2008年8月5日、旅行3日目。横浜から中央本線、篠ノ井線、大糸線と乗り継ぎ、信濃木崎駅に降り立った私。今回の旅の大きな目的のひとつ、アニメ「おねがいティーチャー」の聖地巡礼をおこなう為にやって来ました。
巡礼スポットのひとつ「海ノ口駅」
■おねがいシリーズの聖地「木崎湖」
今やアニメの舞台を巡る聖地巡礼というのは有名になっていますが、昨今の聖地巡礼ブームの火付け役となったのが今回紹介する木崎湖ではないかと私は思っています。
木崎湖はTVアニメ「おねがいティーチャー」(2002年にWOWOWにて放送)及びその続編にあたる「おねがいツインズ」(2003年にWOWOWにて放送)の舞台となった場所。
おねがいティーチャーのDVDとCDとムック本
ネット上などで舞台訪問のレポートがアップされ、それに刺激されて徐々に訪れるファンが増えていった感じでありました。その後、巡礼場所にはファン同士の交流を目的としたノートがおかれたり、地元とタイアップでイベントが行われたり、「おねがいシリーズ」ファンの聖地として認識されるようになって行きました。
そんな様子をなんとなく端から見ていて、なんとなく「行ってみたいなー」「でも、行く機会ないだろうなー」って思っていました。
場所もなんか関東の方にあるらしいって程度の認識で、長野県にあることすら知らない程度の認識でした。
またアニメに関しては、「おねがいティーチャー」に関してはかなりはまっていて、珍しくアニメDVDや関連グッズをそろえましたが、「おねがいツインズ」については、アニメを途中で視聴を止めてしまったので、ほとんどタッチしていないといった感じです。
今回の聖地巡礼に際し、「おねがいツインズ」を視聴したり、情報をしっかり集めて旅立ちたかったのですが、先に説明したように、準備に時間がほとんど取れなかったので、それも敵わず、出発前日に聖地巡礼レポートをしているサイトを資料としてプリントアウトするのが精一杯でした。
また、聖地巡礼という行為は、ネット上でけっこう叩かれてたりするので、それを行うのはちょっと怖いなという印象も持ってました。地元の人や一般観光客人から白い目で見られたりしないかなという不安もありました。だからこっそり行ってこっそり楽しんでこっそり帰ってこようと思いました。
そんな感じで、行き当たりばったり的な聖地巡礼となってしまいましたが、結果的には予想以上に楽しむことができたと思います。
■木崎湖を目指して
自転車を足として使おうと思っていた私は、レンタサイクルのある駅で降りるつもりでした。しかし前調査がいい加減だったもので、本当なら信濃大町駅で降りねばいけなかったのに勘違いして信濃木崎駅で降りてしまいました。
駅前を見渡したところ、レンタサイクルをやってる店が見あたりません。店らしい店は駅前の酒屋さんだけでした。仕方なく歩いて行くことに。プリントアウトした情報と道路の案内看板を頼りに木崎湖を目指します。
なにせ土地勘のまったくない場所です。少し不安に思いつつ、国道を北方向へ歩きます。10分ほど歩いた後「ゆーぷる木崎湖」という建物が見えてきました。時間があったら入ってみたいと思ってチェックしていた温泉施設です。方向が間違っていない事がわかって一安心。
「ゆーぷる木崎湖」発見
そこからちょっと行くと湖が見えてきました。木崎湖です。とりあえずプリントアウトした情報に載っている「星湖亭」というお店を探します。ここで自転車が借りられるみたいだからそこで借りようと思ったのです。しかし、道に迷ってしまい、気が付くとキャンプ場に出てました。
■木崎湖キャンプ場と桟橋
キャンプ場って、確か巡礼スポットの一つだったよなって思って情報を見てみると、オープニングや作中で出てくる桟橋がある場所だとわかりました。海ノ口駅に並ぶ代表的なスポットです。
キャンプ場を抜け林を抜けると、目的の桟橋が見えました。見ておお!確かに見覚えある!と思って感激しました。また湖全体もここから見渡せました。かなり広い湖です。ただ単に行楽地としても良い場所だなあと思いました。
オープニングなどで出てくる桟橋
そしてキャンプ場の事務所にレンタサイクルの看板を見つけました。せっかくなので、ここで自転車を借りることにしました。
自転車に乗るのに荷物がとても邪魔だったので預かってもらえないか聞いたところ、快く了解して頂けました。
