8月11日からお盆休みを利用して車で鳥取県の倉吉に行って来ました。そしてその帰りに呉と竹原に寄って帰りました。そのドライブの模様を遠征トレポートで書いていこうと思います。
1.倉吉へ。
午前2時半、自宅を出発。仕事から帰ってすぐ床にはついたのですがあまり眠れてませんでした。倉吉までは高速で約6時間かかるそうで、仮眠を入れて8時間位かなって計算してました。お昼前に付けばいいかなと。
めかりパーキングエリアから関門橋。
八幡インターから九州道に乗って関門橋を渡ります。そして中国道へ。
美東サービスエリアで小休止。小腹が空いていたので瓦そばを食べました。瓦そばは山口県の川棚温泉の名物グルメです。西南戦争で屋根瓦で蕎麦を焼いて食べたのが始まりと言われてます。
美東サービスエリア。最近リニューアルされたので建物とかすごく綺麗です。中国道を走る時は、いつもだいたいここで休憩を入れます。
瓦そば。蕎麦の瓦でパリパリになった部分と柔らかい部分の歯ごたえがたまんないです。出汁につけて食べます。
午前5時。美東を出発するころには夜が明けてきました。
一時間くらい運転してると睡魔に襲われて、島根県の朝倉パーキングエリアで1時間ほど仮眠。眠気を払います。
その後、広島県の安佐サービスエリアで小休止し、三次東ジャンクションから松江道へ。基本的にはこのまま中国道を走って落合ジャンクションから米子道に乗り換えて、湯原インターで降りるのが普通ですが、ナビがこちらのルートを選んだので信じました。松江道は無料ですしね。
途中燃料がやばかったので、松江道を降りてガソリンスタンドを探したのですがなかなか見つからず苦労しました…。ガソリンスタンドがあるという案内で降りてみるとカードとか使えそうにない小さなスタンドばかり…。
松江郊外でなんとかセルフスタンドを見つけ給油。そのまま下道で松江市まで。宍道湖が見えてきたあたりでもう時間は10時を過ぎました。本来なら到着してる予定の時間。
宍道湖ふれあいパークより宍道湖。またいつかゆっくり宍道湖周辺をめぐりたいなあ…。
山陰の国道9号線と山陰道を東へ進みます。米子手前でナビの渋滞情報にも表示されなかった渋滞が…。インターでの普通車同士での追突事故でした。お盆休み期間中はこういった事故渋滞が多いですよね…。
午前11時半、仮眠のため琴浦サービスエリアに寄ってみます。琴浦さんまだまだ健在でした。琴浦町の琴浦さん、最近ではふるさと納税で等身大パネルもらえるということで話題になりましたよね。
サービスエリアの物産館ことうら。なんか食べようと思ったけど、座るところがなかったので止めました。
2014年の春に琴浦を訪ねてから2年…まだ琴浦町の琴浦さん、健在でした。
メニュー表にも琴浦さん。
2.初めての倉吉
そして12時半頃、やっと倉吉に到着しました。誰だよ、午前中につければ良しとか言ってたの。
倉吉市はちょうど米子市と鳥取市の中間くらいにあります。最初は18きっぷで行こうと思ったんですが、電車できちゃうと1泊では済まないことが分かって車に切り替えました。車でも近くにインターが無いので、岡山の湯原インターチェンジから下道を40分ほど走ります。少し交通の便が悪いですね。
良い観光資源をもっているのに交通の便が悪くてあまり知られていない。なんか竹原みたいですね。
初めての倉吉。あまり下調べもしてなかったので、土地勘がありません。なんとなく倉敷みたいに駅からすぐに観光地区があるのかと思ってましたが、倉吉駅の周りはよくある地方の中心都市みたいな雰囲気で、どこに行って良いのかわかりません。
