4月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1731ページ
■学校の階段 (ファミ通文庫)【評価:★★★★】
校内を駆け足で競争するという非公認部活動「階段部」に引き入れられた1年坊主が主人公の話。このふざけたタイトルからイメージした内容とは全然違っていていい意味で裏切られました。印象としてはギャルゲー風味な熱血青春学園コメディって感じでしょうか。多少気になる部分もあるけど、話の流れとしてはきちんとしていて、最後まで楽しめました。階段部をありかなしかというのは野暮っていうもんでしょう。そこに引っかかる気持ちもわかるけどね。
読了日:04月27日 著者:櫂末 高彰
■あそびにいくヨ! (MF文庫J)【評価:★★】
ねこ耳としっぽの宇宙人と、沖縄に住む少年とがファーストコンタクトする話。それをいろんな理由で阻止しようとする人々が現れて…っていう感じのストーリー。舞台が沖縄というところくらいしか特に見所なかった気がする。ノリだけで突っ走ってる部分が多いと思ったのと、全体的に薄っぺらい感じを受けました。作者が後書きで頭が悪い小説を書いてみたいと思って書いたとあったけど、頭の悪い小説を真面目に書いたって印象。作者と感性が合うかどうかでかなり評価が分かれそう。
読了日:04月20日 著者:神野 オキナ
■“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)【評価:★★★★★】
本が好きすぎてむしゃむしゃ食べてしまう文学少女の先輩と文芸部員の少年の話。文才のある少年がある女生徒からラブレターの代筆を頼まれるが、それがとんでもない事件に発展していきます。うんうん。実に面白かった。最初から最後までダレる事なくわくわくしながら読み進められました。最初恋愛ものかとおもったんだけど、途中からなんかサスペンスになっちまってた。「え?どういうこと?」って思う部分が多いと、自然と作品に引き込まれていきますね。その辺りは上手いなあと。あと、遠子先輩がお茶目で素敵過ぎます。美味しい所ちゃっかり持って行っちゃう所なんかいいキャラしてますは。よしよし、こういう話に出会えるからラノベはやめられん。
読了日:04月15日 著者:野村 美月
■神様家族 (MF文庫J)【評価:★★】
人間界で高校生として生活している神様の息子が主人公の話。父は神様、母は女神、姉と妹は女神候補という神様一家。しかも幼なじみは神様に仕える天使。何でも望みが叶う生活に無気力になっていた主人公は、転校してきた人間の女の子に恋をする。神様の力ではなく自分の力のみで恋を実らせたいと思う主人公だが…。って感じのお話。良くも悪くもライトノベルらしい作品。文章が漫画っぽい?この著者はグリグリの小説が面白かったんで買ったんだけど、そっちに比べるともうひとつだった。まあ、絵買いしたと思えば満足かもね。
読了日:04月12日 著者:桑島 由一
■ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! (ファミ通文庫)【評価:★★】
ギャルゲーの世界が突然リアルの世界に具現化してしまった少年の話。最初はその状況を喜んでいた主人公だったが、あくまでリアルはリアル。ゲーム上ではおきないさまざまな問題が起こってきてしまって…というような話。主人公がゲームの世界に行くのではなく、ゲームのキャラがリアルの世界に現れるという話なところがミソ。話の筋を前もって知っていなかったら、最初のほうで読むのを止めたと思う。アイデアや展開は面白いと思うし、終盤の展開は惹かれるものはあったが、終始、話にのめり込めなかった気がする。あと一歩なにかが足りなかった気がした。
読了日:04月06日 著者:田尾 典丈
■狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)【評価:★★★★】
「狼の骨」があるという大修道院がある島国に渡ったロレンスら3人。その島国の経済は王の愚策の為に落ち込み、修道院も経済危機に陥っていた。その隙を巨大な経済同盟組織が狙っている。修道院の土地を買いあさり経済に苦しむ貴族を買収して、国政に口を出す足がかりにしようとしていた。その状況と自分たちの目的とはたいして関わりがないと思っていたロレンス達だったが…。ロレンス達が事件に首を突っ込んだのが中盤くらいからだったので展開は駆け足に感じました。今回は特にロレンスが直接的に身の危険に陥ることはなかったけれど、交渉のシーンとかは相変わらず面白い。3巻に登場したディアナといい、今回のハスキンズといい、案外、この世界には人外の者がいる設定なんですね。
読了日:04月01日 著者:支倉 凍砂
■総評
4月の一番の当たりは「“文学少女”と死にたがりの道化」でしたね。これは文句なく面白かった。引き続き続編も読んでいこうと思います。今度劇場アニメになるそうですけど、今から楽しみです。コミックも買いました。あと「狼と香辛料」の最新刊も良かったです。このシリーズは面白さ保証付き。新刊が出ても安心して読めるって感じがします。アニメも第二期が控えてますし、ますます盛り上がっていきそう。
「学校の階段」は思っていたよりは面白かった。イチオシとまではいかないまでも普通に楽しめる作品でした。続きも読みたいな。
「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! 」については、某ネットラジオで紹介していて、アイデア的に面白そうだったんで読んでみました。しかし、意外にぬるい展開で、文章もいまいち合わず、ちょっと読むのが辛かった印象があります。いわゆるオタク文化を題材にしている話って、ひょっとして自分に合ってないかもしれません。他人には評価の高い「僕の妹がこんなに可愛いわけがない」もあまり面白いと思えなかったし…。
「遊びにいくヨ!」は絵買いでした。「我が家のお稲荷さま。」と同じ絵描きさんだったから。またゲーム化もしてるしアニメ化もするというので、読んでみました。正直、作者の感性が私の感性に合わないって思いました。
「神様家族」については、先にアニメを見たんで、まあ、こんなもんだろうなって感じでした。良くも悪くも期待通りで、取り立てて続きが読みたいとは思えなかったです。まあ、ヤスダスズヒト氏の絵が見られたってことで満足しておきます。
そんな訳で、4月に読んだラノベは6冊。うち続刊ではなく新しく読んでみたタイトル5。続刊購入決定タイトル2って感じです。これからもこんな感じで読書メーターに記載したデータを元に、毎月、読んだラノベの感想を掲載していこうと思います。よろしくお願いします。
読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1731ページ