身軽になった私は、借りたMTBに乗って湖畔の道を時計回りに走ります。目指すは海ノ口駅。畔の道の途中に巡礼スポットがあるそうなので探しつつ行きます。
九州よりマシだとはいえ、自転車こいでいるとやはり暑いです。幸い天候は曇りで、日差しが強くない分、マシだなあと思えたんですが、これが後々裏目に出ることになるとはこの時点では思ってませんでした。
湖周道路の巡礼スポット。資料の写真に比べちょっと荒れてる感じだった。
■海ノ口駅
湖を抜け、北へすこし大回り(道がないので)して国道に出て、南下すると海ノ口駅です。アニメや聖地巡礼レポートでも何度も見たこの駅を実際に目の前にすると、さすがに感動を覚えました。
ひょとしたら他に巡礼者がいるかもと思いましたが、駅舎には誰もいませんでした。こっそり巡礼と思っていた私には幸いだったかもしれません。
写真を撮ったり、巡礼ノートを読んだりと、ゆっくり見学できました。とりあえずノートには記念書き込みをして、駅の中や周辺を歩いてまわりました。
ホーム側より海ノ口駅
海ノ口駅から木崎湖を望む
巡礼ノートを読んでみると、少し前に来てた方がいたのが確認できました。アニメが放送されてからもう何年も経ちますが、未だにけっこうな人数が巡礼に訪れているのがわかりました。またリピーターも多いようで、何度も訪れいる人もいるようでした。
私も、もう少し近ければ何度も来たい場所ではあるのですけどね。遠くなければなあ…。
■「縁川商店」こと「Yショップニシ」
駅を出て国道を南へ走ります。途中に資料に載っていた店を発見。「おねがいティーチャー」の登場キャラ、縁川小石の実家「縁川商店」のモデルになった「Yショップニシ」です。とりあえず写真を撮り、少し迷いましたが、思い切って入店。名物の「小石うどん」を頼んでみました。
店員のお姉さんに聖地巡礼だという事を話すと、意外に歓迎してもらえて、いろいろと話をしてもらい、資料などを拝見させてもらいました。ここに来てやっと、意外と聖地巡礼って地元の人に受け入れられてるんだなっていうことを実感しました。
「小石うどん」は、目玉焼きの入ったカレーうどんで、正直、真夏に食べるようなもんではないかもとは思いましたが、美味しかったです。まあ、カレーうどん好きですしね。
店の中には店専用の巡礼ノートのほか、海ノ口駅にあった歴代ノートが閲覧できるようでした。また何処から来たのか印を付ける地図などもあって、巡礼者には見るもの多かったです。通り過ぎなくてよかったと思いました。また勢いで、グッズもいくつか買っちゃいました。車用のステッカーと、キーホルダーです。
キーホルダーはキャンプ場の桟橋の木片から作ったもので、嬉しくて首から提げていた定期券入れにぶら下げてましたが、それが驚くほど他人に評判悪くてちょっぴり悲しかったです。ステッカーは旅行から帰って車に貼りました。
「縁川商店」こと「Yショップニシ」
■雨に遭うも地元の人の優しさが身にしみた件
居心地が良かったので、お店にちょっと長居してしまいましたが、電車の時間もあったので、そろそろキャンプ場に戻らなければなりません。
ところが外は突然のにわか雨。傘は持ってきてましたが、キャンプ場に預けた荷物の中です。まいったな…と思ってるとお店の人が傘を貸してくれました。お店の人とキャンプ場の人とは知り合いなので、傘はキャンプ場に預けておけばいいとのこと。本当にありがたかったです。
雨の中キャンプ場まで戻ってきました。自転車を借りた時間が予定時間よりオーバーしたので追加料金を払おうとしたんですが、キャンプ場のひとがおまけしてくれました。傘についても連絡が来ていたようで、話はすんなり通りました。ありがたい限りです。
荷物を受け取りに事務所の中に入ったんですが、そこには「おねがいティーチャー」のキャラののぼりと地酒などがあったので写真を撮らせていただきました。また、キャンプ場の人ともいろいろと話をさせて頂きました。
キャンプ場の事務所内にあったお酒とかサインとか
最初はこっそりと巡る予定の聖地巡礼でしたが、意外に地元の人と多少なりとも交流が持てた事を嬉しく思いました。Yショップニシとキャンプ場の方々には良くして頂き、本当に嬉しかったです。この場を借りてお礼を言いたいと思います。
「木崎湖」は「おねがいティーチャー」というアニメがなければ、恐らく一生来なかった場所だったでしょう。名前を知る機会があったかどうかさえ怪しいです。そう考えると不思議な縁でここに来れたんだなあって思いました。
