
今、一通り聞いてみたんだけど、まあ、今回は最初から最後までダークサイド一辺倒でしたね。
好奇心を起こして潜り抜けたその先にあったのは、謎の少女が管理する謎の映画館、「キネマ・イン・ザ・ホール」だった。
そこで主人公は、少女からいくつかのショート・ムービーを見せられることとなる。
「穴」にまつわるそれらの話はどれも、ヒトの持つ狂気と、その哀れな末路を描いたものだった。(オフィシャルサイトより引用)
そういう演出で始まる、おどろおどろしくも美しき世界。片霧烈火さんのダーク系の曲が好みの人は是非、聞いてみる事をお薦めします。
また、ひとつひとつの違った曲が、アルバム内で物語りとして繋がっていて、一つの大きな作品になっているというのも面白い。ただ、人を選びそうなアルバムではあるけどね。こういう演出や雰囲気の曲が好きな人にはたまらないと思います。
1回目聴いていて、特に印象に残ったのは「悪意の穴を見た男」。ハイテンポで力強くで、しかもダーク。あとエピローグから「終幕グランギエヨル」への展開はゾクゾク来ました。また「きねまむかしばなし「あなぼっこ」」も印象深かったなあ。やっぱそういうオチになるんかい!と。
とりあえず、ざっと一通り聴いた感じではそんな所ですかね?あと聴き込むにつれて、また別の感想も出てきそう。
アルバム全体の雰囲気としては「幻想廃人」っぽい感じといえば古くからのファンの方には解ってもらえるのではないかと。メジャーアルバムからしか片霧烈火さんを知らない人にはちょっと強烈かもですね。
しかし、最後のあの演出は参った。ipodで聴いていてエンコード失敗したかと思ったよ。しかもその演出の先にあったものがまた強烈すぎた。あれは聴いてると変な気分になってしまいますよね。夜中に聴いたから、ちょっとゾゾゾッって来ましたよ。
あと、「シネマ・イン・ザ・ホール」の「ホール」ってコンサートホール、ダンスホールとかのホール(hall)じゃなくて穴の「ホール」(hole)だったんですね。聴き終わってから気付いたよ。まあ、2つの意味を掛けてるのかもしれないですけどね。
【収録曲】
1.プロローグ
2.キネマ・イン・ザ・ホール
3.南天の木
4.復讐の銃口
5.きねまむかしばなし「あなぼっこ」
6.墓守ヶ丘
7.舞い降りた天使
8.モノローグ
9.悪意の穴を見た男
10.オカエリハコチラ
11.エピローグ
12.終幕グランギニヨル
【オフィシャル】

【インタビュー記事(アニメイトTV Web)】
http://www.animate.tv/news/detail.php?id=atv070426e
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