最近、アニメの聖地巡礼がよく話題になってますね。「らき☆すた」の舞台のモデルとなった埼玉県鷲宮町の鷲宮神社や「ひぐらしのなく頃に」の舞台のモデルになった岐阜県の白川郷などが有名ですよね。
聖地巡礼とはアニメ作品やゲーム作品の舞台となったり、舞台のモデルになったりした場所を巡る事を言います。ちなみに物語の舞台を巡る聖地巡礼というものは昔から行われていた事で、以前は映画や小説の舞台やゆかりの地を巡ることをそう呼んでいました。
昔のアニメやゲームは特定の場所を舞台にするような事はあまりありませんでした。あったとして、もそれほど重要視されなかったので、聖地を巡るような事はありませんでした。たとえあっても一部のディープなマニアの話で、それが話題になることはなかったと思います。
近年、特にネットが発達してからは、作品の舞台になった場所の情報なども得られやすくなり、またファン同士の情報交換も容易になり場所も特定しやすくなったということもあり、アニメやゲームの聖地巡礼が行われるようになりました。
ただ、この言葉、ネット等を見る限り、アニメファン以外の一般人からはあまり良い印象を受けていないように見受けれます。気持ち悪い連中が大量に訪れていると、面白おかしくかき立てる記事が多い気がします。事実、私も聖地巡礼というものにはあまりいい印象を持っていませんでした。行くと地元の人とかから白い目で見られそうで、行くのが怖いというイメージでした。
■聖地巡礼は史跡巡りに似ている。
私はアニメファンでもある他に歴史ファンでもあります。歴史を勉強する一番の方法は史跡や博物館を巡る事です。
歴史書や歴史小説などを読んで勉強するより、実際に行って、史跡や歴史資料を肉眼で見て、触れて、感じる事でより深く歴史を理解できる。歴史上の人物が見たであろう景色、使ったであろう物、書いたであろう書物などを実際に見ることによって、その人物か何を感じ、何を思ったかを感じる事が出来ます。
イメージの中でもやもやしていたものがはっきり感じられるようになります。また時間とお金と労力を使ってそこまで行く事によって、その場所が深く印象づけられ、その歴史に関する感心がより深くなるという効果もあると思います。
聖地巡礼はそれと良く似ています。行くことによってその作品への感心が深くなる、印象強くなる。また登場人物達に対する共感みたいなものが生まれる。
史跡と違って創作なので、そこにキャラクターが立ったという事実はないにせよ、どういう気持ちでこの景色を見たか、どういう場所で登場人物たちは過ごしたのか。また制作者に感心があるファンは、制作者がどんな場所を見て物語を生み出したかを感じ取れるかもしれません。
舞台のモデルになった場所に行く事によって、物語の理解に深みが生まれます。また行ったという事実自体が作品への愛を深める事にもなります。行った想い出として関連づける事によって、行く前とはまた違った思いをその作品に持つようになるかもしれません。
もちろん同じファンとの交流の場としての機能も果たしてくれるでしょう。巡礼ノートなどでファン同士のコミュニケーションが行われたりします。聖地巡礼でファンとして得られる物は案外大きいです。
■観光地を知るきっかけとしての聖地巡礼
聖地巡礼は、今までまったく縁もゆかりもない土地を知るきっかけとしても機能します。名前さえ知らなかった場所。たいして感心のなかった場所に行ったり知ったりするきっかけを与えてくれます。地元にとってはいい観光PRになるんではないでしょうか。
それを歓迎するか否かは、それぞれの事情によって違うとは思いますが、こういう機会を利用しない手はないと思います。相手がオタクだからと偏見の目で否定してしまうのはもったいない話です。
■食わず嫌いを止めて聖地巡礼に行ってみた。
私も昨年の夏に機会があったので聖地巡礼をしてみました。何事も経験せずに、善し悪しを述べるのは良くないですからね。
私が行ったのは長野県大町市にある木崎湖です。ここはアニメ「おねがい☆ティーチャー」と「おねがい☆ツインズ」いわゆる「おねがいシリーズ」の舞台になった場所のひとつです。昨今のアニメ聖地巡礼ブームの元祖だったと記憶しています。
アニメ作品の聖地巡礼というものがまだそれほど一般的ではなかった頃に、そういうものがあるという事を知ったのがこの作品の聖地巡礼です。ネットにいくつかレポートがあがっていて、関心はありました。
■実際に聖地巡礼に行ってみた感想
