■「高い車」「大きいテレビ」を買わない若者=「草食男子」は“見栄消費”しない(痛いニュース
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1233354.html

そんな無責任な人間になるより、収入が少なくなればそれに伴い、いらない消費を押さえる。それはほめられるべき事であって責められるべき性質のものではない。

そういった考えが一般化された社会というのは、収入に見合わない借金までして見栄を張りたがり、そういった人間が多いことが社会問題になっているアメリカよりはよっぽどまともな社会だと思うが。

収入少ないのに莫大な借金までして高級車買って乗り回しているDQN連中の真似をしろとでもいうのか。たとえ「草食系男子」とか言われて馬鹿にされてもそんな真似は御免被りたい。


社会経済の視点から見れば、消費しない人間は悪かもしれん。でも1個人の視点から見れば、今の時代、不必要な消費を避けたいのは当然の心理であり、不要な価値観から捨てていくのは自然な事だと思う。

見栄を張って破産してしまったりしては意味がない。そう言う意味ではまともな経済感覚だと思うし収入が少ないのに収入以上に出費しろっていうのは無茶で無責任な要求であると思う。

責められるべきは草食男子とかいう言葉に当てはまる人間ではなく、身勝手に無責任に阿呆な造語作り流行らせようとしているこういった記者でありメディアのほうであろう。


そもそも見栄に収入に見合わない金額をかけ、それが当たり前に行われていた一昔前の状態が異常であり、草食男子の消費傾向は至極まっとうな感覚だと言える。

車はステイタス。いい車を持ってる事がその人の価値だと錯覚された時代もあった。車は借金しても買って当然。生活費を削ってまで高級車を購入、維持しつづける人間がザラにいた。金がないから燃料代も無く、せっかく買った車を走らせることもできなかった。なかには車の借金で身を滅ぼしたり信頼を失った人間もいた。

そんな事のばかばかしさにみんな気付いただけのこと。見栄より実用。そんな考え方を持つことが悪いことだとはとうてい思えん。

他人に踊らされる事無く、自分の判断で消費をおこなう、賢い消費者が多くなっただけの話。「クチコミのキーマン」なるものに影響されることなく、メディアに踊らされることなく、自分に本当に価値あると思えるものに金を使う。それの何処が悪いのか私には理解できない。

ただ単に消費者の感覚の変化に消費させる側が追いついてないだけではないのか。「草食男子」などという差別的な造語を作って愚痴っている間にもお互いの感覚の溝は広がるばかりだ。



追伸。

それにしてもこのおばちゃん、「わたしは面白い造語を作った、あたしって天才」とか思っていそう。そしてマスゴミも「草食系男子」って言葉、流行語大賞の候補にしそう。ああ、嫌だ嫌だ。



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