観光地区っぽい白壁土蔵群は市役所の近くと聞いていたので、ナビで出してみると、けっこう駅から遠い。もし徒歩だったらかなり厳しい距離です(1時間以上かかりそう)。車だと10分くらいですかね。
市役所の観光駐車場に車を停めて、白壁土蔵群へ。江戸から明治時代に建てられた建物が並ぶ地域です。いわゆる小京都的な街並みを見ることが出来ます。僕の馴染みだと、倉敷、竹原、飛騨高山的な感じですかね。九州で言うと大分の竹田市や日田市豆田とかいう感じでしょうか。規模的には竹田に似てるなって思いました。
まずは白壁土蔵群地区の入り口にある観光案内所でマップを手に入れましょう。
3.倉吉とひなビタ
それでなぜ僕が倉吉に来たかというと、今、倉吉市は「ひなビタ」とコラボをやっていて、「ひなビタ」の舞台である倉野川市(架空の市)と姉妹都市提携を結んだということを聞いて一度行ってみようと思ってたからです。
そもそも僕が倉吉を知ったのは倉吉の萌えおこし企画である「きみわた」でした。「きみわた」の時も機会があれば行ってみようかって思ってたのですが、場所的になかなかどこかのついでに行くなんていうのも難しく、気にはなっていたけどすっと行けずにいました。今回の倉吉訪問の理由は「ひなビタ」と「きみわた」でした。
赤瓦一号館で見かけた「きみわた」のキャラ。「ひなビタ」の影に隠れてしまってるせいか、街の中ではあまり「きみわた」みかけなかったのでおお!?ってなりました。
「ひなビタ」とはKONAMIのWeb連動型音楽配信企画です。KONAMIの音ゲーでも曲が使われていて、僕はREFLEC BEATをたまにやってるのでそれで知りました。メディアミックスで展開されていてコミックやラノベなどの展開もあります。音楽でまちおこしをしようとす る女の子たちのグループ「日向美ビタースイーツ」の5人のメンバーを中心にリアルタイムで展開されていくお話です。”女の子たちがまちおこし”っていうと 反応せずにはいられませんw
なので、いつかこういう形でどこかとコラボみたいなことをするんではないかと期待していましたが、それが気になっていた倉吉とのコラボだと聞いてうずうずしてました。
でも、まあちょこっと等身大パネルがあるだけなんだろうと高をくくっていると、実際行ってみてびっくりしました。ものすごい力の入れよう。等身大パネルもせいぜいメンバー毎に1枚だけだろうと思ってたらとんでもなかったです。ちょこっと見て、残った時間はお隣の湯梨浜町のはわい温泉とかでゆっくりなどと思ってましたがとんだ計算違いでした。
白壁土蔵群地区のバス駐車場には「ひなピタ」ののぼり旗がずらり。これでまずは度肝を抜かれました。
あと、倉吉市には最近、ねんどろいどなどのフィギュアでお馴染みのグッドスマイルカンパニーの国内工場ができたことでも話題になりました。白壁土蔵群の入り口にいきなりねんどろいど桜ミクさんの看板があってびっくり。このニュースを思い出しました。
団子の看板の上にミクさんが!?こちらもバス駐車場にあったもの。
観光案内所などで配布しているグッスマ製の倉吉マップ。
直営店も、白壁土蔵群内のお土産物屋(赤瓦1号館)にあって、お土産に並んでねんどろいどが売られてる珍しい光景をみることができます。
赤瓦一号館。お土産物をたくさん売ってます。ひなピタの現地限定グッズも売ってますよ。
よくみるとグッスマの店舗の看板が。
4.倉吉散策