それで昨年の夏、青春18きっぷで関東のほうへ行こうと計画しまして、せっかくだから以前から気になっていた木崎湖に行ってみようと思いました。そのときの様子は以下にレポートしてますんで、そちらを見て頂きたい。
レポートにも書いていますが、行く前は、けっこうおっかなびっくりで、私みたいなおっさんが一人で聖地巡礼などすると気持ち悪るがられて、後ろ指さされそうだったので、できるだけこっそり行こうと思ってました。
行ってみるとそれはおおきな間違いだったと気付かされました。私自身偏見で聖地巡礼というものをとらえていたなあと反省したものです。
結果としては、地元の人たちもめっちゃくちゃ優しかったし、白い目で見られる事もなかったし、どちらかというと歓迎ムードだったように感じました。観光のひとつの目玉として受け入れられているように感じました。
恐らくは今まで訪れたファンの人たちがモラルを守り、地元の人たちと積極的に交流して、嫌われないように、良い印象を得られるように、迷惑にならないように努力してきた結果だと私は感じました。
ここでもやはり昔は騒いだり、巡礼ノートを持ち帰ったりしたマナーの悪いファンが居たようです。でも、ネットなどでの呼びかけをしてマナーの向上を訴えたりした結果、今の良好な状態にできたんだと思います。基本的にみんな
作品のファンなんですから、作品の品位を穢す事を、本物のファンがするはずはありません。
そういう事をするのはにわかファンか元々モラルのない人間です。それは聖地巡礼という行為が悪いのではなくて、その人間個人が悪いだけです。
■一部の非常識が常識になる怖さ。
多くの人間が集まり、分母が大きくなると、それに比例して、変な人間の割合も増えてくるものです。なにもアニメの聖地巡礼に限ったことではありません。また困った事にそういった非常識な行動を取る人間は目立つので、その集団全体がそういう人間で構成されていると、外部の人間は思いがちです。
聖地巡礼をしている人たちもほとんどが礼儀正しくマナーを守って場を荒らさないように気を使ってる人たちだと思います。誰だって自分たちの印象を悪くするような事はしたくありません。そもそも、自分の好きな作品のイメージに泥をぬるような事は避けたいと思っています。
しかし、一部の不心得者がそういう多くの人の思いを平気で踏みにじります。そういう者の中には、作品にさほど愛情のないにわかファンや冷やかしに来たファンでも何でもない人間もいるでしょう。こういう人間は残念ながらどこにでもいるものです。
■アニメファンもサーファーも問題は同じ
私は一時期、ボディーボードをやっていました。そのときよく波乗り系のサイトなどを覗いていたんですが、彼らの中にも同じような問題が常に持ち上がっていました。
駐車マナーやゴミのポイ捨てなどする一部の不心得者のせいで地元住民とトラブルになり、そこの砂浜が波乗り禁止になってしまったという事例をよく聞きました。
ほとんどのサーファーはきちんとモラルを守って波乗りを楽しんでます。また積極的な人は自らビーチクリーンなどのボランティア活動を通して地元民に好印象を持ってもらおうと努力をしています。
しかし、そんな事もお構いなしに、突然、浜に現れてやりたい放題やって去っていく不心得者のせいで全部が水の泡になってしまいます。怒った地元サーファー(ローカル)は余所者(ビジター)を絶対入れないというような強硬手段に出る者もいて、ローカルとビジターの間で論争が延々と続いてました。
この問題は、今の聖地巡礼の問題に似ているような気がします。波乗りや聖地巡礼だけに限りません。どんな趣味にもそれを乱す少数の不心得者がいて、そいつらのせいでイメージが下がってしまう事、それをやってる人間が白い目で見られることはよくある話です。
自分たちの中から困った人たちが出ないように努力する事は必要ですが、どんな集団にもそういう困った人たちがいるという事を理解し、自分たちが偏見で他の集団を判断することがないようにしたいですね。
■武将萌え聖地巡礼についてかく思う
聖地巡礼として話題になったのは「戦国BASARA」などで”武将萌え”をしている女性たちの聖地巡礼。いわゆる歴女というやつですか。
こちらも賛否両論。絵馬にかかれたアニメ風キャラ絵に神社が困惑していると話題になりました。しかし、まあ歴史好きな私としては、きっかけはなんであれ、自国の歴史に関心を持ってくれるのは良いことだと思いますけどね。お隣の国のスターを追いかけたり自国の歴史そっちのけで、あちらの国の歴史ドラマに夢中になったりするよりよほど健全だと私は思いますよ。
