案外、日常で自分の歌いたい歌を、周りを気にせず思いっきり歌うなんて事、出来ないですよね。
私の場合、一人で車を運転している時くらいしか、思い切り歌を歌える場所はありませんでした。
カラオケはつきあいでたまに行くけど、選曲は、けっこう気を使って、歌いたい歌があっても我慢するなんて事よくありました。
アニソンとかなかなか職場のつきあいとかでは歌えないですよね。アニソンとか電波ソング好きな私にはちょっと辛く思える時もあります。
歌いたい曲があるけど、場の空気的に歌えない。人にはあまり言えないけど個人的に好きな曲や、まさかカラオケには入ってないだろうと思っていた曲とかを見つけちゃって、ムラムラする事ってありませんか?
また、歌いたいけど、歌える自信がなくて人前では歌えない曲とかありませんか?
練習して歌えるようになりたいと思う事はありませんか?
他人に気を使うことなく、マイクとカラオケの機械を使って思いっきり歌ってみたい!
そう思った事あるのなら、ぜひヒトカラに挑戦してみてください。
■ヒトカラは怖くない。
一人でカラオケなんて…って思う気持ちは分かります。私もそうでしたから。でも一度経験してしまえば、周りの視線なんて気になりませんよ。それにありがたいことにヒトカラはムーブメントになってます。お店の人もそのあたりは了解していて、「一人で」と言っても普通に対応してくれますよ。どうしても恥ずかしいなら、まずは人の少ない時間帯を選んで挑戦してみましょう。
歌ってる途中に乱入されるのでは?とか、中を覗かれるのでは?とか思う人いるかもしれませんが、そんなこと滅多にないと思います。少なくとも私はそんな経験はないですね。他人が部屋を間違って入ってくる事はあるかもしれませんが、一人でカラオケしているのをからかう目的で入ってくる人はまずいないでしょう。
ヒトカラしたいのに、周りの目が気になって出来ない人。あなたが心配している事は恐らく考えすぎです。自意識過剰です。それほど周りは一人でカラオケに来ている人をおかしいなんて思いません。他のお客のほとんどは無関心だし、店の人は当たり前に思ってるんでなんという事もないです。
ヒトカラに来る客って案外多いし普通の事なのです。万が一、知り合いとかに会って聞かれたら「歌に自信がないので練習に来てる」とでも言っておけばいいのです。それで相手がからかったりしても、他人の趣味に口出す相手の性格がわるいだけとでも思っておけばいいのです。
また、一人だとお店に対して悪いとか思ったりしますが、そんなことはありません。確かに混雑している時間帯や店の方針で断られたり、特別料金を取られたりする場合があるかもしれませんが、店側としては、下手に部屋を開けておくより、一人でも部屋が埋まったほうが嬉しいはずです。
お客が入ってナンボの商売ですから。食べ物持ち込みとかそういったルール違反しない限り、店側に悪く思われる事はありません。店によってはキャンペーンしているくらいです。
■ヒトカラとタカラは別ジャンル!?
そもそもヒトカラとタカラ(多人数カラオケの略)はジャンル的に別物だと思います。ヒトカラの面白さとタカラの面白さはかなり違うものだと思います。ただ単に「人数の違い」という訳ではないのです。
タカラはどちらかというと趣味と言うよりコミュニケーションのひとつだと思います。他人に聞かせることを前提に歌います。コミュニケーションである以上、選曲に気を使ったり、他人の歌をしっかり聴いたり、ちゃんと最後まで歌いきるようにしたり、歌える自信のある歌をうたうようにしたり、マイクを独り占めしないように他人に歌うように促したり、いろいろとマナーやルールが存在します。集まりの性質にもよりますが、無視して自分勝手な事をやってるとひんしゅくを買います。
ヒトカラは完全に趣味の領域。基本的に自己満足を得るために歌います。歌の練習のため、日頃のストレス発散のため、ファン活動の一環として、特定の曲やアーチストを歌うことによって身近なものとするため。ただ単に歌うことが好きだから人の目を気にせず歌いたいなど、個人的な欲求を満足させる為にカラオケを利用します。
鼻歌とかじゃ満足できない、ある程度ちゃんとした環境で好きな歌を歌いたい。そういった歌う事の大好きな人が誰にも咎められる事無く、他人の目を気にする事無く歌いたい歌を自分のペースで思い切り歌える。それがヒトカラの魅力です。
■ヒトカラの流れ。
それではヒトカラのやり方についてちょっと書いてみたいと思います。基本的にタカラと変わりませんが不安な人の為に流れを書いてみます。
まずは受付に行きます。人数とコース、時間などを選択します。お店によって手続きとかコースとか違うので、初めて行く店ならば説明を受けましょう。会員制の場合は入会手続きとかあるかもしれません。