等身大パネル巡りをしながら、夕方まで白壁土蔵群を歩きます。等身大パネル巡りの模様は後日別の記事にて。
「ひなビタ」キャラパネルをちょっとだけ紹介。写真は元帥酒造本店にいたまり花ちゃん。
クラカフェにいた咲子ちゃん。
桑田醤油酒造のイブ様(一舞)とめうちゃん。
これほどの観光資源でありながら、人が少ないのが良かったです。団体客の姿とかほとんど見なかったです。ゆっくり巡ることができました。倉敷とかは人が多くてうんざりしますからねえ。ひっそりとした小京都の街並みを楽しめるという意味でも竹原っぽくあります。
豊田家住宅とか見学させてもらいましたが良かったです。行った時は誰も見物客がいなかったのでガイドの方にマンツーマンで案内して頂きました。
主屋は明治33年に建てられたもので倉敷の伝統的な町家形式を見ることができます。内部は当時としては贅沢な作りになっており、それ一本で家が立つような柱とかが使われてました。中庭は五重塔とかあったり、階段も踊り場があったり、こういう伝統的な古い建築物を見学する機会が多かった僕でも珍しく思える部分が多々ありました。
豊田家住宅。
ここにもキャラパネルが!凛ちゃん。僕のイチオシキャラw
天窓。
五重塔と太鼓橋。
一階奥の部屋。
床の間。
二階から蔵を見る。
二階の床の間。中央の柱は相当高価なものなんだそうです。
踊り場のある階段。こういう古い家の階段って急で狭いんですが、踊り場を設けている家は珍しいですね。
一階手前の部屋。蓄音機がありました。
七福神の彫り物も。この木彫の七福神、街のあちらこちらで見かけました。七福神巡りなんていうのもあるようです。
稲扱千歯(いなこきせんば)。この「稲扱千歯」と「倉吉絣」はかつての倉吉の名産品で全国に倉吉の名を広めたと言われています。これは収穫した稲から籾粒をしごき取るための道具で千歯、千歯扱きなどと呼ばれる昔の脱穀の道具です。竹製の千歯の歯の部分をを鉄製にしたのがこの「稲扱千歯」で、全国に普及しました。この「稲扱千歯」と「倉吉絣」が倉吉に富をもたらしたとも言われてるようです。
もうひとつ、倉吉淀屋も珍しかったです。大阪の淀屋橋に名を残す豪商「淀屋」と関係の深い商家で、大阪の淀屋が幕府に闕所(財産没収)された際に暖簾分けされて倉吉に残ったらしいです。建物の内部はある江戸の商家のイメージそのものだったです。
倉吉淀屋。倉吉最古の町家建物で、1760年(宝暦10年)に建てられた町家です。256年前に建てられた建物!?すごい。
時代劇でこういうの見たことありますよね?
昔の商人の暮らしを想像できる素晴らしい史跡でした。
以下、白壁土蔵群を散策して撮ったそのほかの写真。
市役所に隣接する打吹公園(うちぶきこうえん)。そこにある羽衣池。明治37年の造園の時に作られた池で、打吹山の天女伝説にあやかり「羽衣池」と名付けられたそうです。
ちなみに打吹山の天女伝説とは、農夫に羽衣を奪われた天女が人間と契って二人の子供を授かった後、天に帰り、それを二人の子供が悲しみ、天女が音楽を好んでいたことから、山頂で鐘を打ち、笛を吹いて奏楽をしたという伝説です。この鐘を打ち、笛を吹いたことから「打吹山」と呼ばれるようになったとのこと。
あれ?これ子供の頃に読んだ「天女の羽衣」やん?って思ったけど、同様の伝説は全国各地にあるようで、そのひとつのようですね。
琴櫻記念碑。倉吉出身の前佐渡ヶ嶽親方(第53代横綱「琴櫻」)の記念碑で、近くに記念館もあります。