たしかに方向性や行動は問題あるかもしれませんけど、そこからちゃんとした歴史に興味を持つ人間も少なからず出てくると思いますし、目くじらたてるほどのものでもないとは思います。
興味を持つきっかけなんて何でもいいではありませんか。きっかけに優劣をもつのってよくないと思います。アニメやゲームがきっかけでも良いではありませんか。私だって歴史を好きになったきっかけはオカルトだし…。
ただ、この場合、神社側がほんとうに嫌だというのならば、禁止にしてもいいとは思いますね。好ましくないと思ってることをはっきり表明すれば、それをする人は減ると思うし、それでも描く人が後をたたないのであれば批難されるべきだと思います。でも放置状態でうだうだ言ってるのはどうかなと。絵馬を売って儲けているわけですし。
■行ってわかった聖地巡礼。
そういう訳で、アニメの聖地巡礼はネットとかで面白おかしくかき立てられるほど悪いものでも、批難されるものでもありません。普通の常識を持って行動すれば、何の問題もないのです。当たり前の気遣いをすればいいだけのこと。できるならば事前に調査して、どういう場所でどういうルールがあるのか、知ってから行ったほうがいいですけどね。
行って楽しんで、人と交流して、作品に対する理解を深めて、想い出を持って帰ってくればいいんです。きっといい想い出になること間違いなしでしょう。私も木崎湖は忘れられない想い出になりましたし、また機会があったら行きたいと思ってます。アニメの舞台としてじゃなくても、良い所ですからね。
レポートにも書きましたが、木崎湖は、九州に住んでいる私にとって、おねがいティーチャーというアニメが無ければ一生行くことも、知ることも無かった場所だと思います。ほんと不思議な縁ですよ。行けてよかったです。
聖地巡礼、みんなが言うほど怖いものでも悪いものでもないので、気になる場所がある人はぜひ行って見てください。私も機会があればどんどん行ってみたいと思っております。
聖地巡礼とはアニメ作品やゲーム作品の舞台となったり、舞台のモデルになったりした場所を巡る事を言います。ちなみに物語の舞台を巡る聖地巡礼というものは昔から行われていた事で、以前は映画や小説の舞台やゆかりの地を巡ることをそう呼んでいました。
昔のアニメやゲームは特定の場所を舞台にするような事はあまりありませんでした。あったとして、もそれほど重要視されなかったので、聖地を巡るような事はありませんでした。たとえあっても一部のディープなマニアの話で、それが話題になることはなかったと思います。
近年、特にネットが発達してからは、作品の舞台になった場所の情報なども得られやすくなり、またファン同士の情報交換も容易になり場所も特定しやすくなったということもあり、アニメやゲームの聖地巡礼が行われるようになりました。
ただ、この言葉、ネット等を見る限り、アニメファン以外の一般人からはあまり良い印象を受けていないように見受けれます。気持ち悪い連中が大量に訪れていると、面白おかしくかき立てる記事が多い気がします。事実、私も聖地巡礼というものにはあまりいい印象を持っていませんでした。行くと地元の人とかから白い目で見られそうで、行くのが怖いというイメージでした。
■聖地巡礼は史跡巡りに似ている。
私はアニメファンでもある他に歴史ファンでもあります。歴史を勉強する一番の方法は史跡や博物館を巡る事です。
歴史書や歴史小説などを読んで勉強するより、実際に行って、史跡や歴史資料を肉眼で見て、触れて、感じる事でより深く歴史を理解できる。歴史上の人物が見たであろう景色、使ったであろう物、書いたであろう書物などを実際に見ることによって、その人物か何を感じ、何を思ったかを感じる事が出来ます。
イメージの中でもやもやしていたものがはっきり感じられるようになります。また時間とお金と労力を使ってそこまで行く事によって、その場所が深く印象づけられ、その歴史に関する感心がより深くなるという効果もあると思います。
聖地巡礼はそれと良く似ています。行くことによってその作品への感心が深くなる、印象強くなる。また登場人物達に対する共感みたいなものが生まれる。
史跡と違って創作なので、そこにキャラクターが立ったという事実はないにせよ、どういう気持ちでこの景色を見たか、どういう場所で登場人物たちは過ごしたのか。また制作者に感心があるファンは、制作者がどんな場所を見て物語を生み出したかを感じ取れるかもしれません。
