と氷菓バス」
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【氷菓聖地巡礼】夏の飛騨高山散策・番外編「高山氷菓土産」
「氷菓」は去年後半に僕がすごくハマっていたアニメで、原作の「<古典部>シリーズ」はもちろんコミックなども買って読みました。京都アニメーションの作品では一番好きなタイトルですね。
氷菓の舞台(のモデル)は高山だと知ってましたが、九州からはさすがに遠すぎて簡単にはいけないな、とは思ってたんですが、冬の青春18きっぷと正月休みを利用して、なんとか行くことができました。
前日に青春18きっぷを使い、鹿児島本線、山陽本線、東海道線、と普通列車を乗り継いで、岐阜で一泊。
翌朝、岐阜駅を6時54分発の普通電車で高山線を北上し、最初の目的地、飛騨一ノ宮駅に到着したのが10時4分。独り駅のホームに降り立った僕を迎えたのは、一面の銀世界でした。


高山駅のひとつ手前、この「飛騨一ノ宮駅」に立ち寄ったのは、ここが最終回「遠まわりする雛」の舞台のモデルになった神社と桜の木がある場所だったからです。
「遠まわりする雛」のエピソードは「氷菓」の全てのエピソードの中でいちばん好きな話なので、ここだけは他を差し置いてもチェックしておかねばいけないと思ってました。


駅を出て、まずは「水梨神社」のモデルになった「飛騨一宮水無宮神社」に向かいます。
駅前の通りを南へ。一之宮の交差点で国道を渡り、1つ奥に入ったところに神社はあります。

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氷菓ではいくつか神社が舞台として出てくるのですが、この「水梨神社」は「生きびな祭り」の祭事を行った神社です。「生きびな祭り」自体もこの神社で古くから行われているお祭りです。それと「クドリャフカの順番」(12話〜17話)のエピソードで冒頭に千反田えるが文化祭で文集が売れるようにと祈願をする神社もここです。
ちなみに「あきましておめでとう」(20話)で初詣に行った神社は高山市内にある日枝神社で別です。そちらも後日紹介できると思います。

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通常だとこの楼門前の広場までしか立ち入ることができません。参拝者は楼門からお参りをする形になります。ただ初詣やお祭りなどの特別な日のだけご拝殿前に立ち入ることができます。
この日は大晦日だということで、初詣の準備のためでもあってなのでしょうか、ご拝殿前まで立ち入ることができました。

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参考画像の顔ハメ看板の後ろの手水舎がこちら。

手水舎の隣には蛙の置物が。なにか謂われがあるのでしょうかね?

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楼門より先のご拝殿前は、初詣のときは入ることができるようですが、人が多くて写真とか難しいかもしれません。聖地巡礼で行きたのであれば大晦日は穴場かもしれませんね。

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この階段を特定するのに少し手間取りました。同じような階段がいくつかあるので。消火栓の位置などからおそらくここなのではないかと思います。


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そして、飛騨一宮水無神社に奉納された痛絵馬をずずいとご紹介。




初めて痛絵馬というものを見ました。上手い絵の絵馬とか面白いこと書いてある絵馬とか探すのも楽しいです。一番下はプロの方らしい。今の僕に絵心があれば僕も奉納したいところですけどねw
さて、続いて「狂い咲きの桜」のモデルになった臥龍桜へ足を向けます。…と言いたいところですが、準備不足でこの時点で詳しい場所がわかっていません。iPhoneで調べてみると駅裏にあるとか…。
てっきり川沿いにあるものとばかり思っていた僕は、泣く泣く元来た道を引き返します。しかも、このとき高山市内行きのバスの時間が迫ってました。ほとんど走るような感じで急いで駅に戻りました。

駅からの通りの長い橋をわたって駅へと急ぎます。
この時履いていたブーツが靴底に凹凸の少ないタイプのものだったので何度も転びました。実は神社でも3回ほど転んでます…。人が少なくて幸いでした。

雪国に行くときは、それなりの靴でいきましょう!(反省…)っていうか僕の聖地巡礼は靴に呪われてるな。最初に竹原に行った時もトレッキングシューズの靴底が剥げかけて大変な目に遭いました…。
線路のむこうに渡る手段がないので、駅の跨線橋を通って向こう側に渡ります。そしてまさに駅前に臥龍公園があり、その奥に臥龍桜がありました!




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もちろん桜は咲いてません。もし狂い咲きしてたとしてもさすがに真冬には狂い咲きませんよね…。近ければ春になったら行くのですが、さすがに簡単に行ける距離ではないので…。
あくまでモデルということで、場所は川沿いではありませんし、すこしイメージしていた感じとは違いました。
駅からすぐなので、列車で飛騨一宮水無神社に聖地巡礼に行く人は、まずこちらを見てから神社に行くと良いかもです。


そしてバスで高山駅前まで移動です。高山までひと駅なのですが、普通列車が夕方まで無いので、仕方なくバス利用です。そのバスも、選べるほど本数が無いので、ダイヤは要チェックです。
そんな感じで、念願の「遠まわりする雛」の舞台に行く事ができてとても感激しました。飛騨一宮水無神社も神社好きとしも魅力ある場所でした。臥龍桜も咲いていればもっと感動できたのでしょうけど、どういう桜の木なのかが見られたので良かったと思います。
今年の「生きびな祭り」は、竹原の「憧憬の路☓たまゆら」のように「氷菓」とのコラボでお祭りが行われたようで、是非とも行きたかったのですが、社員に成り立てな僕の立場では有給とって遊びに行くっていうわけにもいきませんでした…。残念無念。
さて、次回からは高山市街地の聖地を巡っていきますよー。
※当エントリーでは作中の画像を比較研究目的により引用しています。参考画像等の著作権は「(C)神山高校古典部OB会」 にすべて帰属します。
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