校内を駆け足で競争するという非公認部活動「階段部」に引き入れられた1年坊主が主人公の話。このふざけたタイトルからイメージした内容とは全然違っていていい意味で裏切られました。印象としてはギャルゲー風味な熱血青春学園コメディって感じでしょうか。多少気になる部分もあるけど、話の流れとしてはきちんとしていて、最後まで楽しめました。階段部をありかなしかというのは野暮っていうもんでしょう。そこに引っかかる気持ちもわかるけどね。
読了日:04月27日 著者:櫂末 高彰

ねこ耳としっぽの宇宙人と、沖縄に住む少年とがファーストコンタクトする話。それをいろんな理由で阻止しようとする人々が現れて…っていう感じのストーリー。舞台が沖縄というところくらいしか特に見所なかった気がする。ノリだけで突っ走ってる部分が多いと思ったのと、全体的に薄っぺらい感じを受けました。作者が後書きで頭が悪い小説を書いてみたいと思って書いたとあったけど、頭の悪い小説を真面目に書いたって印象。作者と感性が合うかどうかでかなり評価が分かれそう。
読了日:04月20日 著者:神野 オキナ

本が好きすぎてむしゃむしゃ食べてしまう文学少女の先輩と文芸部員の少年の話。文才のある少年がある女生徒からラブレターの代筆を頼まれるが、それがとんでもない事件に発展していきます。うんうん。実に面白かった。最初から最後までダレる事なくわくわくしながら読み進められました。最初恋愛ものかとおもったんだけど、途中からなんかサスペンスになっちまってた。「え?どういうこと?」って思う部分が多いと、自然と作品に引き込まれていきますね。その辺りは上手いなあと。あと、遠子先輩がお茶目で素敵過ぎます。美味しい所ちゃっかり持って行っちゃう所なんかいいキャラしてますは。よしよし、こういう話に出会えるからラノベはやめられん。
読了日:04月15日 著者:野村 美月