舞台のモデルになった場所に行く事によって、物語の理解に深みが生まれます。また行ったという事実自体が作品への愛を深める事にもなります。行った想い出として関連づける事によって、行く前とはまた違った思いをその作品に持つようになるかもしれません。
もちろん同じファンとの交流の場としての機能も果たしてくれるでしょう。巡礼ノートなどでファン同士のコミュニケーションが行われたりします。聖地巡礼でファンとして得られる物は案外大きいです。
■観光地を知るきっかけとしての聖地巡礼
聖地巡礼は、今までまったく縁もゆかりもない土地を知るきっかけとしても機能します。名前さえ知らなかった場所。たいして感心のなかった場所に行ったり知ったりするきっかけを与えてくれます。地元にとってはいい観光PRになるんではないでしょうか。
それを歓迎するか否かは、それぞれの事情によって違うとは思いますが、こういう機会を利用しない手はないと思います。相手がオタクだからと偏見の目で否定してしまうのはもったいない話です。
■食わず嫌いを止めて聖地巡礼に行ってみた。
私も昨年の夏に機会があったので聖地巡礼をしてみました。何事も経験せずに、善し悪しを述べるのは良くないですからね。
私が行ったのは長野県大町市にある木崎湖です。ここはアニメ「おねがい☆ティーチャー」と「おねがい☆ツインズ」いわゆる「おねがいシリーズ」の舞台になった場所のひとつです。昨今のアニメ聖地巡礼ブームの元祖だったと記憶しています。
アニメ作品の聖地巡礼というものがまだそれほど一般的ではなかった頃に、そういうものがあるという事を知ったのがこの作品の聖地巡礼です。ネットにいくつかレポートがあがっていて、関心はありました。
■実際に聖地巡礼に行ってみた感想
それで昨年の夏、青春18きっぷで関東のほうへ行こうと計画しまして、せっかくだから以前から気になっていた木崎湖に行ってみようと思いました。そのときの様子は以下にレポートしてますんで、そちらを見て頂きたい。
■横浜、長野、関西方面旅行レポート4「木崎湖〜おねがいシリーズ聖地巡礼〜」(渚屋Archive)
http://nagisaya.seesaa.net/article/120726593.html
レポートにも書いていますが、行く前は、けっこうおっかなびっくりで、私みたいなおっさんが一人で聖地巡礼などすると気持ち悪るがられて、後ろ指さされそうだったので、できるだけこっそり行こうと思ってました。
行ってみるとそれはおおきな間違いだったと気付かされました。私自身偏見で聖地巡礼というものをとらえていたなあと反省したものです。
結果としては、地元の人たちもめっちゃくちゃ優しかったし、白い目で見られる事もなかったし、どちらかというと歓迎ムードだったように感じました。観光のひとつの目玉として受け入れられているように感じました。
恐らくは今まで訪れたファンの人たちがモラルを守り、地元の人たちと積極的に交流して、嫌われないように、良い印象を得られるように、迷惑にならないように努力してきた結果だと私は感じました。
ここでもやはり昔は騒いだり、巡礼ノートを持ち帰ったりしたマナーの悪いファンが居たようです。でも、ネットなどでの呼びかけをしてマナーの向上を訴えたりした結果、今の良好な状態にできたんだと思います。基本的にみんな
作品のファンなんですから、作品の品位を穢す事を、本物のファンがするはずはありません。
そういう事をするのはにわかファンか元々モラルのない人間です。それは聖地巡礼という行為が悪いのではなくて、その人間個人が悪いだけです。
■一部の非常識が常識になる怖さ。
多くの人間が集まり、分母が大きくなると、それに比例して、変な人間の割合も増えてくるものです。なにもアニメの聖地巡礼に限ったことではありません。また困った事にそういった非常識な行動を取る人間は目立つので、その集団全体がそういう人間で構成されていると、外部の人間は思いがちです。
聖地巡礼をしている人たちもほとんどが礼儀正しくマナーを守って場を荒らさないように気を使ってる人たちだと思います。誰だって自分たちの印象を悪くするような事はしたくありません。そもそも、自分の好きな作品のイメージに泥をぬるような事は避けたいと思っています。
しかし、一部の不心得者がそういう多くの人の思いを平気で踏みにじります。そういう者の中には、作品にさほど愛情のないにわかファンや冷やかしに来たファンでも何でもない人間もいるでしょう。こういう人間は残念ながらどこにでもいるものです。
■アニメファンもサーファーも問題は同じ