正直、いい歳したおっさんが一人で聖地巡礼なんて変な目でみられそうとか思ってましたが、思い切って来て良かったなと心から思いました。
また聖地巡礼というのは良いものだなあと思いました。何事も自分で経験してみなければわからないものですね。聖地巡礼ってネットとかで気持ち悪いもの、良くないもののように書かれることがありますが、それが真実ではないことを知る事ができました。そういう意味でも良い経験が出来たと思います。
■さらば木崎湖
そんな訳でキャンプ場を出て信濃木崎駅へ戻ります。途中、行きがけに探していた「星湖亭」を見つけました。店の入口にはおねがいティーチャーのポスターとか聖地巡礼者に対するサービスの案内とかが貼ってありました。残念ながら時間がないので今回はパスします。
駅に戻って電車を待つ間、駅をうろついてみます。夕方の駅には人っ子ひとりいません。駅舎の中にはアニメの背景原画展のポスターが貼ってありました。本当に地元に受け入れられてるんだなあって感じました。
また、後から調べて知りましたが、この駅舎も「おねがいツインズ」のほうでは舞台になっていたらしいく巡礼スポットのひとつだったようです。
信濃木崎駅駅舎
信濃木崎駅ホーム
あと、松本市のほうにもたくさん巡礼スポットがあると皆さんから聞いたのですが、残念ながらスケジュールの関係で行けませんでした。それが今回の心残りではあります。
普通電車(E127系電車)車内を何となく撮ってみる
■信州健康ランド〜クア・アンド・ホテル〜は最高!
18時30分発の信濃大町行きの普通電車の乗ります。信濃大町で松本行きに乗り換え。松本駅でまた乗り換えホテルのある村井駅に着いたのが20時19分。
村井駅から外に出ると土砂降りの雨。幸い、ホテルは駅から近かったのですぐに解りました。雨の中をホテルへと歩きます。
今夜の宿は「信州健康ランド〜クア・アンド・ホテル〜」。基本的に健康ランドなので仮眠室で雑魚寝もできますが、深夜料金と入湯料払うのとシングルルームに泊まるのとではさほど差があるようには思えなかったので、部屋をネット予約で取ってました。
チェックインして部屋の鍵をもらい、自分の部屋へ向かいます。部屋はシングルルームとしては標準的な感じ。確かに昨日泊まった横浜のホテルに比べればレベルは落ちますが、安い割にはいい部屋でした。
部屋で一息いれて、お風呂に入りに行きます。
温泉好きなので過去様々なお風呂に入って来た私ですが、ここのお風呂はかなりレベル高かったです。広いし、お風呂の種類も豊富だし、露天もいろいろあって良かった。お風呂好きとしてはたいへんいい気分を味わえました。もし疲れていなければ、いつまでも入っていただろうと思います。
もしこの風呂が近所にあったなら、常連になりたかったほどの勢いです。
お風呂を出て、今度は食事。すでに深夜の時間帯だったので食事処は大広間しかなかったのが残念でしたが、せっかくなので、ちょっと贅沢して料理を多めに注文。ビールもつけて、ほろ酔い状態で最高の気分を味わいました。聖地巡礼は楽しかったし、お風呂は気持ちよかったし、料理はおいしいし、ビールも美味いしもう言うことなしって感じでした。先日までの激務の日々が嘘のように思えました。
ホテルでの夕食
食事後、ホテル内を探索。無料ネットコーナーを見つけたので、サイトのチェックやmixi日記を更新したりして過ごしました。しかし、さすがに疲れもピーク。激しい眠気と疲れを感じで24時前には部屋に戻り就寝しました。
宿泊は「信濃健康ランド クア・アンド・ホテル」
そんな訳で、木崎湖もホテルもとても良かったです。この日の事はおそらく一生の想い出になると思います。松本市内の巡礼ポイントも巡れなかった心残りもあるし、いずれまた機会を作って行きたいと思ってます。
明日は中央本線と関西本線で大阪の天王寺と八尾を目指します。
巡礼スポットのひとつ「海ノ口駅」
■おねがいシリーズの聖地「木崎湖」
今やアニメの舞台を巡る聖地巡礼というのは有名になっていますが、昨今の聖地巡礼ブームの火付け役となったのが今回紹介する木崎湖ではないかと私は思っています。
木崎湖はTVアニメ「おねがいティーチャー」(2002年にWOWOWにて放送)及びその続編にあたる「おねがいツインズ」(2003年にWOWOWにて放送)の舞台となった場所。