白壁土蔵の街並み。赤瓦1号館前の通り。玉川沿いに土蔵が並びます。白壁土蔵群を代表する景色ですね。ちなみにひなピタののぼり旗の絵の背景はこの通り。
上の写真の場所の奥、大蓮寺付近の玉川沿いの風景。こちらの景色も良いです。
大蓮寺の隣りにある弁財天堂。
弁天参道(大蓮寺小路)。突き当りが大蓮寺の楼門。
大蓮寺の建物。一瞬、新興宗教?とか思ってしまいました。ちゃんとした由緒あるお寺です。
倉敷ふるさと工芸館前の白壁。
なにやら不思議な壁が!? ガイドに載っていたので行ってみましたが説明もなにもありませんでした。不思議。
おおSLがあるぞ!と行ってみたらC11蒸気機関車が置いてありました。
倉吉線鉄道記念館。倉吉にはかつて倉吉線というものがあったのですね。倉吉駅から関金の山守駅までの20キロを鉄道が通ってました。1985年に廃止されています。添田線あたりの廃止と一緒かあ…。この記念館があるところには打吹駅があったそうです。
ちなみに入場は無料です。ただエアコンもなにもないため、今の時期だと暑いです。涼しくなってから一度ゆっくり中を見学したいなって思いました。
線路跡のサイクリングロードにあった謎の石。
鉄道記念館から玉川に沿って戻ります。
町家清水庵(せいすいあん)。
うさぎさんがいまいた。
鳥っと屋。お店の方といろいろお話できました。この日、ご同業の方…「ひなビタ」ポップ巡りで来てるひとが何人かいたらしいです。
「りんりんや」のちくわソフト。気になってて、食べたかったけどタイミングとか悪くて結局食べられなかった…。
5.倉吉パークスクエア、倉吉駅、そしてはわい温泉
16時半くらいまで白壁土蔵群を散策してその後、倉吉パークスクエア(鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館)へ。気になる建物だったんで立ち寄ってみました。
特に用事もなかったんだけど、建物の構造に惹かれて入ってしまった。せっかくなのでお土産物屋で「ひなビタ」包装の打吹公園だんごを購入しました。
その後、倉吉駅へ。
最初南口の駐車場が分からず、かなり遠回りして北口へ。北口の駅前駐車場に車を停めて駅の中へ。
ちょうどコナン列車が来てました!
倉吉駅でもひなビタの等身大パネル発見!観光地区以外にもあるんだ…。そして駅のお土産物屋で「きみわた」のグッズ購入。
「きみわた」4コママンガ劇場一年生編。
オフィシャルガイドブック。
ポストカードセット。
ドラマCD。
ずっと気になっていた「きみわた」のグッズが手に入って嬉しかったです。
ホテルにチェックインするまでに時間があったのではわい温泉にまで足を伸ばしてみました。「ハワイゆーたうん」という日帰り温泉に入ろうと思っていたんですけど、人が多くて車を停めるところもなかったので諦め。
とりあえず、東郷池の湖畔の公園に車を停めて、ハワイ来ましたヨって写真を撮って倉吉に戻ります。
東郷湖羽合臨海公園。
モニュメント。
東郷湖マップ。湯梨浜のこのあたりも一度ゆっくり巡ってみたいですね。
東郷湖の景色。
6.倉吉の夜
ホテルチェックインは18時頃。フロントに鞄を忘れるほどの疲れっぷり…。今夜の宿は「ホテルアーク21」です。駅からも近いし、平面駐車場があるのでここを選びました。
今夜の宿は「ホテルアーク21」
夜はホテルの下の居酒屋で済ませます。一応倉吉駅周辺歩いたのですがあまりピンとくるお店なかったので。まあ疲れていたし早々に寝たかったので、手短に済ませました。
おつかれさまー。カンパーイ!