私は一時期、ボディーボードをやっていました。そのときよく波乗り系のサイトなどを覗いていたんですが、彼らの中にも同じような問題が常に持ち上がっていました。
駐車マナーやゴミのポイ捨てなどする一部の不心得者のせいで地元住民とトラブルになり、そこの砂浜が波乗り禁止になってしまったという事例をよく聞きました。
ほとんどのサーファーはきちんとモラルを守って波乗りを楽しんでます。また積極的な人は自らビーチクリーンなどのボランティア活動を通して地元民に好印象を持ってもらおうと努力をしています。
しかし、そんな事もお構いなしに、突然、浜に現れてやりたい放題やって去っていく不心得者のせいで全部が水の泡になってしまいます。怒った地元サーファー(ローカル)は余所者(ビジター)を絶対入れないというような強硬手段に出る者もいて、ローカルとビジターの間で論争が延々と続いてました。
この問題は、今の聖地巡礼の問題に似ているような気がします。波乗りや聖地巡礼だけに限りません。どんな趣味にもそれを乱す少数の不心得者がいて、そいつらのせいでイメージが下がってしまう事、それをやってる人間が白い目で見られることはよくある話です。
自分たちの中から困った人たちが出ないように努力する事は必要ですが、どんな集団にもそういう困った人たちがいるという事を理解し、自分たちが偏見で他の集団を判断することがないようにしたいですね。
■武将萌え聖地巡礼についてかく思う
聖地巡礼として話題になったのは「戦国BASARA」などで”武将萌え”をしている女性たちの聖地巡礼。いわゆる歴女というやつですか。
■「政宗さまに会いに来ました!」 若い女性の“武将萌え・聖地巡礼”ブーム …イラスト絵馬に「御英霊に失礼ではないか」との苦情も (まにあっくすZ)
http://maniaxz.blog99.fc2.com/blog-entry-2751.html
こちらも賛否両論。絵馬にかかれたアニメ風キャラ絵に神社が困惑していると話題になりました。しかし、まあ歴史好きな私としては、きっかけはなんであれ、自国の歴史に関心を持ってくれるのは良いことだと思いますけどね。お隣の国のスターを追いかけたり自国の歴史そっちのけで、あちらの国の歴史ドラマに夢中になったりするよりよほど健全だと私は思いますよ。
たしかに方向性や行動は問題あるかもしれませんけど、そこからちゃんとした歴史に興味を持つ人間も少なからず出てくると思いますし、目くじらたてるほどのものでもないとは思います。
興味を持つきっかけなんて何でもいいではありませんか。きっかけに優劣をもつのってよくないと思います。アニメやゲームがきっかけでも良いではありませんか。私だって歴史を好きになったきっかけはオカルトだし…。
ただ、この場合、神社側がほんとうに嫌だというのならば、禁止にしてもいいとは思いますね。好ましくないと思ってることをはっきり表明すれば、それをする人は減ると思うし、それでも描く人が後をたたないのであれば批難されるべきだと思います。でも放置状態でうだうだ言ってるのはどうかなと。絵馬を売って儲けているわけですし。
■行ってわかった聖地巡礼。
そういう訳で、アニメの聖地巡礼はネットとかで面白おかしくかき立てられるほど悪いものでも、批難されるものでもありません。普通の常識を持って行動すれば、何の問題もないのです。当たり前の気遣いをすればいいだけのこと。できるならば事前に調査して、どういう場所でどういうルールがあるのか、知ってから行ったほうがいいですけどね。
行って楽しんで、人と交流して、作品に対する理解を深めて、想い出を持って帰ってくればいいんです。きっといい想い出になること間違いなしでしょう。私も木崎湖は忘れられない想い出になりましたし、また機会があったら行きたいと思ってます。アニメの舞台としてじゃなくても、良い所ですからね。
レポートにも書きましたが、木崎湖は、九州に住んでいる私にとって、おねがいティーチャーというアニメが無ければ一生行くことも、知ることも無かった場所だと思います。ほんと不思議な縁ですよ。行けてよかったです。
聖地巡礼、みんなが言うほど怖いものでも悪いものでもないので、気になる場所がある人はぜひ行って見てください。私も機会があればどんどん行ってみたいと思っております。
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コメント
コメント一覧 (4)
私も聖地巡礼というものには抵抗がありました。
