花咲くいろは聖地巡礼湯涌温泉散策レポート後編です。前編はこちら

温泉街の一番奥、野外ステージ広場から階段を登った先にあるのが湯涌稲荷神社です。作中にも登場し、ぼんぼり祭りが行われる神社でもあります。まさに聖地という言葉がピッタリの巡礼スポットです。

巡礼ポイント】湯涌稲荷神社
01湯涌稲荷神社への階段
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湯涌稲荷神社へ続く階段。階段の両側にはぼんぼりが設置されています。

02湯涌稲荷神社への階段
03湯涌稲荷神社への階段
階段をすこし登ると稲荷神社の赤い鳥居が見えてきます。

04湯涌稲荷神社鳥居
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湯涌稲荷神社です。イメージしてたのとちょっと違う感じ。

05湯涌稲荷神社拝殿
拝殿。雪よけの為か、ガラス張りになってました。作中では祠だけだったですよね?これが違和感の正体だったかも?

06湯涌稲荷神社拝殿
拝殿には明るい時間であるにもかかわらずぼんぼりが灯ってました。

07湯涌稲荷神社のぞみ札
08湯涌稲荷神社のぞみ札
09湯涌稲荷神社のぞみ札
10湯涌稲荷神社のぞみ札
絵馬掛ならぬのぞみ札掛。

ぼんぼり祭りではこののぞみ札に願いを書き、本祭のときにお焚き上げしてもらいます。

ちなみに作中の設定では、この神社に祀られてる神様は狐を従えた小さな女の子で、よく迷子になるので、神無月に出雲に出かけるときに、道標にぼんぼりをかざし道標を示すという言い伝えからこの神事が生まれたとされています。そしてこのぼんぼりの下に願い事を書いたのぞみ札を下げるとその願いを叶えてくれるということです。

痛絵馬ならぬ痛のぞみ札も多くて見ていくだけでも楽しいです。

11湯涌稲荷神社ぼんぼり
ぼんぼりには奉納した団体や個人の名前が書いてあります。

12湯涌稲荷神社
稲荷神社らしく、狛犬ではなく狛狐です。珍しいと言う人もいますが、これは全国の稲荷神社はたいてい狛狐です。

13湯涌温泉野外広場階段
稲荷神社より野外ステージ広場を見下ろした構図で一枚。しかし本当に人がいませんね。

14総湯白鷺の湯
稲荷神社下、野外ステージ広場奥にある「総湯白鷺の湯」。時間とタオルがあったら入浴していきたかったのですが、今回はどちらもないのでパスしました。でも温泉好きな僕としては、いつか入りに来たいです。

巡礼ポイント】玉泉湖
15玉泉湖
温泉街の一番奥のさらに奥。坂を登っていった先にあるのが玉泉湖(たませんこ)です。作中にも「雪洞湖」という名前で登場します。

16玉泉湖
夏なのにうっすらと霞がかかっていて、独特な空気です。

17玉泉湖
22玉泉湖
湖の奥には氷室小屋があります。これは昔、夏に江戸幕府に献上する氷を保存していた建物とのこと。1月の大寒の日に雪を詰め込み、6月末に詰め込んだ雪を取り出す「氷室開き」という伝統行事が今でも行われているようです。

18玉泉湖
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ぼんぼり祭りではこの湖の湖畔でのぞみ札お焚き上げの神事がおこなわれるらしいです。

19玉泉湖
20玉泉湖
21玉泉湖
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玉泉湖の奥にあるあずまや橋。作中にも何度か登場します。

22白雲楼ホテル跡へ
玉泉湖から今度は遊歩道を抜けて白雲楼ホテル跡の広場を目指します。なんかアニメの聖地巡礼に来るといつも山道を歩かされてるような…気のせい?

23白雲楼ホテル跡地の広場
湯涌散策園の白雲楼ホテル跡広場。白雲楼ホテルは緒花たちが働く喜翆荘のモデルになったホテルです。

白雲楼ホテルは1932年に開業し、当時は東洋一といわれた豪華ホテルだったらしいです。終戦直後はGHQに保養施設として接収されたり、昭和天皇皇后が食事をされたりと栄華を極めていたそうで、1997年には国の有形文化財にも登録されました。しかし1999年に倒産し、2006年に解体されてしましました。ホテル閉鎖後は廃墟マニアの間で有名な物件だったそうです。

24白雲楼ホテル跡地の広場
広場の東屋の天井には白雲楼ホテルの様子を写したパネルが掛かっています。

25白雲楼ホテルのパネル
26白雲楼ホテルのパネル
27白雲楼ホテルのパネル
28白雲楼ホテルのパネル
相当豪華なホテルだったようですが、喜翆荘の外観とはかなり違ってる印象を受けました。確かに建物の雰囲気は似てるとは思いますが。

30白雲楼ホテル跡からの道
31白雲楼ホテル跡からの道
帰りはアスファルトの坂道を降っていきます。このあたりも作中で登場していたような…。

33湯湧温泉街展望
32湯涌温泉街にぼんぼりが灯る
坂の途中から湯涌稲荷神社方面を見下ろすと、ぼんぼりに明かりが灯ってました。点灯予定時間より若干早い時間だったのですけどね。