おねがいティーチャーのDVDとCDとムック本
ネット上などで舞台訪問のレポートがアップされ、それに刺激されて徐々に訪れるファンが増えていった感じでありました。その後、巡礼場所にはファン同士の交流を目的としたノートがおかれたり、地元とタイアップでイベントが行われたり、「おねがいシリーズ」ファンの聖地として認識されるようになって行きました。
そんな様子をなんとなく端から見ていて、なんとなく「行ってみたいなー」「でも、行く機会ないだろうなー」って思っていました。
場所もなんか関東の方にあるらしいって程度の認識で、長野県にあることすら知らない程度の認識でした。
またアニメに関しては、「おねがいティーチャー」に関してはかなりはまっていて、珍しくアニメDVDや関連グッズをそろえましたが、「おねがいツインズ」については、アニメを途中で視聴を止めてしまったので、ほとんどタッチしていないといった感じです。
今回の聖地巡礼に際し、「おねがいツインズ」を視聴したり、情報をしっかり集めて旅立ちたかったのですが、先に説明したように、準備に時間がほとんど取れなかったので、それも敵わず、出発前日に聖地巡礼レポートをしているサイトを資料としてプリントアウトするのが精一杯でした。
また、聖地巡礼という行為は、ネット上でけっこう叩かれてたりするので、それを行うのはちょっと怖いなという印象も持ってました。地元の人や一般観光客人から白い目で見られたりしないかなという不安もありました。だからこっそり行ってこっそり楽しんでこっそり帰ってこようと思いました。
そんな感じで、行き当たりばったり的な聖地巡礼となってしまいましたが、結果的には予想以上に楽しむことができたと思います。
■木崎湖を目指して
自転車を足として使おうと思っていた私は、レンタサイクルのある駅で降りるつもりでした。しかし前調査がいい加減だったもので、本当なら信濃大町駅で降りねばいけなかったのに勘違いして信濃木崎駅で降りてしまいました。
駅前を見渡したところ、レンタサイクルをやってる店が見あたりません。店らしい店は駅前の酒屋さんだけでした。仕方なく歩いて行くことに。プリントアウトした情報と道路の案内看板を頼りに木崎湖を目指します。
信濃木崎駅前に店はほとんどない | この道で合っているのか? |
なにせ土地勘のまったくない場所です。少し不安に思いつつ、国道を北方向へ歩きます。10分ほど歩いた後「ゆーぷる木崎湖」という建物が見えてきました。時間があったら入ってみたいと思ってチェックしていた温泉施設です。方向が間違っていない事がわかって一安心。
「ゆーぷる木崎湖」発見
そこからちょっと行くと湖が見えてきました。木崎湖です。とりあえずプリントアウトした情報に載っている「星湖亭」というお店を探します。ここで自転車が借りられるみたいだからそこで借りようと思ったのです。しかし、道に迷ってしまい、気が付くとキャンプ場に出てました。
■木崎湖キャンプ場と桟橋
キャンプ場って、確か巡礼スポットの一つだったよなって思って情報を見てみると、オープニングや作中で出てくる桟橋がある場所だとわかりました。海ノ口駅に並ぶ代表的なスポットです。
キャンプ場を抜け林を抜けると、目的の桟橋が見えました。見ておお!確かに見覚えある!と思って感激しました。また湖全体もここから見渡せました。かなり広い湖です。ただ単に行楽地としても良い場所だなあと思いました。
木崎湖キャンプ場に出た | 巡礼スポットの「桟橋」を発見! |
オープニングなどで出てくる桟橋
桟橋の先まで行ってみる | 桟橋からキャンプ場を振り返る |
もう一方の桟橋 | こちらも作中に使われている |
そしてキャンプ場の事務所にレンタサイクルの看板を見つけました。せっかくなので、ここで自転車を借りることにしました。
自転車に乗るのに荷物がとても邪魔だったので預かってもらえないか聞いたところ、快く了解して頂けました。
身軽になった私は、借りたMTBに乗って湖畔の道を時計回りに走ります。目指すは海ノ口駅。畔の道の途中に巡礼スポットがあるそうなので探しつつ行きます。
九州よりマシだとはいえ、自転車こいでいるとやはり暑いです。幸い天候は曇りで、日差しが強くない分、マシだなあと思えたんですが、これが後々裏目に出ることになるとはこの時点では思ってませんでした。