人間界で高校生として生活している神様の息子が主人公の話。父は神様、母は女神、姉と妹は女神候補という神様一家。しかも幼なじみは神様に仕える天使。何でも望みが叶う生活に無気力になっていた主人公は、転校してきた人間の女の子に恋をする。神様の力ではなく自分の力のみで恋を実らせたいと思う主人公だが…。って感じのお話。良くも悪くもライトノベルらしい作品。文章が漫画っぽい?この著者はグリグリの小説が面白かったんで買ったんだけど、そっちに比べるともうひとつだった。まあ、絵買いしたと思えば満足かもね。
読了日:04月12日 著者:桑島 由一

ギャルゲーの世界が突然リアルの世界に具現化してしまった少年の話。最初はその状況を喜んでいた主人公だったが、あくまでリアルはリアル。ゲーム上ではおきないさまざまな問題が起こってきてしまって…というような話。主人公がゲームの世界に行くのではなく、ゲームのキャラがリアルの世界に現れるという話なところがミソ。話の筋を前もって知っていなかったら、最初のほうで読むのを止めたと思う。アイデアや展開は面白いと思うし、終盤の展開は惹かれるものはあったが、終始、話にのめり込めなかった気がする。あと一歩なにかが足りなかった気がした。
読了日:04月06日 著者:田尾 典丈

「狼の骨」があるという大修道院がある島国に渡ったロレンスら3人。その島国の経済は王の愚策の為に落ち込み、修道院も経済危機に陥っていた。その隙を巨大な経済同盟組織が狙っている。修道院の土地を買いあさり経済に苦しむ貴族を買収して、国政に口を出す足がかりにしようとしていた。その状況と自分たちの目的とはたいして関わりがないと思っていたロレンス達だったが…。ロレンス達が事件に首を突っ込んだのが中盤くらいからだったので展開は駆け足に感じました。今回は特にロレンスが直接的に身の危険に陥ることはなかったけれど、交渉のシーンとかは相変わらず面白い。3巻に登場したディアナといい、今回のハスキンズといい、案外、この世界には人外の者がいる設定なんですね。
読了日:04月01日 著者:支倉 凍砂
■総評
4月の一番の当たりは「“文学少女”と死にたがりの道化」でしたね。これは文句なく面白かった。引き続き続編も読んでいこうと思います。今度劇場アニメになるそうですけど、今から楽しみです。コミックも買いました。あと「狼と香辛料」の最新刊も良かったです。このシリーズは面白さ保証付き。新刊が出ても安心して読めるって感じがします。アニメも第二期が控えてますし、ますます盛り上がっていきそう。
「学校の階段」は思っていたよりは面白かった。イチオシとまではいかないまでも普通に楽しめる作品でした。続きも読みたいな。
「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! 」については、某ネットラジオで紹介していて、アイデア的に面白そうだったんで読んでみました。しかし、意外にぬるい展開で、文章もいまいち合わず、ちょっと読むのが辛かった印象があります。いわゆるオタク文化を題材にしている話って、ひょっとして自分に合ってないかもしれません。他人には評価の高い「僕の妹がこんなに可愛いわけがない」もあまり面白いと思えなかったし…。
「遊びにいくヨ!」は絵買いでした。「我が家のお稲荷さま。」と同じ絵描きさんだったから。またゲーム化もしてるしアニメ化もするというので、読んでみました。正直、作者の感性が私の感性に合わないって思いました。
「神様家族」については、先にアニメを見たんで、まあ、こんなもんだろうなって感じでした。良くも悪くも期待通りで、取り立てて続きが読みたいとは思えなかったです。まあ、ヤスダスズヒト氏の絵が見られたってことで満足しておきます。
そんな訳で、4月に読んだラノベは6冊。うち続刊ではなく新しく読んでみたタイトル5。続刊購入決定タイトル2って感じです。これからもこんな感じで読書メーターに記載したデータを元に、毎月、読んだラノベの感想を掲載していこうと思います。よろしくお願いします。
読書メーター
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