チキン南蛮うまうま。
大山どり塩焼き。これまた美味でありました。
寝る前に、改めて「ひなビタ」の等身大パネルのことを調べてみると、30枚ちかくあるとのこと。だいたい巡り終えたと思っていたのでびっくりしました。まだ半分もまわれてない。2日目は計画的に行こうと計画を立てて寝ました。その日の夜はさすがにぐっすりでした。
そんな訳で1日目終了。続きはまた次回。
(関連記事)
夏の倉吉・呉・竹原遠征【2日目】
夏の倉吉・呉・竹原遠征【3日目】
(関連商品)
1.倉吉へ。
午前2時半、自宅を出発。仕事から帰ってすぐ床にはついたのですがあまり眠れてませんでした。倉吉までは高速で約6時間かかるそうで、仮眠を入れて8時間位かなって計算してました。お昼前に付けばいいかなと。
めかりパーキングエリアから関門橋。
八幡インターから九州道に乗って関門橋を渡ります。そして中国道へ。
美東サービスエリアで小休止。小腹が空いていたので瓦そばを食べました。瓦そばは山口県の川棚温泉の名物グルメです。西南戦争で屋根瓦で蕎麦を焼いて食べたのが始まりと言われてます。
美東サービスエリア。最近リニューアルされたので建物とかすごく綺麗です。中国道を走る時は、いつもだいたいここで休憩を入れます。
瓦そば。蕎麦の瓦でパリパリになった部分と柔らかい部分の歯ごたえがたまんないです。出汁につけて食べます。
午前5時。美東を出発するころには夜が明けてきました。
一時間くらい運転してると睡魔に襲われて、島根県の朝倉パーキングエリアで1時間ほど仮眠。眠気を払います。
その後、広島県の安佐サービスエリアで小休止し、三次東ジャンクションから松江道へ。基本的にはこのまま中国道を走って落合ジャンクションから米子道に乗り換えて、湯原インターで降りるのが普通ですが、ナビがこちらのルートを選んだので信じました。松江道は無料ですしね。
途中燃料がやばかったので、松江道を降りてガソリンスタンドを探したのですがなかなか見つからず苦労しました…。ガソリンスタンドがあるという案内で降りてみるとカードとか使えそうにない小さなスタンドばかり…。
松江郊外でなんとかセルフスタンドを見つけ給油。そのまま下道で松江市まで。宍道湖が見えてきたあたりでもう時間は10時を過ぎました。本来なら到着してる予定の時間。
宍道湖ふれあいパークより宍道湖。またいつかゆっくり宍道湖周辺をめぐりたいなあ…。
山陰の国道9号線と山陰道を東へ進みます。米子手前でナビの渋滞情報にも表示されなかった渋滞が…。インターでの普通車同士での追突事故でした。お盆休み期間中はこういった事故渋滞が多いですよね…。
午前11時半、仮眠のため琴浦サービスエリアに寄ってみます。琴浦さんまだまだ健在でした。琴浦町の琴浦さん、最近ではふるさと納税で等身大パネルもらえるということで話題になりましたよね。
サービスエリアの物産館ことうら。なんか食べようと思ったけど、座るところがなかったので止めました。
2014年の春に琴浦を訪ねてから2年…まだ琴浦町の琴浦さん、健在でした。
メニュー表にも琴浦さん。
2.初めての倉吉
そして12時半頃、やっと倉吉に到着しました。誰だよ、午前中につければ良しとか言ってたの。
倉吉市はちょうど米子市と鳥取市の中間くらいにあります。最初は18きっぷで行こうと思ったんですが、電車できちゃうと1泊では済まないことが分かって車に切り替えました。車でも近くにインターが無いので、岡山の湯原インターチェンジから下道を40分ほど走ります。少し交通の便が悪いですね。
良い観光資源をもっているのに交通の便が悪くてあまり知られていない。なんか竹原みたいですね。
