
「こなたよりかなたまで(通称「こなかな」)」と言えば、2003年12月に発売され2005年3月に再販された人気タイトル。よく”絵だけはいい”と評されるF&Cタイトルの中で、シナリオも高く評価されている、ブランド異色の作品。
私もプレイしましたが、かなり感動したのを覚えています。
主人公が両親に先立たれ天涯孤独な上、ガンに冒され、余命3ヶ月という設定は卑怯だと思いましたが、やはり泣けてしまうんですよね。想像を絶する苦しみに耐えつつも、残された少ない人生を普通に生きようとする主人公と、主人公の死に直面しなくてはならないヒロイン達や親友の姿に涙せずにはおれません。
死を単純に感動の道具として扱うのではなく、しっかり死生観が描かれたところに好感が持てます。また作品全体に流れる独特の雰囲気がたまりません。
まあ、気になった点といえば、発売当時大人気だった某同人ゲームをプレイ済みでやると類似点が気になる点と、ヒロインの性格、話し方が途中で変わってしまう点(最初の性格のほうがよかった)がちょっと惜しいなと思いました。
原画はしゃあさん。絵はさすがにF&Cだけあって文句ありません。音楽もボーカル曲を中心にとても良いです。作品をかなり盛り上げてくれます。
私の場合、歌買いでしたね。とにかく主題歌の「Imaginary affair(イマジナリィ・アフェア)」がめちゃめちゃ良かった。最初単体でこの歌で感動して、ムービー見て感動して、ゲームプレイして、さらにシンクロ率が高まって、イントロを聴くだけで泣けてくるようになりました。
EDの「こなたよりかなたまで」もしっとりとしていい曲ですが、やはり「Imaginary affair」最強です。個人的にKOTOKOさんの曲、いやI'veの曲の中でもベスト5に入りますね。
せっかくなのでオープニング(デモ)動画を貼っておきますね。
いやあ〜何度見てもウルウルきちゃいますね。プレイ後に見たらまた泣けるんだこれが…。
欲しかったのに店には在庫がなく、中古やオークション等の価格が高すぎて買えなかった人はもちろん、興味はあったけどプレイしたことない人や、デモムービーを見て興味を持った人もぜひ、この機会にプレイしてはいかかでしょうか?
※参考※
■F&Cオフィシャル
http://fandc.co.jp/
■「こなたよりかなたまで」リニューアルパッケージ版、紹介ページ
http://fandc.co.jp/news_release/20070615/
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