34湯涌温泉街
バス停の近くまで戻ってきました。点灯したぼんぼりを見る為に帰りのバスを一本遅らせようかどうが迷ってました。時刻表見たけど1時間後のバスが時期的に運休なのか運行なのかわからなかったのです。

迷った挙句、松村商店のベンチで休んでいた待機しているバスの運転士さんに聞くと「その便は運行されてますよ」と教えてくれました。そんな訳でもう1時間滞在を延長です。

35ぼんぼり点灯(野外ステージ広場)
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ぼんぼりの灯る野外ステージ広場へ。夏の長い陽も暮れて、ぼんぼりの灯りが夕闇に美しく灯り始めます。

36ぼんぼり点灯(野外ステージ広場)
37ぼんぼり点灯(野外ステージ広場)
38ぼんぼり点灯(野外ステージ広場)
ちらほらとぼんぼりを見に来てる人たちもいましたが、人が少なかったのでゆっくりぼんぼりの灯りを楽しめました。

40ぼんぼり点灯(野外ステージ広場)
41ぼんぼり点灯(野外ステージ広場)
月とぼんぼり。幻想的な情景が広がってます。

43ぼんぼり点灯(湯涌稲荷神社)
49ぼんぼり点灯(湯涌稲荷神社)
44ぼんぼり点灯(湯涌稲荷神社)
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湯涌稲荷神社への階段をぼんぼりが照らします。

45ぼんぼり点灯(湯涌稲荷神社)
54ぼんぼり点灯(湯涌稲荷神社)
湯涌稲荷神社も幻想的な空気で満たされてます。

46ぼんぼり点灯(野外ステージ)
47ぼんぼり点灯(野外ステージ)
50ぼんぼり点灯(野外ステージ)
51ぼんぼり
48ぼんぼり点灯(野外ステージ)
53ぼんぼり点灯(野外ステージ)
56ぼんぼり点灯(湯涌稲荷神社)
19時台のバスが出発するまでの間、ぼんぼりの灯る景色を堪能させて頂きました。バス1本遅らせて大正解だったです。

バスの時間がきたので名残惜しいですが、金沢市内のホテルに帰ることにします。いつか湯涌温泉の旅館に泊まりたいな。

57玉泉工房ぼんぼり
バス停横の玉泉工房さんの玄関にもぼんぼりがありました。これが湯涌のぼんぼり見納めですw

59湯涌温泉バス停
最後に湯涌&湯乃鷺温泉のバス停とバス。駆け足でしたが、花咲くいろは聖地巡礼、堪能させていただきました。またいつか来れるといいな。

この後、また約45分バスに揺られ金沢駅バスターミナルまで戻り、夕食を食べてホテルに戻りました。

この8月13日は朝から富山ライトレール鉄道むすめラッピング列車を見て、昼にのと鉄道の2両目の花咲くいろは列車に乗って、夕方に湯涌温泉を散策するという、とても濃い一日を送りました。この1年(2013年)でいちばん充実した1日だったと思います。


そういう訳で、念願の花咲くいろは湯涌温泉聖地巡礼を終えたわけですけど、イメージどおりだった場所とそうでない場所があって興味深かったなと。湯涌温泉を歩いたことで湯乃鷺温泉の具体的なイメージがインプットされて、今後花咲くいろはを見返すときにまた違った視点から作品を見ていけるんじゃないかと思います。

一番印象に残ったのは、意外の小さな温泉街だったんだなあってところですかね?ほんと2〜3時間もあればほとんどの巡礼スポットをまわれると思います。なので金沢に行ったついでにちょっと足を伸ばして立ち寄る感じでも十分楽しめるのではないかと。

しかし喜翆荘のモデルがすでに無いのは残念ですね。このアニメの制作があと5年くらい早かったら白雲楼ホテルも解体されなかった…のかもしれません。

それにしても、花咲くいろはというアニメがあったおかげで、湯涌温泉に来ることになったという”縁”が不思議に思えました。花咲くいろはがなければおそらく来ることも、そういう温泉地があることも知らずに一生を終えてたと思います。

今回は温泉にも入ってないし、名物も食べてないし、グッツも買ってない(店が閉まってた…)のでいつかリベンジしたいなと思ってます。


※当エントリーでは作中の画像を比較研究目的により引用しています。参考画像等の著作権は「(C)花いろ旅館組合」 にすべて帰属します。


(【花咲くいろは聖地巡礼】湯涌温泉散策リンク)

【花咲くいろは聖地巡礼】湯涌温泉散策・前編
【花咲くいろは聖地巡礼】湯涌温泉散策・後編 ←イマココ

(花咲くいろは聖地巡礼リンク)
【花咲くいろは聖地巡礼】宮崎青島ドライブレポート第1回
【花咲くいろは聖地巡礼】宮崎青島ドライブレポート第2回
【花咲くいろは聖地巡礼】宮崎青島ドライブレポート第3回
【花咲くいろは聖地巡礼】宮崎青島ドライブレポート第4回
【花咲くいろは聖地巡礼】花咲くいろはラッピング列車乗車レポート・前編
【花咲くいろは聖地巡礼】花咲くいろはラッピング列車乗車レポート・後編
花咲くいろはHOME SWEET HOME号乗車レポート1「乗車編」
花咲くいろはHOME SWEET HOME号乗車レポート2「西岸駅編」
花咲くいろはHOME SWEET HOME号乗車レポート3「穴水駅編」



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