初めての倉吉。あまり下調べもしてなかったので、土地勘がありません。なんとなく倉敷みたいに駅からすぐに観光地区があるのかと思ってましたが、倉吉駅の周りはよくある地方の中心都市みたいな雰囲気で、どこに行って良いのかわかりません。
観光地区っぽい白壁土蔵群は市役所の近くと聞いていたので、ナビで出してみると、けっこう駅から遠い。もし徒歩だったらかなり厳しい距離です(1時間以上かかりそう)。車だと10分くらいですかね。
市役所の観光駐車場に車を停めて、白壁土蔵群へ。江戸から明治時代に建てられた建物が並ぶ地域です。いわゆる小京都的な街並みを見ることが出来ます。僕の馴染みだと、倉敷、竹原、飛騨高山的な感じですかね。九州で言うと大分の竹田市や日田市豆田とかいう感じでしょうか。規模的には竹田に似てるなって思いました。
まずは白壁土蔵群地区の入り口にある観光案内所でマップを手に入れましょう。
3.倉吉とひなビタ
それでなぜ僕が倉吉に来たかというと、今、倉吉市は「ひなビタ」とコラボをやっていて、「ひなビタ」の舞台である倉野川市(架空の市)と姉妹都市提携を結んだということを聞いて一度行ってみようと思ってたからです。
そもそも僕が倉吉を知ったのは倉吉の萌えおこし企画である「きみわた」でした。「きみわた」の時も機会があれば行ってみようかって思ってたのですが、場所的になかなかどこかのついでに行くなんていうのも難しく、気にはなっていたけどすっと行けずにいました。今回の倉吉訪問の理由は「ひなビタ」と「きみわた」でした。
赤瓦一号館で見かけた「きみわた」のキャラ。「ひなビタ」の影に隠れてしまってるせいか、街の中ではあまり「きみわた」みかけなかったのでおお!?ってなりました。
「ひなビタ」とはKONAMIのWeb連動型音楽配信企画です。KONAMIの音ゲーでも曲が使われていて、僕はREFLEC BEATをたまにやってるのでそれで知りました。メディアミックスで展開されていてコミックやラノベなどの展開もあります。音楽でまちおこしをしようとす る女の子たちのグループ「日向美ビタースイーツ」の5人のメンバーを中心にリアルタイムで展開されていくお話です。”女の子たちがまちおこし”っていうと 反応せずにはいられませんw
なので、いつかこういう形でどこかとコラボみたいなことをするんではないかと期待していましたが、それが気になっていた倉吉とのコラボだと聞いてうずうずしてました。
でも、まあちょこっと等身大パネルがあるだけなんだろうと高をくくっていると、実際行ってみてびっくりしました。ものすごい力の入れよう。等身大パネルもせいぜいメンバー毎に1枚だけだろうと思ってたらとんでもなかったです。ちょこっと見て、残った時間はお隣の湯梨浜町のはわい温泉とかでゆっくりなどと思ってましたがとんだ計算違いでした。
白壁土蔵群地区のバス駐車場には「ひなピタ」ののぼり旗がずらり。これでまずは度肝を抜かれました。
あと、倉吉市には最近、ねんどろいどなどのフィギュアでお馴染みのグッドスマイルカンパニーの国内工場ができたことでも話題になりました。白壁土蔵群の入り口にいきなりねんどろいど桜ミクさんの看板があってびっくり。このニュースを思い出しました。
団子の看板の上にミクさんが!?こちらもバス駐車場にあったもの。
観光案内所などで配布しているグッスマ製の倉吉マップ。
直営店も、白壁土蔵群内のお土産物屋(赤瓦1号館)にあって、お土産に並んでねんどろいどが売られてる珍しい光景をみることができます。
赤瓦一号館。お土産物をたくさん売ってます。ひなピタの現地限定グッズも売ってますよ。
よくみるとグッスマの店舗の看板が。
4.倉吉散策
等身大パネル巡りをしながら、夕方まで白壁土蔵群を歩きます。等身大パネル巡りの模様は後日別の記事にて。
