そういう訳で、今回のレポート予定よりかなり長くなってしまいました。

さらに最後まで書き終えたのが、2年くらい経ってしまったので、ホントどうしようもない今更感があるのですが、どうしても、このレポートはまとめておきたかったので、なんとか最後まで書き終えることができました。

この2年間ずっと書き終えなければと気にかけ続けていて、やっと完成に至りました。もう、ここまでくるとただの自己満にすぎない感じになってしまってますが、それでもきちんとまとめられて良かったと思っています。

もし、このレポートを最初から最後まで読んでくださった方がおられるならば、本当にありがとうございましたと言いたいです。

そしてこの旅に協力していただいたすべての方に感謝を述べたいです。ホント、今回の旅は、いままでの一人旅と違って旅先でいろいろな人と出会えた旅だったと思います。人生の中で一番充実した旅だったように思えます。


■救われた気がした旅


この旅に出る前までは、正直、かなり精神的に参っていました。ブラックな運送会社で旅行直前まで働かされて、直前に、過労が祟って事故を起こしてしまってました。

この後の就職の予定もなかったし、どうしていいのかもうわかんない状況だったので、この旅を終えたら、もう人生これ以上発展ないかもなあ、終わらせようかななどと半ば本気で思っていました。それくらい追いつめられていたと思います。

この旅で、いろんな人や場所に出会い、良い刺激を与えてもらえたと思います。いろんな地域を見て、日本の広さを感じ、自分の生きる場所がどこかにあるんじゃないかというような気分になりました。また旧友や兄との絆を再確認できた旅でもあったと思います。とにかくこの旅のおかげで、馬鹿な考えを捨てることができたと思います。

またずっと行きたかった青春18きっぷでの旅行が出来てよかったと思います。鉄道旅行は10年以上行ってなかったですからね。もっぱら車社会、車文化の中で生きていた僕にとっては今回の鉄道の旅はいろいろと勉強になったし、経験になりました。


■やってわかった青春18きっぷの旅


青春18きっぷでの旅は、やってみていろいろと思うところもありましたね。以下は今回の旅行や、その後に行った青春18きっぷの旅行で気がついた事をちょっと書いてみたいと思います。


・荷物は少なく、できれば手ぶらで。


一番痛感したのは、荷物を少なくしなきゃダメってところ。私は今回の旅行ではソフトアタッシュケースとバックパックの2つを持って旅をしましたけど、荷物はできるだけ少なく、ひとつにまとめておいたほうがいいですね。

乗り換えとか移動の多い18きっぷのでの旅、また混雑している電車にも乗らなくてはいけないので、荷物は少ないに越したことはありません。

日帰りとかだと手ぶらの方がいい。また、チャックあけなきゃいけない鞄より、すぐに必要なものが取り出せるトートバックなどのほうが便利かも。

荷物が多いと忘れ物もしやすいですしね。今回おみやげを連絡船うどんに忘れたりしましたし、ほんとうに荷物はまとめたほうがいいですよ。

また、今回持っていったバックパックは重さで金具が曲がってしまって、からう紐の部分がよくとれてイライラしました。なおすのに時間と力が必要だったので、すぐに移動しなきゃいけない時などにはずれると非常にもたつきました。鞄は丈夫なのがいいと思います。


・切符は紛失しずらく、取り出しやすい方法で


あと切符も紛失しないように、工夫してしまっておくといいと思います。取り出しやすさも必要です。

在来線のばあい、車内での検札はほとんどありませんが観光列車などの場合はあったりしますので。また駅の出入りの時にももたつかないので、できるだけ取り出しやすい方法で。私は旅行中、ずっと首からさげてました。


・時刻表と行程表


また時刻表や行程表はすぐ取り出せるものがいいです。時刻表は小さいやつがあったほうが安心。モバイルとかで調べる事は出来ますけど、やはりすぐ調べるのには本のヤツがあったほうが便利かも。