湖周道路の巡礼スポット。資料の写真に比べちょっと荒れてる感じだった。
B&Gの艇庫発見! | 湖北側を廻り駅を目指す |
■海ノ口駅
湖を抜け、北へすこし大回り(道がないので)して国道に出て、南下すると海ノ口駅です。アニメや聖地巡礼レポートでも何度も見たこの駅を実際に目の前にすると、さすがに感動を覚えました。
ひょとしたら他に巡礼者がいるかもと思いましたが、駅舎には誰もいませんでした。こっそり巡礼と思っていた私には幸いだったかもしれません。
写真を撮ったり、巡礼ノートを読んだりと、ゆっくり見学できました。とりあえずノートには記念書き込みをして、駅の中や周辺を歩いてまわりました。
海ノ口駅の駅舎
駅のノート | 駅標 |
作中の登場したベンチ。今は2つある。 | 作中の舞台になったホーム |
ホーム側より海ノ口駅
海ノ口駅から木崎湖を望む
巡礼ノートを読んでみると、少し前に来てた方がいたのが確認できました。アニメが放送されてからもう何年も経ちますが、未だにけっこうな人数が巡礼に訪れているのがわかりました。またリピーターも多いようで、何度も訪れいる人もいるようでした。
私も、もう少し近ければ何度も来たい場所ではあるのですけどね。遠くなければなあ…。
■「縁川商店」こと「Yショップニシ」
駅を出て国道を南へ走ります。途中に資料に載っていた店を発見。「おねがいティーチャー」の登場キャラ、縁川小石の実家「縁川商店」のモデルになった「Yショップニシ」です。とりあえず写真を撮り、少し迷いましたが、思い切って入店。名物の「小石うどん」を頼んでみました。
店員のお姉さんに聖地巡礼だという事を話すと、意外に歓迎してもらえて、いろいろと話をしてもらい、資料などを拝見させてもらいました。ここに来てやっと、意外と聖地巡礼って地元の人に受け入れられてるんだなっていうことを実感しました。
「小石うどん」は、目玉焼きの入ったカレーうどんで、正直、真夏に食べるようなもんではないかもとは思いましたが、美味しかったです。まあ、カレーうどん好きですしね。
店の中には店専用の巡礼ノートのほか、海ノ口駅にあった歴代ノートが閲覧できるようでした。また何処から来たのか印を付ける地図などもあって、巡礼者には見るもの多かったです。通り過ぎなくてよかったと思いました。また勢いで、グッズもいくつか買っちゃいました。車用のステッカーと、キーホルダーです。
キーホルダーはキャンプ場の桟橋の木片から作ったもので、嬉しくて首から提げていた定期券入れにぶら下げてましたが、それが驚くほど他人に評判悪くてちょっぴり悲しかったです。ステッカーは旅行から帰って車に貼りました。
「縁川商店」こと「Yショップニシ」
巡礼名物?「小石うどん」 | ファイルを見せて頂いた |
店内の巡礼ノート | 駅の過去ノートはここで閲覧できる |
サインと「どこからきたの」掲示板 | お土産で買ったステッカーを愛車に |
■雨に遭うも地元の人の優しさが身にしみた件
居心地が良かったので、お店にちょっと長居してしまいましたが、電車の時間もあったので、そろそろキャンプ場に戻らなければなりません。
ところが外は突然のにわか雨。傘は持ってきてましたが、キャンプ場に預けた荷物の中です。まいったな…と思ってるとお店の人が傘を貸してくれました。お店の人とキャンプ場の人とは知り合いなので、傘はキャンプ場に預けておけばいいとのこと。本当にありがたかったです。
雨の中キャンプ場まで戻ってきました。自転車を借りた時間が予定時間よりオーバーしたので追加料金を払おうとしたんですが、キャンプ場のひとがおまけしてくれました。傘についても連絡が来ていたようで、話はすんなり通りました。ありがたい限りです。
荷物を受け取りに事務所の中に入ったんですが、そこには「おねがいティーチャー」のキャラののぼりと地酒などがあったので写真を撮らせていただきました。また、キャンプ場の人ともいろいろと話をさせて頂きました。
キャンプ場の事務所内にあったお酒とかサインとか
お酒の宣伝用の”のぼり” | サインとか記事とか |
最初はこっそりと巡る予定の聖地巡礼でしたが、意外に地元の人と多少なりとも交流が持てた事を嬉しく思いました。Yショップニシとキャンプ場の方々には良くして頂き、本当に嬉しかったです。この場を借りてお礼を言いたいと思います。