「ひなビタ」キャラパネルをちょっとだけ紹介。写真は元帥酒造本店にいたまり花ちゃん。
クラカフェにいた咲子ちゃん。
桑田醤油酒造のイブ様(一舞)とめうちゃん。
これほどの観光資源でありながら、人が少ないのが良かったです。団体客の姿とかほとんど見なかったです。ゆっくり巡ることができました。倉敷とかは人が多くてうんざりしますからねえ。ひっそりとした小京都の街並みを楽しめるという意味でも竹原っぽくあります。
豊田家住宅とか見学させてもらいましたが良かったです。行った時は誰も見物客がいなかったのでガイドの方にマンツーマンで案内して頂きました。
主屋は明治33年に建てられたもので倉敷の伝統的な町家形式を見ることができます。内部は当時としては贅沢な作りになっており、それ一本で家が立つような柱とかが使われてました。中庭は五重塔とかあったり、階段も踊り場があったり、こういう伝統的な古い建築物を見学する機会が多かった僕でも珍しく思える部分が多々ありました。
豊田家住宅。
ここにもキャラパネルが!凛ちゃん。僕のイチオシキャラw
天窓。
五重塔と太鼓橋。
一階奥の部屋。
床の間。
二階から蔵を見る。
二階の床の間。中央の柱は相当高価なものなんだそうです。
踊り場のある階段。こういう古い家の階段って急で狭いんですが、踊り場を設けている家は珍しいですね。
一階手前の部屋。蓄音機がありました。
七福神の彫り物も。この木彫の七福神、街のあちらこちらで見かけました。七福神巡りなんていうのもあるようです。
稲扱千歯(いなこきせんば)。この「稲扱千歯」と「倉吉絣」はかつての倉吉の名産品で全国に倉吉の名を広めたと言われています。これは収穫した稲から籾粒をしごき取るための道具で千歯、千歯扱きなどと呼ばれる昔の脱穀の道具です。竹製の千歯の歯の部分をを鉄製にしたのがこの「稲扱千歯」で、全国に普及しました。この「稲扱千歯」と「倉吉絣」が倉吉に富をもたらしたとも言われてるようです。
もうひとつ、倉吉淀屋も珍しかったです。大阪の淀屋橋に名を残す豪商「淀屋」と関係の深い商家で、大阪の淀屋が幕府に闕所(財産没収)された際に暖簾分けされて倉吉に残ったらしいです。建物の内部はある江戸の商家のイメージそのものだったです。
倉吉淀屋。倉吉最古の町家建物で、1760年(宝暦10年)に建てられた町家です。256年前に建てられた建物!?すごい。
時代劇でこういうの見たことありますよね?
昔の商人の暮らしを想像できる素晴らしい史跡でした。
以下、白壁土蔵群を散策して撮ったそのほかの写真。
市役所に隣接する打吹公園(うちぶきこうえん)。そこにある羽衣池。明治37年の造園の時に作られた池で、打吹山の天女伝説にあやかり「羽衣池」と名付けられたそうです。
ちなみに打吹山の天女伝説とは、農夫に羽衣を奪われた天女が人間と契って二人の子供を授かった後、天に帰り、それを二人の子供が悲しみ、天女が音楽を好んでいたことから、山頂で鐘を打ち、笛を吹いて奏楽をしたという伝説です。この鐘を打ち、笛を吹いたことから「打吹山」と呼ばれるようになったとのこと。
あれ?これ子供の頃に読んだ「天女の羽衣」やん?って思ったけど、同様の伝説は全国各地にあるようで、そのひとつのようですね。
琴櫻記念碑。倉吉出身の前佐渡ヶ嶽親方(第53代横綱「琴櫻」)の記念碑で、近くに記念館もあります。
白壁土蔵の街並み。赤瓦1号館前の通り。玉川沿いに土蔵が並びます。白壁土蔵群を代表する景色ですね。ちなみにひなピタののぼり旗の絵の背景はこの通り。
上の写真の場所の奥、大蓮寺付近の玉川沿いの風景。こちらの景色も良いです。
大蓮寺の隣りにある弁財天堂。
弁天参道(大蓮寺小路)。突き当りが大蓮寺の楼門。