また行程は紙で書いておくのもいいですけど、携帯などのメモ機能にテキストを転送しておくと、確認も早いですし紛失する心配も少なくていいかも。


・トイレと食事


トイレなどは、けっこう車内にある列車が多いのでそれほど心配する必要はないかも。まあ出来る時にすませておいたほうが安心はできるけれども。

あと、乗り換えなどでギチキチに行程を詰めていると、食事する暇がないです。列車の雰囲気によっては駅弁などを食べられる雰囲気の車両もありますが、ロングシートや混雑している車内ではなかなか食事はできません。

途中、食事の時間を意識して行程を組む必要があります。乗り換えの待ち時間などがあればいいのですけど、無い場合は、あえて1本遅らせて食事の時間を確保しておいたほうがいいでしょう。また食事は駅構内になければ、一端外に出て駅前で食べるのも必要かもしれません。


・座席の確保


座席の確保ですが、青春18きっぷを使う時は、長距離移動が多いと思うのですが、その便の最初の駅から最後の駅まで乗る場合が多いので、座席を確保できる場合が意外と多いです。乗り換える時も、重複区間がある場合、乗り換える列車の出発の駅で乗り換えたほうが、座席を確保できるのでいいです。

また車両はロングシートよりクロスシートの車両を選んだ方が断然楽です。車窓もクロスシートのほうが楽しみやすいですし。

線によってはロングシートしかない区間もありますが、時間帯によってロングシート、クロスシートの両方がある区間(鹿児島本線など)や、ロングシートとクロスシートの車両が混在する車両(福北ゆたか線の通勤時間帯)があったりしますので、できるだけクロスシートの車両で移動できるようなプランを組んでみるといいかもしれません。


・線によって乗り換えの厳しいところと融通の利くところがある。


あとローカル線は本数少ないんで乗り換えの時には要注意です。今回のレポートで紹介した「相生〜岡山」のような難所もけっこうあります。

特に昼間、乗り換えに失敗したら5時間くらい次の列車が来ない区間などもあります(日豊本線や豊肥線など)最悪、その区間は特急やバスを使うなどの応用も考えておかねばなりません。

私は豊肥線で事故のために列車が停車して乗り換えが出来なくなり、泣く泣く引き返したこともありました。遅れも、多少であれば接続待ってくれるのですが、あまりに長い時間、列車が止まった場合は待ってはくれないようです。

逆にいえば、本数の多い線は、多少の融通が利きます。混雑していたり、食事などを取りたくて時間を確保したい場合にはあえて1本遅らすというようなこともできると思います。ただしそういった場合、その後の乗り換えも大丈夫か調べておかなくてはなりませんが。


・移動は明るいうちが楽しい


鉄道の旅の楽しみの一つが車窓の景色だと思うのですが、出来るだけ外があかるいうちに移動したほうが鉄道の旅は楽しめます。人によるとは思うんですが、青春18きっぷで旅行する人には鉄道の旅自体を楽しみたいという人も少なくないでしょう。

なので、朝早い時間から移動をはじめて、夜はできるだけ早い時間に移動が終わるように行程を組むと、長い時間車窓を楽しめます。また、冬より夏のほうが日が長いので、夏か冬かどちらかしか行けないなんて人は夏にいったほうがいいです。冬は車窓を楽しめる時間が短く感じます。また、トロッコ列車や観光列車などの普通乗車券でも乗れる特別列車は冬場は運休している場合が多いです。列車の旅を楽しむには春か夏の18きっぷがおすすめです。


そんなところですかね?


■最後に…


そういう訳で、本当に長くなってしまいましたが、これで横浜、長野、関西方面旅行レポートを終わりたいと思います。

今後も青春18きっぷを使ってこういう長い旅もやっていきたいなと思ってますし、今回の旅行で、もう一度行きたい場所も増えましたし、また行きたいところもできましたんで、お金と時間の都合をつけて行ってみたいと思ってます。

本当にこの旅は私の人生において、とても重要で思い出深い旅行になったと思います。この旅が私の人生において、ある意味ターニングポイントになったのは間違いないでしょう。

私が生涯で行った旅で、とても意義のあった旅のひとつであったと断定できます。

この旅行と同じくらい、大きな旅はハワイに行った時くらいだったと思います。この旅行は本当にとても大切な思い出となりました。


以上、横浜、長野、関西方面旅行レポートでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。



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