「アニメは好きだけどそこまでは。理解しきれないし気持ち悪いかも・・・・・。」
って感じに。
でも実際に訪れてみると,地元の人達は皆温かく迎えてくれて
「来て良かった。来なければこんな体験は出来なかった。」
って気持ちになりました。
これからも機会があれば聖地巡礼(勿論観光やドライブも)したいです。
聖地巡礼&観光する土地には元から住んでいる方々も居るので節度ある行動を心がけるようにしています。
追記失礼します。
花咲くいろは聖地巡礼中に西岸駅に行った時の事を書きます。
去年,西岸駅に行った時には雑誌や巡礼ノートを収納しておく棚に様々なグッズが飾られていて賑やかになっていました。
(地元民から見たらどうなのかは疑問なところですが)
巡礼ノートにも駅員さんらしき方のコメントで
「グッズ置いていかれるのは構いませんが,盗まれたり置き場所に困るので程々に。勿体無いしね。」
って書かれてました。
今年,西岸駅に行ったら棚の上のグッズが綺麗サッパリ無くなっていました。
「詳しくは知らないけど,あったんだな。ファン(ここではマナー守っている人のことを指すとします)としては寂しいけど,西岸駅を利用するのはファンだけではないんだよな。」
と改めて実感しました。
こういった心無い人の行為で聖地巡礼を楽しむ人のイメージが下がるのは悔しいと言うか怒りを覚えると言うか。
来月,大洗町で開催される
【あんこう祭(キャストトークショーも予定してるとのこと)】
に行こうとかなって思っているので,節度ある行動を心がけようと思います。
久しぶり?(何回目だかw)の大洗町&あんこう汁♪
長文駄文失礼しました。
アニメの聖地というのは観光客の欲しい土地では歓迎ムードのようですよ。
1つの例をあげると広島県の竹原は観光資源はあるけど、交通の便の悪さもあって
観光客が少なかったところにアニメ「たまゆら」の舞台になったおかげで観光客が激増した背景があります。(1年ほど前には朝の連続ドラマ小説「マッサン」でさらに増えたらしいですが)
大洗や湯涌もアニメの聖地になるまで、それほど劇的に観光客が多い場所ではなかったと思います。
なので観光客を呼び込みたい地元…特に商店街や観光協会はアニメファン大歓迎なムードがあると思います。しかし、歓迎してる側の方々が、よくよく聞いてみるとアニメ自体は観てないなんてことは多々ありますが…。
ただ、アニメに頼らなくても観光客が来る土地ではイマイチ難しいみたいです。
氷菓の飛騨高山などは元々観光客が多い場所なので、アニメの聖地化を快く思ってない地元の方もいるみたいで、イベントとかやるときに主催者側は苦労されてるみたいです。
確か駅を管理している”のと鉄道”が整理、撤去したからだったと記憶しています。
撤去前に「整理するので必要な方は回収を」という告知も事前にされてました。
そういう事情なので西岸駅に関しては管理者の権限での撤去なので問題はないと思います。
ソース→http://www.hochi.co.jp/topics/20150402-OHT1T50064.html
ただ、聖地での盗難というのは残念ながら発生しています。
僕がよく行く「たまゆら」の竹原では、ももねこ様像のお賽銭箱が盗まれたり、お祭りの時に飾ってた影絵が盗まれたりして騒ぎになりました。
また知り合いの痛絵馬が盗まれてしまったりという話も聞きました。
たまゆらファンの犯行かどうかはわかりませんが、気分のよい話ではないですよね…。
アニメの聖地巡礼もファン自身の啓蒙活動でモラルは保たれていましたが、やはり聖地巡礼が一般化してしまって、訪れる人が多くなると変な人も混ざって来てしまいますよね。
これはアニメの聖地巡礼にかぎらず参加人口が多くなるとどうしても発生してしまうものなのかもしれません。
また、いくらアニメ聖地として受け入れられてるように見えるとはいえ、快く思ってない地元の人や一般観光客もいないわけではありません。
騒いだり、遠慮なしにカメラを向けたり、駐車違反など交通ルールを守らなかったりして迷惑という声も聞こえてきたりします。
そういう部分、気をつけて行動しないと、思わぬ問題に発展したりするのでお互いに注意が必要だと思います。
大洗いいですねー。
大洗はまだ1度しか行ったことがなくて、しかも元日行ったので何処もお店相手無くて残念な聖地巡礼しかできなかったのでリベンジしたいです。
九州からだと遠いのでなかなかいけません。羨ましいです。
劇場版もあるし、近いうちにいければいいなって思ってますが、さて、どうなりますかね。