アニメの過剰な表現規制で悪名高い愛知県が「宙のまにまに」でもやってくれました。オープニングの1シーン。自転車の二人乗りで海岸線の道路を走るシーンがアウトだった模様。

■『宙のまにまに』愛知版と他放送局ではOPが一部異なってる件(今日もやられやく)
http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-3380.html

いくらなんでも、この規制はやりすぎでしょ? しかも、差し替えるならもっとマシな絵はなかったのかよって思います。…というか二人乗りの表現自体が残ってるのであまり差し替えた意味ないのでは。

自転車の2人乗りというシーンは、こういった青春もののストーリーではよく使われて来ました。なにもアニメに限った話ではありません。ドラマや映画でもよく使われるお約束の演出のひとつです。確かに自転車の2人乗りは違反ですけれど、演出のひとつとして許容する事はできないんでしょうかねえ。これならまだエロ規制のほうがまだ理解はできます。しかし、ここまで厳しくする必要があるのでしょうか?

フィクションの物語の中でも、法律がしっかり守られなければならないというのは、どこかおかしな話だと思いますし、なんだか気持ち悪さを感じてしまいます。誰がこれを規制しようと言い出したのかは知りませんが、視聴者に悪影響を云々とかいうよりも、なんとかしてアニメにいちゃもんをつけてやろうとした結果のような気がしてなりません。


現実の生活でも軽微な違反や犯罪は日常的におこなわれている事です。それ自体が良い悪いという事は置いておいて、そういった日常を表現する事は必要になる場合もあるでしょう。些細な法律違反でも規制の対象になってしまうなら、シナリオライターは六法全書片手にシナリオを書かなくてはならなくなります。もちろん表現の幅もかなり制約を受けるでしょう。

2人乗りが違反である事ぐらい誰だって知ってる事だし、こんなんに目くじら建てる前に、きちんと学校や親がそういう事を教えるべきです。それにこういうアニメやドラマのストーリーや演出に影響を受けて、現実にやってしまうような事のないように教えるのが、社会の責任なのではないですかね?

なんでもかんでも規制すればそれで安心とか思ってるなら、それは大間違いだと私は思います。アニメに噛みつく前にやるべきことはあるんじゃないですかって言いたいですね。


それにしても、せっかくいいオープニングなのに台無しです。放送局も無粋な事をするなあ、と思わずにはいられません。

幸い、他の放送局では通常のオープニングが放送されましたけど、もしこんな馬鹿げた規制が全国で当たり前のように行われるようにならないよう願わずにはおれませんよ。愛知の視聴者の方々にはお気の毒としか言いようがありません。

■参考■
アニメ「宙のまにまに」オープニング(※愛知版ではありません)



※追記(2009年7月15日)

昨晩愛知で放送された第2話で、本編中に自転車の2人乗りが出てくるシーンはテロップ入ったそうです。しかも丹念に4回も。しつこい。まさにテロですよね。ひょっとしてネタでやってんのか?って思ってしまいました。詳細はこちらを。


Super Noisy Nova(初回生産限定盤)(DVD付)Super Noisy Nova(初回生産限定盤)(DVD付)
スフィア

ランティス 2009-07-29
売り上げランキング : 134

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

このエントリーをはてなブックマークに追加