また、初めて行く店だったり、混雑していたりした場合、あらかじめ「一人ですが大丈夫ですか?」と聞いたほうがいいかもしれません。
私の場合、だいたい3時間の「フリードリンク」コースを選択します。そしてあらかじめ最初のドリンクを頼んでおきます。
マイクや伝票などをもらい、指定された部屋に行きます。そして後は時間までおもいっきり歌います。
私の場合、最初のドリンクが来るまで、歌本などをチェックして待ちます。歌ってる途中に店員に入って来られるのを嫌う為です。これは途中で飲み物を頼む時も同じで、私は1時間毎に休憩も兼ねてドリンクを注文して、来るまで歌わないで待機してます。
終了時間の10分ないし5分前にインターフォンで終了の連絡が来ます。このときに歌い足りないとか思った場合は延長もできます。この連絡が来て、締めの一曲を歌って出るくらいがちょうど良いのではないかと思います。
終わったら、持ってきた物を持ち、忘れ物がないか確認して部屋を出てください。受付に戻って支払いをして終了です。一度経験すればなんという事もありません。
■私流ヒトカラの楽しみ方。
ヒトカラって基本的にルールなしのなんでもアリなんですが、いろいろ自分で工夫やこだわりをもってやると楽しみも増えると思います。その例として私のヒトカラのルールをちょっと書いてみようかと思います。
・歌う曲目をあらかじめ決めておく。
歌本を見ながら、歌いたい歌を探す楽しみもあるけれど、時間がもったいないので、あらかじめ歌いたい歌を決めてから行くほうがいいと思います。定番の曲はリスト化してメモしておくといいかもしれません。
・最初は定番、十八番の曲から。
一番最初に歌うのは歌い慣れた曲からがよいようです。私の場合、最初から歌ったことのない曲を歌うと、音階取りに失敗してしまって調子を取り戻すのに時間を無駄にしてしまう場合があります。まずは準備運動的に歌い慣れた歌から入るのがいいでしょう。
・採点モードは利用しない。
単に時間がもったいないです。採点の基準も機械的でいい加減だし、上手く歌えたのに低評価、駄目だと思ったのに高評価だったり当てにならないので価値が見いだせません。高得点を出すことを目標にするのも楽しみ方のひとつだとも思いますが、私は好みません。
・携帯のボイスレコーダー機能で録音する。
自分の歌を客観的に評価する為に録音しておきます。カラオケは音量が大きいので携帯の録音機能でもそれなりの音が取れます。帰って聞き直して、歌の反省をするもよし、歌った曲リストを作るもよし、後々でも楽しみ方いろいろです。ただし、著作権的に微妙かもしれないので、あくまで録ったデータは個人的な利用のみで楽しむこと。
・課題曲を決めて練習しておく。
どうしても歌えるようになりたい曲は課題曲に決めて、日頃から練習しておきます。曲を繰り返し聴き、歌詞を覚え、歌入りの曲と一緒に歌い上手く歌えるようにしておきましょう。ヒトカラで実際に歌うときも、課題曲に関しては満足できなかったら何度も歌い直したりします。
・歌えないと思ったら無理に歌わない。
課題曲は別として、新譜や試しに歌ってみた程度の曲なら、歌えないとか苦しいと思ったら、躊躇無く演奏終了。無理に歌うのはもったいないです。時間の無駄。歌えないのが残念に思えたら、課題曲にして練習するもよし、歌えない歌として黙殺するもよし。だけどその時点で無理に歌い続けるようなことはしません。変な癖とかつくのも避けたいところです。
っていう感じですかね。まあ、ヒトカラの楽しみ方なんて人それぞれなんで、私のルールを参考にして、自分らしい楽しみ方を見つけてください。
■まとめ。
それではヒトカラについてのまとめです。
ヒトカラに少しでも興味がある人は、思い切って一度やってみて下さい。一度経験してしまえば、全然平気だという事がわかると思います。ヒトカラとタカラは全然違うものです。ヒトカラはヒトカラ独自の楽しさが存在します。
自分のスタイルを見つけるとヒトカラの楽しさは増します。それぞれが自分らしいカラオケのスタイルを見つけて楽しんでみてください。
選曲のセンスも、歌の上手さもまったく気にしなくて無問題。開き直ったほうが絶対に楽しめます。ヒトカラ、人によっては凄くハマる趣味だと思うんで、ぜひぜひ、挑戦してみてください。
■参考■
ヒトカラ @ wiki
http://www22.atwiki.jp/hitorikaraoke/
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■ヒトカラ関連記事■
続・ヒトカラのススメ〜うたスキ編〜
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