大蓮寺の建物。一瞬、新興宗教?とか思ってしまいました。ちゃんとした由緒あるお寺です。
倉敷ふるさと工芸館前の白壁。
なにやら不思議な壁が!? ガイドに載っていたので行ってみましたが説明もなにもありませんでした。不思議。
おおSLがあるぞ!と行ってみたらC11蒸気機関車が置いてありました。
倉吉線鉄道記念館。倉吉にはかつて倉吉線というものがあったのですね。倉吉駅から関金の山守駅までの20キロを鉄道が通ってました。1985年に廃止されています。添田線あたりの廃止と一緒かあ…。この記念館があるところには打吹駅があったそうです。
ちなみに入場は無料です。ただエアコンもなにもないため、今の時期だと暑いです。涼しくなってから一度ゆっくり中を見学したいなって思いました。
線路跡のサイクリングロードにあった謎の石。
鉄道記念館から玉川に沿って戻ります。
町家清水庵(せいすいあん)。
うさぎさんがいまいた。
鳥っと屋。お店の方といろいろお話できました。この日、ご同業の方…「ひなビタ」ポップ巡りで来てるひとが何人かいたらしいです。
「りんりんや」のちくわソフト。気になってて、食べたかったけどタイミングとか悪くて結局食べられなかった…。
5.倉吉パークスクエア、倉吉駅、そしてはわい温泉
16時半くらいまで白壁土蔵群を散策してその後、倉吉パークスクエア(鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館)へ。気になる建物だったんで立ち寄ってみました。
特に用事もなかったんだけど、建物の構造に惹かれて入ってしまった。せっかくなのでお土産物屋で「ひなビタ」包装の打吹公園だんごを購入しました。
その後、倉吉駅へ。
最初南口の駐車場が分からず、かなり遠回りして北口へ。北口の駅前駐車場に車を停めて駅の中へ。
ちょうどコナン列車が来てました!
倉吉駅でもひなビタの等身大パネル発見!観光地区以外にもあるんだ…。そして駅のお土産物屋で「きみわた」のグッズ購入。
「きみわた」4コママンガ劇場一年生編。
オフィシャルガイドブック。
ポストカードセット。
ドラマCD。
ずっと気になっていた「きみわた」のグッズが手に入って嬉しかったです。
ホテルにチェックインするまでに時間があったのではわい温泉にまで足を伸ばしてみました。「ハワイゆーたうん」という日帰り温泉に入ろうと思っていたんですけど、人が多くて車を停めるところもなかったので諦め。
とりあえず、東郷池の湖畔の公園に車を停めて、ハワイ来ましたヨって写真を撮って倉吉に戻ります。
東郷湖羽合臨海公園。
モニュメント。
東郷湖マップ。湯梨浜のこのあたりも一度ゆっくり巡ってみたいですね。
東郷湖の景色。
6.倉吉の夜
ホテルチェックインは18時頃。フロントに鞄を忘れるほどの疲れっぷり…。今夜の宿は「ホテルアーク21」です。駅からも近いし、平面駐車場があるのでここを選びました。
今夜の宿は「ホテルアーク21」
夜はホテルの下の居酒屋で済ませます。一応倉吉駅周辺歩いたのですがあまりピンとくるお店なかったので。まあ疲れていたし早々に寝たかったので、手短に済ませました。
おつかれさまー。カンパーイ!
チキン南蛮うまうま。
大山どり塩焼き。これまた美味でありました。
寝る前に、改めて「ひなビタ」の等身大パネルのことを調べてみると、30枚ちかくあるとのこと。だいたい巡り終えたと思っていたのでびっくりしました。まだ半分もまわれてない。2日目は計画的に行こうと計画を立てて寝ました。その日の夜はさすがにぐっすりでした。
そんな訳で1日目終了。続きはまた次回。
(関連記事)
夏の倉吉・呉・竹原遠征【2日目】
夏の倉吉・呉・竹原遠征【3日目】
(関連商品)
コメント