■読書メーターまとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1440ページ

学校の階段2■学校の階段2 (ファミ通文庫)【評価:★★★】
階段部創設のエピソードと陸上部との対決の話。部長と副部長のキャラにスポットが当たっていた回だと思う。2人とも他人から求められている自分の立ち位置を捨ててまで、階段部を作ったその気持ちが分かるような、分かんないようなそんな感じでした。教師や生徒の反応とか、陸上部との対決のシーンなど、終盤部分ご都合主義っぽい部分が鼻につく感じもあったけど、まあライトノベルとしては正しい話の持って行き方だった気もします。最終的に階段部の立ち位置がどう決まるのか、先が気がかりです。
読了日:05月23日 著者:櫂末高彰


狼と香辛料〈11〉Side Colors2■狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)【評価:★★★★】
新刊出るの早いなって思っていたけど、今回は短編集(外伝?)なんですね。エーブの昔の話は良かった。ロレンスとホロの話とはまた違った感じがして新鮮だった。元々キャラ的にも好きなキャラだったんで。しかしこの世界では商人と詐欺師は紙一重なんだと思った。また貴族の立場弱すぎ。元とはいえ貴族だった者をこのように騙して怖くないのかと。あと、いまさらだけど、行商人が主人公だとその世界の習慣や文化とかが垣間見れて面白いなと改めて思いました。
読了日:05月17日 著者:支倉 凍砂


ldquo;文学少女”と繋がれた愚者■“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)【評価:★★★★★】
今回はやっとメインキャラクターの話が動き出したって感じでしたね。最後のアレにも「ええ!?」ってなりました。相変わらず題材になってる作品との絡め方も上手いですし、話の展開も中だるみする事無く、最後まで楽しめました。今後の展開にも大いに期待。あと、今回は誰も死ぬことなくてよかったなあと思いました。
読了日:05月10日 著者:野村 美月


”文学少女”と飢え渇く幽霊■”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)【評価:★★★★★】
ほんわかした絵柄の挿絵や、物語をむしゃくしゃ食べちゃうおかしな先輩が出てくる話だと思ってなめてかかるとエラいめにあいます。重いな、痛いな。謎を追っていくうちに、ドロドロで、ハラハラですよ、サスペンスで昼メロですよ。でも引き込まれて最後まで一気に読んじゃったよ。1巻のエッセンスをさらに濃くした感じ。やってくれるな。もちろん今回も特定の文学作品を下敷きに書かれてるので、それを読んだことある人ならさらに楽しめそうです。
読了日:05月05日 著者:野村 美月


半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon■半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)【評価:★★★】
病院が舞台にした話で、題材的にはよくあるパターンの話。斬新さは感じられない。でも不思議と読ませる。文章的には引き込ませるものがあった。ただ、ヒロインの描写が薄い。主人公は惚れているかもしらんが、読者の視点からはイマイチ惹かれる理由が伝わってこなかった。後の話の展開が気になるんで続刊もいずれ読むと思う。
読了日:05月02日 著者:橋本 紡


■総評

今月は続刊がメイン。合計5冊。一週間に1冊ペース。

今回、以前からタイトルをよく耳にしていた「半分の付きがのぼる空」を読んでみたんだけど、まあ、良くもなく悪くもなくと言ったところです。似たような題材の話を読み過ぎている為、ちょっぴり陳腐に感じてしまったかも?「文学少女シリーズ」はどちらも文句なしに面白かった。

「狼と香辛料」は今回は外伝。好きなキャラの話があったので面白かったですね。「学校の階段」の2巻はまあまあ面白かったが1巻の勢いはないように感じた。話の内容的に1巻で終わっていてよかったような気がしないでもなかったです。


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