「木崎湖」は「おねがいティーチャー」というアニメがなければ、恐らく一生来なかった場所だったでしょう。名前を知る機会があったかどうかさえ怪しいです。そう考えると不思議な縁でここに来れたんだなあって思いました。
正直、いい歳したおっさんが一人で聖地巡礼なんて変な目でみられそうとか思ってましたが、思い切って来て良かったなと心から思いました。
また聖地巡礼というのは良いものだなあと思いました。何事も自分で経験してみなければわからないものですね。聖地巡礼ってネットとかで気持ち悪いもの、良くないもののように書かれることがありますが、それが真実ではないことを知る事ができました。そういう意味でも良い経験が出来たと思います。
■さらば木崎湖
そんな訳でキャンプ場を出て信濃木崎駅へ戻ります。途中、行きがけに探していた「星湖亭」を見つけました。店の入口にはおねがいティーチャーのポスターとか聖地巡礼者に対するサービスの案内とかが貼ってありました。残念ながら時間がないので今回はパスします。
雨の木崎湖
今更見つけた星湖亭 | 聖地巡礼者には有名な店らしい |
駅に戻って電車を待つ間、駅をうろついてみます。夕方の駅には人っ子ひとりいません。駅舎の中にはアニメの背景原画展のポスターが貼ってありました。本当に地元に受け入れられてるんだなあって感じました。
また、後から調べて知りましたが、この駅舎も「おねがいツインズ」のほうでは舞台になっていたらしいく巡礼スポットのひとつだったようです。
信濃木崎駅駅舎
草薙背景原画展の案内 | 時刻表。電車は1時間に1本以下 |
信濃木崎駅ホーム
ホーム側から駅舎を見る | ホームに入ってくる電車 |
あと、松本市のほうにもたくさん巡礼スポットがあると皆さんから聞いたのですが、残念ながらスケジュールの関係で行けませんでした。それが今回の心残りではあります。
■信州健康ランド〜クア・アンド・ホテル〜は最高!
18時30分発の信濃大町行きの普通電車の乗ります。信濃大町で松本行きに乗り換え。松本駅でまた乗り換えホテルのある村井駅に着いたのが20時19分。
村井駅から外に出ると土砂降りの雨。幸い、ホテルは駅から近かったのですぐに解りました。雨の中をホテルへと歩きます。
今夜の宿は「信州健康ランド〜クア・アンド・ホテル〜」。基本的に健康ランドなので仮眠室で雑魚寝もできますが、深夜料金と入湯料払うのとシングルルームに泊まるのとではさほど差があるようには思えなかったので、部屋をネット予約で取ってました。
チェックインして部屋の鍵をもらい、自分の部屋へ向かいます。部屋はシングルルームとしては標準的な感じ。確かに昨日泊まった横浜のホテルに比べればレベルは落ちますが、安い割にはいい部屋でした。
部屋で一息いれて、お風呂に入りに行きます。
温泉好きなので過去様々なお風呂に入って来た私ですが、ここのお風呂はかなりレベル高かったです。広いし、お風呂の種類も豊富だし、露天もいろいろあって良かった。お風呂好きとしてはたいへんいい気分を味わえました。もし疲れていなければ、いつまでも入っていただろうと思います。
もしこの風呂が近所にあったなら、常連になりたかったほどの勢いです。
お風呂を出て、今度は食事。すでに深夜の時間帯だったので食事処は大広間しかなかったのが残念でしたが、せっかくなので、ちょっと贅沢して料理を多めに注文。ビールもつけて、ほろ酔い状態で最高の気分を味わいました。聖地巡礼は楽しかったし、お風呂は気持ちよかったし、料理はおいしいし、ビールも美味いしもう言うことなしって感じでした。先日までの激務の日々が嘘のように思えました。
ホテルでの夕食
食事後、ホテル内を探索。無料ネットコーナーを見つけたので、サイトのチェックやmixi日記を更新したりして過ごしました。しかし、さすがに疲れもピーク。激しい眠気と疲れを感じで24時前には部屋に戻り就寝しました。
宿泊は「信濃健康ランド クア・アンド・ホテル」
ホテルの窓からの夜景 | 宿泊したホテルの部屋 |
そんな訳で、木崎湖もホテルもとても良かったです。この日の事はおそらく一生の想い出になると思います。松本市内の巡礼ポイントも巡れなかった心残りもあるし、いずれまた機会を作って行きたいと思ってます。
明日は中央本線と関西本線で大阪の天王寺と八尾を目指します。
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